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安曇の部屋


[147] 忘れていた宝物
詩人:安曇 [投票][編集]

小さい頃

原っぱで

首飾りを作った花が

道端に咲いていた


小さく小さく

すみっこに咲いていた


今にも枯れそうで

何度も踏まれたようで

何だか

その花を見てると泣けてきた




陽だまりが暖かくて

原っぱが話し掛けてきて

緑達に囲まれて

土と草の匂いが好きだった




ああ、そうだ


僕は好きだったんだ




頭の中に残った

あの陽の優しさが染みてきた

いつのまにか忘れてしまってた

大切な宝物




ああ、そうだ


僕は好きだったんだ

2005/11/11 (Fri)

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