詩人:安曇 | [投票][編集] |
空の海でぷかぷか雲ごっこ
可愛い形のお手伝いしたりして
おひさまには軽く手を振って
ぽかぽか光をすこーし貰う
気ままな風の背中にのって
ぴゅーっと君の街まで行くね
おひさま眠りにつく色に
染まる前の夕方
身を任せて色に染まる
蜂蜜色のお月さま
軽くお辞儀をしたりして
夜に染まった空の海
流れる星とかけっこタイム
キラキラ星屑
僕だけの宝箱にこっそりしまおう
りんごんりんごん
時は過ぎ
りんごんりんごん
日々は過ぎ
だけど、だけど
変わらないものもある
今日も
おひさま目を覚まし
朝になった空の海
今日は何して遊ぼうか?
詩人:安曇 | [投票][編集] |
空で生まれた僕は
気が付いたら
空のお家で星になっていました
蜂蜜色の月にお辞儀したり
うっすら光ったりしながら
小さく見える街を見てました
まわりは星の家族達
ほほ笑みながら共に光り
堂々と夜に咲いています
星に願いを
なんて、みんな言うけど
星の僕にも
叶えたい願いがあります
涙目で、すがるように僕らを見つめる女の子
ちんまりした女の子が
必死に何かを願ってて
僕に力があるならば
君の願いを叶えてあげたい
少しでも笑って欲しいです
でも、僕は星だから
夜とゆう空の海で
僕だけの光を放ち
君を見守るしかない
せめて
淋しくなった時に
心が和むように
君に向けて放つから
泣きたくなったらさ
また、空を見上げて下さい
無数の光の中に
懐かしいを見つけたなら
きっと
それは、僕だから
僕の願いは君の笑顔
空は相変わらず穏やかに過ぎています
蜂蜜色の月が
うつらうつら居眠りをしていて
僕らは静かに笑ってました
穏やかな夜の空で
僕は今日も自分の光を放っています
詩人:安曇 | [投票][編集] |
しとしと
肌にくっつく雨
優しい雨が
雨の匂いと共にやってきた
最近雨の日が増えている
いつもの土手にぼーっと
一人、立っていた
やんわり雨が世界を
静かにやわらかく
濡らしているのがわかる
ねぇ
空も泣いているの?
じっとり
雨が体にくっつき
涙か雨か
僕の顔は濡れていた
草も花も、土も木も
雨を受け入れ
家も道も、風も川も
雨に包まれる
しとしと
僕を包む雨
冷たく僕の温度は下がっていくけど
まるで
僕と一緒に泣いてるみたいで
ほっとした
気が付くと
雨はやみ、澄んだ空が僕の背中を押した
秋の午後
詩人:安曇 | [投票][編集] |
闇を目の前にして
泣きたくなった
闇を目の前にして
逃げたくなった
強い、弱い
どちからに分けたがる人間
好き、嫌い
どちらかに分けたがる人間
キラキラ光と共に
甘く輝くはちみつが
闇を恐れる僕に
やわらかく染み入る
とろーり甘く
とろーりヒカリ
はちみつ色の月が
僕を導いてくれたように
君の道しるべになりますように
詩人:安曇 | [投票][編集] |
涙の海で溺れた魚
甘い浮き輪にしがみついて一粒の涙を流した
キラキラヒカル
ピンクの泡のベッドで休んで
溺れた魚を温める
紅茶にアイスを入れた
甘い甘いミルクティー
あたしが作ってあげるわ
涙の海で溺れた魚
仲間とはぐれてひとりぼっち
優しいイルカの背中に乗り込んで
ふわふわの雲まで飛んで
ゆっくりみんなを見つけるね
涙の海で溺れた魚
甘い浮き輪にしがみついて一粒の涙を流した
詩人:安曇 | [投票][編集] |
急に秋に染まっていく街
冷たくなった君の指先
君は隣で両手を擦りあわせて温かい息をはいて
寒がりな君に僕の温度わけてあげる
こっそり手を温めてるのはそのためなんだ
なんて、言いだせない
君の手まで後10センチ
ピンクの雲ゆれて
僕らを見守ってる
秋風よもっとふいて
寒いね。と笑いあえるのが細やかな僕の幸せ
ぴったりくっついて寒がりな君を温めてあげたい
全然温まらない君の指先
なのに
手袋を使わないのは何で?
なんてね。
期待しちゃってもいいのかな
君の手まで後5センチ
ピンクの雲ゆれて
僕らを見守ってる
秋風よもっとふいて
寒いね。と笑いあえるのが細やかな僕の幸せ
思い切って手を繋いでみました
冷たい指先が僕の右手の温度を下げる?
冷たくなっていく右手
ゆっくりゆっくり同じ温度
少し温かくなった秋の夕方
詩人:安曇 | [投票][編集] |
静寂包む夜の闇
どんより覆う黒い雲
じんわり滲む空はなぜ
こんなに僕をひきつける
闇の隙間、空の道
一瞬現われ消えていく
誰かに開いた道ならば
誰かの願いが叶うとき
空の道は現われる
僕の前に空の道
開けるときはいつなのか
ぼーっと待ってた昨日まで
何も変わらぬ日々が過ぎていた
待ってるだけの道ならば
まずは何かを始めよう
何かが変わるかもしれぬから
静寂包む夜の闇
僕は確かにここにいる
詩人:安曇 | [投票][編集] |
静寂に包まれた夜の公園
懐かしさが溢れだし
あの時を思い出す
いつのまにか
僕は遠くまで歩いていた
ジャングルジムの中
右端は僕の部屋
おままごとのお家
いつも君と遊んだお家
一番上は二人だけのベランダで
夜になったら
ご飯食べて星を見て
二人で内緒の話を交わす
そう、約束してはクスクス笑ってたね
叶うことの無い
楽しい約束
だって
暗くなったら本当のお家に帰るから
わかっていたけど
いつも約束したね
あれから
たくさん時間は過ぎて
おままごとはしなくなった
時間に追われ
忙しさに追われ
君との公園にも行かなくなって
それが当たり前
僕らのお家が
ただのジャングルジムに…
君がぼやけた思い出の箱の中に
バラバラになった君と僕
ふと
思い出したんだ
静寂に包まれた夜の公園
二人だけのベランダに久しぶりに登ったの
コンビニで買ったおでんを食べて星を見る
ねぇ、覚えてますか?
君と見たかった星空は
キラキラ光って滲んでた
詩人:安曇 | [投票][編集] |
人に溺れる
あなたに溺れる
まるで陸にあがった魚
苦しくて、苦しくて
息が出来ない
僕は立ち止まる
人の波から立ち止まる
速い流れが僕を押し流す
あなたに溺れる
あなたを見つけるまでが
長い長い魚の時間
詩人:安曇 | [投票][編集] |
頭が重い、体が重い
嗚呼、憂欝
君と僕の甘い夢は消え
灰色の現実、飛び込んだ
頭が溶ける、体が溶ける
嗚呼、憂欝
君との思い出、キラキラと輝き放ち
僕を締め付ける
何もしたくない
君がいない
何も出来ない
君に逢いたい