詩人:安曇 | [投票][編集] |
出会えるでしょうか。
ささくれた心がきれいになるような恋に
出会えるでしょうか
穴が開いた心があふれ出してしまいそうな感情に
出会えるでしょうか
あなた以上の人に
今はただ
重い心とともに、笑えない私がいるだけです。
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いつも
私の先を歩いて
ぐんぐん先にに行っちゃうのに
振り返って
私を待ってるあなたに
愛を感じてしまいました。
あなたが照れてること知ってるんだよ
言わないのは
あまりにも
あなたが可愛いから
ついつい
もっと見たくなっちゃいました。
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偽りのない想い
溢れ出しそうな愛を
ポケットに潜ませて
あなたの隣にいる
あなたはさよならを
ポケットに潜ませて
青白い顔色を私に見せつけてる
どちらのポケットにも
嘘は隠れてないけれど
こぼれ落ちた瞬間に
お互いが
きっと
傷ついてしまうでしょうね
ふたりともわかっているから
なかなか
ポケットから出せないでいるんです。
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私が無鉄砲に走れなくなったのは
守るべきものができたから
愛おしい、と
守りたい、と
そう思ったから
私は自分のことも守ろうと思った
あなたのそばにいたいから
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泣いて泣いて
そんな時もありました。
一生忘れられないと
あの人も、あの日々も
そう思っていたのに
今はゆっくり
とてもゆっくりと
記憶が薄れて、あの人も薄れて
こんなにも穏やかに
思い返す日が来るなんて
あの時は想像も出来なかったのに
泣いて泣いて
そんな時もありました。
泣き続けたあの日があったから
今の私がいるのでしょう
強くなりたいと、思えたのでしょう
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あなたと出会ってすぐは
私は不安の服をがっちりまとい
嫌われたくないと
いい子ちゃん仮面を脱げずにいました
あなたはいつも
せかすわけでもなく
せめるわけでもなく
私を包んでくれていました
周りがどうとか
普通がどうとか
そんなことに振り回されていた私を
ゆっくり、ゆっくりと
包んでいてくれました
それぞれの形があって
私だけの服があって
あなただけの愛があって
いちまい、いちまい
不安の服をぬいで
すこしずつ、すこしずつ
いい子ちゃん仮面をずらして
今は不安の服も
いい子ちゃん仮面も
捨てちゃいました
あなたに出会えたことは
私の一番の奇跡で
一番の運命です
恥ずかしくて言えないけど
これは本当だよ
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声を失った少女は
想いが伝わらずに
泣いたり、困ったり
時には怒ったりしました。
それでも自分の想いが伝わってくれません。
少女は最後に
にこにこと笑い出しました
想いが完璧に伝わることはなかったけれど
あの人も
にこにこと笑ってくれました
これでいいや、と
少女はまた笑いました
笑顔がいいや、と心が暖かくなりました。