詩人:空白 | [投票][編集] |
喧騒から
聞こえてくる
悲鳴と嘆きを
BGMにして
自由について
思考する
過去から
聞こえてくる
悲鳴と嘆きを
BGMにして
平和について
黙考する
科学に圧された
現実から
聞こえてくる
溜息と諦めを
BGMにして
夢を
雲のない空に
描いてみた
地上から
聞こえてくる
悲鳴と懺悔を
BGMにして
神について
あらゆることを
言ってみた
使われすぎた
言葉たちは
磨耗して
形がなくなっていく
詩人:空白 | [投票][編集] |
カチャカチャと
操作して
ゲームオーバーに
なったら
リセットして
生きて
死んでを
繰り返して
眼が死んでく
想像の種が
腐ってく
イライラが募って
手当たり次第に
ぶち壊して
なんか
スッキリして
またしてみようかなとか
思ったりして
なんか
クダラナイよ
全てが
押してくれませんか?
僕のリセットボタン
ねぇ
神様
詩人:空白 | [投票][編集] |
舐めてみれば
甘さが
舌を慣れさせる
少しだけ
影を落とすのは
君が白い
嫌われ者だから
魅惑的な音に
切ない手のひら
ザラザラと
君が被る
淋しさと
舌に広がる
冷たさに
重ねた
止まらない
僕以外への
アイロニー
詩人:空白 | [投票][編集] |
或いは
意味が
嘘を彩る
エッセンスで
大袈裟に
かっこよくが
気持ちいいなら
口が裂けた
獣になればいい
言葉は凶器だ
債権だ
知らず知らずに
スカスカになる
世知辛い世の中
その癖
大事なのはと
違う言葉を
付け足すしまつ
テキストと辞書は
閉じたまま
中身のない会話で
煮詰まりはしない
抜けているのは
螺子でなくて
ノートの中身
はやいはなし
ひとつひとつ
吹き込んでいた
変換機能は
ボタンがきかない
やる気のない
ゆえに
余計な言葉の
ラインナップで
理解できなくて当たり前
ルールは聞かない
連想ゲーム
露骨に無視が一番だと誰かが言った
解り合えるのは
儚い
人の夢ですか。
詩人:空白 | [投票][編集] |
真実も
倫理も
夢も
希望も
飴玉のよう
味わい尽くしたら
消えてしまう
口に出す前に
霧散してしまう
だから
僕は
ホントになって
欲しいことは
言葉にしない
嘘にまみれて
消えてしまうから
詩人:空白 | [投票][編集] |
喉を絞って
出る声が
どれほどのことか
言葉は
何処までも
届くというのは
嘘っぱちで
言語の壁は
越えられない
数えるのが
億劫なほど
ヒトは溢れて
学術的な
繋がりしか
無いのだと思う
わらわらと
目の前にある
問題点に
うんざりしながら
それでも
退廃が
空気中に
散布されて
久しいが
限りなく
無力な
限りなく
無意味な
言葉少なな
僕の言葉で
伝えたいこと
詩人:空白 | [投票][編集] |
僕らは蝶だ
日常という
守られた世界で
思い思いに
飛んでいる
僕らは美しいだけの
平和という
花を必要としない
外敵のいない
温室で
実体のない
恐怖を
所望している
真実という
苦い蜜を
舐めるより
どこか
荒れ果てた場所に咲く
毒々しい花の
甘い蜜を
想像力で舐めながら
どうして
酷い
可哀想と
リンプンを
撒き散らすだけ
その羽の模様に
そのリンプンに
毒がある
僕らは
蝶ではなくて
蛾だと
そこは
温室ではなくて
荒野だと
早く気づいて
詩人:空白 | [投票][編集] |
生まれてきてから
?だけ
増えていき
数えるのも
めんどうで
本当に
知りたいことでは
ないのかもしれないと
自分で
また増やす
悪循環で
。で
結べる時は
何時だろうかと
またいらない
?が浮かんだ