どんなに高い場所でも

その一歩がなきゃ
たどりつかねぇ

それがたとえ

ブザマな一歩だろうが

辛い一歩だろうが

どんな一歩であろうが
大切な一歩なんだ


ほら

一歩でいい

前へ進め

私が立ち上がるための
きっかけなんて
きっとほんの
小さなことでいい

深呼吸するくらい
なんでもないこと

そう
たとえば

貴方がはじめて
名前で呼んでくれた


そんな
貴方にとっては
なんでもないことでいい…

泣く為の胸を

探してみようか…

親がいるから
子供でいられる

子供がいるから
親になれる

結局 人は人であり
親という言い方も
子供という言い方も
とっぱらっちまえ

どっちも
手探りで生きてんだ

何にもわからねぇ
先など誰にも

親が子に
教えるんじゃなく
子が親に教え
子に伝えていくんだろうな

手探りでも
不器用でも
家族であれば
それでいい

好きになっても いい？


は？…


俺は結構
本気なんだけどなぁ…

困惑の中を漂い
確信も掴めず

コツコツと
稼いだ愛も

溜めるだけ貯め

使い道を知らず
ただ腐ってゆく…

誰も信じられず
互い疑い
隠して

それの何処に
愛があるというのか…


それでも
躊躇う

今 使わずして
一体 何時 使うのだと…

程好い刺激と
新鮮な大地

見たことのない
華麗な青葉

物珍しさに
笑う太陽

優しいリズムを
教える雨

心地よき 四重奏が
つくりだしたのは

無名の
小さな花でした

誠実 真面目
頑固…のくせして天然


もう 頭をなでるような
そんな言葉は くれるな

泣くしか
なくなるじゃねぇか

だって

結局残るのは

空虚だけなんだ…

その手は
何の為にある

傷つける為でなく
傷から守る為にあるんだろ


傷を深める為でなく
傷をふさぐ為にあるんだろ

使い方を間違えるな


人と繋ぐ為に
人を抱きしめる為に
そして涙を
拭う為にあるんだ

お前を守る為にある
その手を 泣かすんじゃねぇよ

そっと
手を差し伸べる
それはやわらかな愛情

じっと
立ち上がるまで見守る
それは忍び深い愛情

ずっと
大切に思う
何があってもずっと
それはかけがえのない愛情

きっと
思いは伝わる
今すぐじゃなくても
きっと…