詩人:安曇 | [投票][編集] |
静かだ
日にすけたシルクのように
綺麗で、静かで
愛しい。
あなたは、
誰にも気付かれないよう
小さく
少し笑って
ごまかして
ひっそりと泣く。
だから誰も気付かない。
私は知っている。
誰よりもあなたの涙が静かな事を
誰よりもあなたの涙が綺麗な事を
言わないのは、
私だけの秘密にしたいから
気付いて欲しくないから
私だけでいいと
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寝ながら
貴方の手が私を探していました。
そっと触れたら
ほてった手が
冷たい私の手を撫でてくれました。
少しして
そっと放したら
貴方の手は動きませんでした。
しあわせそうな貴方の寝顔を見れて
嬉しい私の顔は
誰も知りません。
少しだけ、
また私の手を探してくれないかな
と、ほてった手をつついてみました。
そんなことも、貴方は知りません。
可愛い寝顔をみせるだけ。
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いいたいことはいいなよ。
と、あなたはいうけれど
いいたいことなんてないよ。
もしかして、
わたしに
なにか
いってほしいの?
もんくなんてつかれるだけだし
あいのことばは
たくさんはいいたくないの
あなたがほしいことばは、きっと
かなしみをよんでくるね。
だから
なおさらいわないよ
あなたは
なにもわからずに
わかったように
いっていた
わざわざ
ざつおんのなかで
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夜空が綺麗だから、
それだけだから
泣いてもいいよね
さよならは決して不幸ではないと、
わかってはいるけれどさ
溢れ出す涙、締め付けられる胸
思い出すあなたは優しい笑顔で…
夜が静かで、眠れない
そんな夜でも空は綺麗で
悲しいだけじゃないから、
泣いてもいいよね。
明日はきっと笑えるから
いつか、笑って
ありがとうって言えるまで
今日の夜空はにじんでいた。
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よそみはフラチな
ただの遊び
そんな言葉をにぎりしめ
あなたは気軽にわらっているけど
私は知らないわけではないよ
あなたは遊びとわらうけれど
わたしは遊びで片付けられないから
それでもいいなら
ずっとわらって遊んでいれば。
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行かないで、そう言えなくて
ダメね、強がってうつわデカイふりが
自分を追い込んで、
あなた、どうして私を困らせていくの
二人の距離が近すぎることは前から、わかっていたつもり
痛いほど
友達なんて言葉はね、恋心が芽生えたらただの重い鎖
こんなにも、心はあなたに
恋してるの、悲しくなるほど
笑って、可愛いだなんて
むやみに私をからかわないでよ
本気で言ってないのは、知ってるのに
期待してしまう
さよなら、なんて
言えたらとても、楽になれるだろう
好き、か、さよなら、しか
残されていない、友達への恋。
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空が一周する前に、雲が流れ終わる前に
太陽が燃え尽きてしまう前に
私は自分を信じてあげなくてはいけないね。
きっと、誰もが自信なんてなくて
あなたもきっと、完璧ではなくて
だから、つまづいてもいいよね。
なんて、言い訳をしてること
笑わないでね。
これでも結構、真剣だから
私の中で、あなたに恋していることは結構
真剣なことだから
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もどかしい
二人の夜が流れて
ゆるやかな光が顔をだしている
言葉に表せない感情が
私の体を占領しようと、動き出し
薄明かり
隣の貴方は幸せそうに眠っている
私の想いも知らず
にやけた寝顔が可愛いと、
優しくなでて、静かすぎる夜を恋しく思う。
もどかしい
どうして、こんなにも愛しいのに
もう少しだけ、眠らずこうしていたい
でも、私の想いとは裏腹に
まぶたが重くて
もう貴方を見ていられない。
明日は帰らなくちゃいけないのに
もどかしい
とても、とても。
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小さい頃は
泣き叫んで、ただをこねて
嫌だと言えたのにね。
涙を我慢して、笑顔で
なんでもないよ、だって
これは大人になったってこと?
それとも、子供のままだから?
だから、こんなに悲しくなってるの?
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とても素直じゃない夜
友達にはやつあたりしちゃうし
あいつは連絡くれないし
私はとってもひねくれました。
友達に、こっそりごめんって謝って
ひねくれきれずに、めんどくさい人です
への字に曲がった私の口元
今、くろい夜にのみこまれています。