詩人:空白 | [投票][編集] |
あの夏の日
色が足りない
海や空の
絵を描いて
大きな太陽と
かけっこしたね
決まって僕が負けるけど
雲には勝ててた
研究はそっちのけで
コーラで乾杯
騒がしい夏の風
染み入る焼けた肌
スマイルが合い言葉
せーので走り出す
そんなことが
大切で
地球の片隅と
繋がる海
手を振って
届いたかな何処かに
なんでって
二酸化炭素弾ませて
塗りたくってみた
ねぇどうして
喉を震わせないの
速く速く
日々は過ぎて
風鈴を揺らす
平均してくんないかな
ほらまた僕を呼んでる
まだ来ない
見えるけどそこに
胸がドキドキ
目はランラン
もう過去形?
安い言葉が
夢を壊して
用意が出来ない
ライバルは科学で
臨時休暇を
留守番して過ごすの?
冷蔵庫開ければそこは
ローカル
忘れたくないよ
あの頃の気持ち
詩人:空白 | [投票][編集] |
ねぇ
世界に散らばる
無数の言葉を
どれだけ
僕は知っている
どれだけ
僕は使えてる
ねぇ
教えて
僕はもっと
知りたいんだ
世界は言葉で
僕はそれに
群がる
ちっぽけな
蟻だね
甘くもないのに
ただ求めて
手に入らなければ
泣き叫ぶ
ただの子どもさ
ねぇ
おしゃぶりは
いらないよ
ただ
子守歌の代わりに
僕の知らない
言葉を
もっと教えて
詩人:空白 | [投票][編集] |
曖昧なアイロニー
一瞬のイノセント
五月蝿いウィルス
笑顔のエンジン
押し寄せるオンライン
堅苦しいカタルシス
気違いキャンペーン
組み合わせクライマックス
現代ゲーム
言の葉コカイン
寂しさサイト
知らずにシェイク
隅っこスペース
せっかくセバスチャン
素知らぬソフィア
たまらずタイム
ちっぽけチャンス
つくづくツール
手探りテレビ
とにかくトレース
内容ナイター
人間ニュース
温いヌードル
根深いネット
軒並みノウハウ
はっきりハイテク
ひたすらヒアリング
普通はファンタジー
平均ベンチャー
殆どポイッと
間違いマガジン
魅力的ミステリー
難しくムード
面倒メディア
目標はモノクロ
やっぱりヤラセ
ゆったりユニーク
呼んでるヨーグルト
羅針盤ライフ
理論リズム
累積ループ
恋愛レシピ
論文ロンド
我々のワード
我々はワールド
詩人:空白 | [投票][編集] |
与えられるのは
意味のない羅列
美しくも
似非な角度
オリジナルは
完全に落ち
きっと盗作
繰り返し
掲載されて
言の葉は枯れ
さわさわと
雫は
墨を落とす
正義のように
外見だけ
沢山の先達を
散らかす
付け足す
てにをはを
とりあえずさ
懐かしく
似てる何かの
ぬるま湯で
寝転ぶ
伸び伸びと
はてそれは
ひたすらに
塞いでいく
編集の編集で
殆ど
回る回る
未熟な言葉
無数に落ちて
目眩がする
もう少し待って
やっぱり
ゆっくり
要するに
ランダムの
リンクな
類似
レンタルで
呂律をなくす
私をなくす
謝りはしません
謝りはしません
詩人:空白 | [投票][編集] |
海や空が
青いのは
クレヨンで
画用紙に
純粋な手が
塗りつぶしたから
屋上から
紙飛行機を
飛ばしたのは
今も何処かで
飛んでいて
ほしいから
空を飛ぶ鳥が
自由なのは
背中に
希望を
縫い付けられたから
儚さが
人の夢なのは
壊されるのを
知りながら
見てしまうから
夕陽が
空を染めるのは
家に
早く帰りたいから
闇が
温かいのは
光が
僕自身を
奪ったから
僕が静寂を
好むのは
人の弱さと強さに
惑うから
詩人:空白 | [投票][編集] |
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
砕け散った
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
霧散した
掻き集める
君は
僕をどうしたいの
繋ぎあわせても
僕はソコには
現れない
僕はココにいる
僕はココにいない
バラバラになって
融けてしまった
ソレはいつだって
僕のモノではなかった
ソレはいつだって
僕を壊した
詩人:空白 | [投票][編集] |
薄汚れた手で
私に
触れるな
高々と
掲げた旗も
継承者はなく
飛び交う言葉が
銃弾の雨と化し
純粋たる教えは
地を這うのみ
私は
血を流すために
生まれたのではない
私は
私は
苦しめてばかりだ
本当に
救われるべき人を
雲間から
下界を
覗きこむ
涙と怒りが
身体を震わす
寂しさを
紛らわすために
創らねば
よかった
私を模した
人間など
詩人:空白 | [投票][編集] |
僕の言葉は
宙を舞い
誰かに届く前に
意味を失う
誰かの言葉は
僕に届かず
壁にぶつかり
意味さえ壊れた
既成の言葉は
無数の辞書に
彩られ
ひとつの言葉は
無数の理屈を
詰め込まれ
肥大していく
誰が解るというのさ
無数の意味から
ひとつの意味を
詩人:空白 | [投票][編集] |
私は私なのか
論理のない露悪さ
例外のない劣等感
累積する類似が
理解できない罹患
落下していく楽観と
夜毎蘇る恐怖は
許されぬ夢物語
優しい闇の中は
模範的な目標
目まぐるしい目眩
無添加な矛盾
未使用な未来が
間違い満載で
ほくそ笑む方針
平和は編集された
普通が不思議な
比較的非常識な日常
歯痒い白紙
ノートに残せず
根深い螺子が
抜けぬまま
滲んだ日記
何故何度も
取り敢えず閉じて
展開を提供
つまらない通常は
知識欲で致死量
例えば沢山
それをそのまま
世界にセットすれば
姿は何桁かの数字
システムの下で
最適な作品ですか?
この効率の悪さは
継続する現在が
空虚な苦痛で
消えたい疑問しか
紙に書けない
可笑しさに溺れ
笑顔の嘘を描いた
泡沫な運命共同体
行き当たりばったりの居心地の良さを
ある程度は愛している
詩人:空白 | [投票][編集] |
ありがとうを
言えなくて
薄っぺらい嘘で
営業スマイル
起きてるか解らない
回路でひたすら
綺麗事並べてる
下らないね
消したいこと
壊したいもの
更に増えたよ
四季折々
睡眠不足で
世間に溺れる
疎外感
助けても言えない
小さな嘘と
継ぎ接ぎだらけの
体たらく
閉ざしたドアの
無くした鍵穴は
似せた鍵で
塗り潰した
眠い頭で
のっかる波に
始めから
ひたすら溺れて
不思議なんだ
部屋にいるのに
ほらここにいるのに
間違いだらけ
見境無く
無秩序の無色透明
目に見えなくて
もがくだけだ
約束したんだ
指切りで
夜に負けないって
落書きだけ増えて
理想が減ってく
ルールなんて
連日無視して
老人のように
解ったフリして
限られた時間を
無駄遣いするんだ