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安曇の部屋


[149] 色の世界
詩人:安曇 [投票][得票][編集]

紫の川に
ピンクの葉っぱが流れて


オレンジの空に
緑のシャボン玉が揺れる


茶色の雲が
チョコのようにとろけてオレンジに混ざる


真っ白なヒカリが僕らを照らして
奇妙な色の世界消していく


昼休みが終わった5時間目


外を眺めながら考えるは
奇妙な色の世界


ぼーっとしている頭の中で幻想的な夕焼けを想う


僕と君の手


僕らの温度


きっと
優しい色に輝いて


頬を染めるは恋の色


二人でいれば
まわりも色付き染まっていく


空想は膨らんで

空想に飲み込まれ

現実と空想が絡み合う


ただ

現実でも空想でも

僕が色付くのは君を想うとき




紫の川で水遊び
ピンクの葉っぱをつかまえよう


オレンジの空を二人で眺めて
緑のシャボン玉で遊ぼうよ


茶色の雲に手を伸ばし
チョコのようにとかして

面白いね。
って笑おうよ


真っ白なヒカリに照らされて
君が現実に戻っても




恋の色に染まりながら


僕は君を想うから


…君が僕に気付くまで

2005/11/13 (Sun)

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