詩人:三連符 | [投票][編集] |
季節はずれのあの台風
実は僕が呼び寄せたんだ
君の中に
摘んでも摘んでも
芽生える
不安 孤独 自嘲を
根こそぎ
吹き飛ばすために
台風が去っても
僕はここにいる
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時々僕が
君に寂しい思いを
させてまで
仕事に集中するのは
生活の基盤が
しっかりしていないと
君に会うことすら
儘ならなくなるから
日常に追われて
君を見失いたくないから
でもどんな忙しい時でも
僕の優先座席に
座っていいのは
君なんだけど
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だいたい
鈍感な僕に
なにを言わせたいのか
遠回しに言われても
たらいが回るだけで
ストレートなら
ラブオールの
下手なテニスプレイヤーにでも
なれるのに
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あの最後に
君と彼女が会った日
君の為を思うなら
振り向いては
いけないんだと
言い聞かせながら
彼女はまた
こうも思っていた
何故君に
冷たく接しなければ
いけないんだと
それからも
ずっと
疑問符は消えなかったのに