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アジスの部屋


[41] 今という名の…
詩人:アジス [投票][編集]

午後7時
時計台の下で
僕は一人待ち惚け
 
流れる月日は
あまりにも早く
儚い想い出も
遠い彼方へと消えゆく…
 
だけど今このときだけは
確かに存在している
 
過ぎ去った過去も
限りなく広がる未来も
今この瞬間が世界のすべてなんだ
 
雪が降り頻る夜
僕はただ君だけを待つために
今ここにいる
 
遠くで手を振る君の姿
それが僕がここにいる証
 
君の吐息が
僕の手に温もりを与えてくれた
 
この温もりが
今という名の幸せを教えてくれるんだ…

2006/12/01 (Fri)

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