詩人:るどるふ | [投票][編集] |
自分には何もできはしない
自分を卑下してみたふり
押し隠すことで精一杯
変わる努力はどこへやら
天才に勝った凡人はいくらでもいる
なんてことを思いついただけ
なら何遍だって転べよ
笑われたっていいじゃないか
泥だらけになりながらでも前に滑り込めばいいさ
アイツにはアイツの
自分には自分らしさの
誰も規則なんて作ってない
やり方でいけよ
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僕の衣はひどく汚れて昔の姿はみる影もない
ここまで来てようやくわかったんだ
守られていたってこと
そしてそれを自ら汚してたってこと
気付いたら恥ずかしくなった
恥ずかしさで涙が出た
涙は滴り泥だらけの衣に落ちた
涙で洗われた泥の下はまだ純白だった
そうだ僕らは一度として着替えてやいない
今は泥だらけのその服もいつでも洗い直せば白くなる
恥じるたび悔やむたび
僕らはいつでもあの頃に帰れる
泥をかぶるのも恐くない
守ることで汚れたっていつでも戻れるんだ
あの頃の自分に
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泥だらけの大人たちをみて汚いと罵った
唾を吐きまた泥を投げ付けた
それでもまわりを取り囲む大人たち
背中は泥ハネで真っ黒
内側は投げ付けられた泥で真っ黒
何も知らない純白の天使を真っ黒になりながら守ってた
唾を吐かれ泥を投げ付けられ
それでも微かに笑いながら一生懸命スクラムくんで
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その子は冬に生まれた子だった
けど寒いのが苦手でいつも誰かにひっついてた
自分じゃ自分の寝床さえ暖められないことを知っていた
そのくせ怖がりで臆病で
いつかなくなるぬくもりならと自分から投げ捨ててた
いつまでもあるぬくもりだって確かめたいのか投げ捨てては跳ね返ってでも返ってくるのを待ってた
そんな君は今ぬくもりの中にいるのかな
もう投げ捨てることもできなくなっちゃいないかといつも心配してるよ
いつも心配ばかりしてるよ
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僕の時計はイチキュッパ
特別なデコレーションなんてついてない
毎日一秒ずつ刻む
それだけの機能しかもたない
僕の手首に巻き付いて早一年
相変わらず規則的に時を刻む
家の本棚の上には名前の知れた時計
動くことなく出番を待っているばかり
僕の時計はイチキュッパ
裏には聞いたことも名前
それでも僕の時計はイチキュッパ
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いろんなことがありすぎて
目まぐるしすぎて早すぎて
頭かかえ悩んだり
もう何もわからないと嘆いたり
もっと簡単に考えてみよう
君が今までしてきたこと一つ一つ
そうわかるんだ笑顔の数だけ
そう知ってるんだ涙の数だけ
詩人:るどるふ | [投票][編集] |
「あなたはやさしい人ですね」
違う
違うんだ
優しいんじゃなくて
僕は単に弱いだけ
ぶつかるのが恐いから
傷つくことがいやだから
「優しさ」っていうオブラートに包んで人をやんわり拒絶してるだけ
僕が一番優しくしてるのは他ならぬ僕自身だ
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昔クリスチャンの友達が言ってた
「神様っていうは、みんなを愛してくれて、ごめんなさいすれば全部許してくれる人のことなんだよ。」
君に出会って
君と同じ時間を過ごして
ふと思い出したんだ
もう何年も前に聞いたお伽話のようなセリフ
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できないことはやっぱりできない
まずはできることを精一杯
そこから始めなきゃ前になんて進めない
雑魚も倒さずボスなんて無謀すぎるでしょ?
できないこともできることを頑張ればいつかできるようなるんだよ
じゃあ逆は?
できないことがいつまでたってもできない
できることをやってるの?
精一杯頑張ってる?
それがほんとに君の限界?
君は優しくて甘いから
まだまだ実力出るんじゃないの?
できることから精一杯
でなきゃやっぱりできないことはやっぱりできない
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存在とは認識だ
「やればできる」
けどやってないんでしょ?
目に見えないもの
感じ取れないもの
そんなものはないのと一緒
できないのと一緒
それにやれることもしなければいつかできなくなるからね
やればできるっていうならまずはやってみせてよ