| 詩人:安曇 | [投票][編集] |
心に浮いた雲が
ゆっくりと赤く染まり
僕の想いも赤く染めて
僕の目も赤くなった
願いが必ず叶うと
いつから思えなくなったのかな
叶わぬ願いが胸の奥をちくちく突いている
願いは相も変わらずに
僕の中で増えているよ
涙が流れてしまう
時には泣いてもいいよね
君の幸せを祈るね
叶わぬなら何度でも
そして
二人の幸せをこっそり祈るね
叶わぬなら何度でも
祈るよ、想いをこめて
心に浮いた雲が
ゆっくりと赤く染まり
僕の想いも赤く染めて
僕の目も赤くなった
君の前だから
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君の夢をいつも見てる
目が覚めて微かにぼやける
手を振りながら微笑む君
涙が止まらないよ
いつのまにか言葉に出来なくて
喉につまっていた
僕の素直な気持ち
君の不安に気付かずに互いに通じ逢っていると
君のサインを見逃してた
泣き出す君、震えながら
僕の右手を手放して
さよなら。と僕らの部屋を出ていった
君の声がいつも耳に
耳の奥に染み込んでる
涙混じり小さい声
胸に突き刺さる
引き止めようと出した右手するりとかわして
滲む君の背中がヒカリ、消えていく
言えなくなった言葉達を
君に伝えていれば、素直になってれば
後悔、糸で縛られた
力を入れたらすぐ切れそうな気持ち
君の夢をいつも見てる
目が覚めて微かにぼやける
手を振りながら微笑む君
涙が止まらないよ
今も君がとても愛しい
時間よ戻ってくれないか
縛られてる君への想い
―もう1度逢いたいよ
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止まらない時間が意地悪に思えた帰り道
ずっと君に逢いたかったんだよ
優しく感じたやわらかい風に話してみたり
すごい待ち遠しかったんだよ
道の隅に咲いている花に話してみたり
ずっとずっと待っていた1日なのに
あっとゆう間に帰り道
君の横顔をちらちらみながら
胸がちくちくして
止まらない時間が意地悪に思えた帰り道
できるだけゆっくり過ぎて欲しいって思っていたんだ
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窓を滲ます雨
歪んで見える風景
このまますべて流れちゃえば
このまますべて飛ばされちゃえば
鉛のような黒い想いを抱えて
雨に密かに願う
いい子はもういらない。
弱虫もいらない
窓を滲ます雨
歪んで見える風景
―僕に余裕をください―
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三日月ゆらゆら夜の海
消えそうに浮かんでいる
夜の目印
薄い薄い三日月が
誰かの為に懸命に輝る
微かに見える三日月のまわり
頼りないようで、存在が無いようで…
時に雲に隠されて
星とともに輝いて
三日月は人を導く
穏やかで優しいヒカリで
心のなかにするりと入りこんできた
君も同じこの三日月を見てたら良いな
三日月ゆらゆら夜の海
頼りなく浮かんでる
夜の道しるべ
三日月ゆらゆら夜の海
君に届けこのヒカリ
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サイダー味のキス
君の冷たい唇が僕の熱を奪ってく
キスの後はいつも甘い味がしたから
つい、笑顔になっちゃうの知ってた?
夏っでだけではしゃいで
一生懸命遊んでて
子供みたいに黒くなっていたね
いっぱい遊んで
いっぱい笑って
ちょびっと泣いた
今年も夏が過ぎていく
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四つ葉のクローバーを持って泣いていた
両手は泥だらけで
少し痛く
冷たい風のせいで
僕の長い髪が光ながら揺れていた
―行かないで
そう
ずっと喉につかえてる言葉
言葉のかわりに涙ばかりが溢れてしまう
困られたくないのに
強がりなんて
今では無意味で
言葉ではつたえられない想いを
四つ葉のクローバーに願いをこめて
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静かに目を閉じてみると
変な形したヒカリが
ぼやーっと暗やみに浮かんでいた
揺れる電車の中
心地良い揺れに身をまかせて
夢と現実の狭間に
ぼーっと座っていた
目を開けると
ガラスに映る僕が
僕を見てた
電車の揺れが
睡魔に力を与え
電車の空気が
僕を切なくさせる
―君は今、仕事中かな?
―頑張ってるかな
―疲れてるかな
―怒られてないかな
―無理してないかな
久しぶりに乗った電車の中が
こんなにも切なく感じるのは
なんでかな。
…なんでだろね。
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懐かしい曲が
ゆったりと僕に馴染んでいく
『あの頃は楽しかったね』
あの頃とよばれた日々の
楽しさや、苦労
思い出という籠の中
懐かしい曲が
こんなに胸を切なくするのは
籠の中からこぼれ落ちる思い出のせいかな
今の僕もいつかは思い出の籠の中に入るのかな