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安曇の部屋


[90] 電車の中で
詩人:安曇 [投票][編集]

静かに目を閉じてみると
変な形したヒカリが
ぼやーっと暗やみに浮かんでいた


揺れる電車の中
心地良い揺れに身をまかせて

夢と現実の狭間に
ぼーっと座っていた


目を開けると
ガラスに映る僕が
僕を見てた


電車の揺れが
睡魔に力を与え

電車の空気が
僕を切なくさせる




―君は今、仕事中かな?


―頑張ってるかな


―疲れてるかな


―怒られてないかな


―無理してないかな




久しぶりに乗った電車の中が
こんなにも切なく感じるのは


なんでかな。


…なんでだろね。

2005/09/04 (Sun)

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