詩人:空白 | [投票][編集] |
ひねくれ者の
蟻が10匹空を飛び
解りにくいかもしれないけどさ
ぶっきらぼうの
蟻が10匹空を飛び
照れくさいからさ勘弁してよ
喧嘩しても
蟻が10匹空を飛び
いつもごめんね
挨拶代わりに
蟻が10匹空を飛び
これからも宜しく
ただのすれ違いでも
蟻が10匹空を飛び
僕がいることに
蟻が10匹空を飛び
当たり前に
今日に昨日に明日に
蟻が10匹空を飛び
向日葵になって
眩しい太陽に
蟻が10匹空を飛び
コート探して
厳しい寒さに
蟻が10匹空を飛び
改めて
小さくなった背中に
蟻が10匹空を飛び
思い出話と
見上げた顔に
蟻が10匹空を飛び
さりげなく
並べた肩に
蟻が10匹空を飛び
影でこっそり
蟻が10匹空を飛び
悪口の方が多いけど
忘れないうちに
蟻を10匹
胸に抱いた
蟻が10匹空を飛び
言葉少なな今の僕が
届くといいな
詩人:空白 | [投票][編集] |
僕は
弱虫だから
選べないんだ
生きることも
死ぬことも
そんなこと
考えてる僕を
他人は
バカにするだろう
でも
解らないんだ
生きることも
死ぬことも
選べなかったら
どうすればいいのか
解らないんだ
詩人:空白 | [投票][編集] |
静けさを
連れてきた
雨の音は
母の心音に
似ていた
耳よりも
体に
浸透していく
外に出れない
体温と
混ざり合って
僕の意識を
落としていく
小雨の音は
淋しさをうめる
雨の音は
泣くための
土砂降りの音は
眠るための
僕だけの
メロディー
詩人:空白 | [投票][編集] |
あちこちに書いた
意味のない落書き
埋まらない空白に
えずくばかりで
おまけに少し
過敏症
基本的に
空白に
結局、僕は
焦がれているから
さまよいながら
しきりに
すれ違った
世界を記憶して
それではと
ただたくさん
ちびちびと
つまり
ですから僕は
泥棒なんです
何というか
似たり寄ったりで
抜いたこそあど
寝かした響き
脳内ノウハウ
始めはきっと
表現者の非凡な
雰囲気で
下手くそな僕が
欲しがった
眩い光
魅力的な熟語たち
無理矢理、頭の
メモ帳に
もっともっとって
やたらと
指動かして
用意万端
羅針盤はリズム
利用は計画的に
ルールは無用
レディエンドジェントルマン
ろくなものじゃないですが
わざわざお越し頂きまして
有り難う御座いました
MINNA1231
詩人:空白 | [投票][編集] |
どんなテストも
僕は良い人
計算せずに
天然で
普通に良い人
だから
ごくごく普通な
幸せな家庭を
築くでしょうが
それ以上は
望めませんって
余計なお世話
ごくごく普通は
それでいいけどさ
やっぱり
腹黒いのが
成功の秘訣
八方美人が
ほんとの美人
悔しいから
僕の来年の目標
ちょっとした
偽善者になるぞ
ちゃんとした
偽善者に
なれなくても
優先席で
狸寝入りしたり
3回に1回は
断って
言われない限り
何もしないぞ
逆に
笑顔で
見返りあるのって
聞いてやる
みんなを
鼻で笑ってやる
ちょい悪親父じゃなくて
ちょい悪自分に
なってやるんだ
MINNA1231
詩人:空白 | [投票][編集] |
愛の告白
一時の気休め
胡散臭い嘘
笑顔で営業
音楽に合わせて
簡単に感じ
気持ち裏腹
空気を壊す
経験なのか
声とは違うのか
最初から最後まで
実際問題
素晴らしく
説明できない
存在として
例えば
力
つまりは言霊
デザインでもなく
とにかく声でもなく
何故か感じる
認識できる
温もりや
根強い想い
咽を鳴らして
ハミングする
表現者の心の響き
文章より
変化する話し言葉
他ならぬ
毎日使う
身近な言葉
無論
明確に言葉は
持ち主の気持ちを
訳せないけれど
揺さぶる空気の
予想の中では
ラリーが続き
理解しようと
類似点を探してる
練習しかない
老人になっても
解らないかも
しれないけど
詩人:空白 | [投票][編集] |
明日明後日明明後日
言うなれば永遠に
頷いて
得体の知れない
おかしな憂鬱に
価格を付けたくはない
キチンとした
くたびれもうけを
蹴飛ばして
交差点に紛れたくはない
最適なものを
知らず
ストレス貯めて
刹那の安心に
染まりたくはない
多分
父親のいや世間の
辛さというか
てんてこまいに
とてもじゃないが
馴れそうにない
煮詰まらない
抜け出したい想い
ネクタイか
野垂れ死になら
果たして僕は
日々だけが過ぎて
普通に
平気で
ほんとに
毎日
見てるだけで
無理だとか
面倒くさいことばかりで
もうなんだか
やってらんないんだ
ゆっくりとゆっくりと
要は落ちていく
来年とか
立派に言える
ルームメイトに
劣化していく夢と現状
路線と荒れ地の狭間で
解らない振りして
また一日と過ぎていく