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悲しい色で
描くなら
雨は降ってない方が良い
悲しい色で 太陽を
空が雲で覆われぬ様
嬉しい色で
描くなら
人は大勢いる方が良い
嬉しい色で 夜の祭を
浮かれた時が終わらぬ様に
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あなたが好き
好き
どうせ
わたしはもう此処から
動けやしないから
あなたのために
此処でこうして
微笑んでるだけ
もう目が合うことすら
無いのだけれど
もう音がしない君
君が好き
君は好き?
とても嬉しいのだけれど何故笑っているの
どうせ君は
何も
言ってはくれないから
此処でこうして
見ているだけ
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歪んだ魂 ひとつ
皆と同じになれなかった
行く先は青
命綱は自分
掲げた光が強ければ
落ちる影もまた強し
斜めに真っ直ぐ
空と尻
傷から愛
ねじれながら霞んでく
消えないで 子供
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青い色には
切なさがある
この手を伸ばして
太陽に触れるように
届かないけれど
暖かさは残る
あの日は確かに
僕らの胸に残る
唯 夢を選んで
迷いの海を漂う
今 冷たくなって
寂しいとすら言えない
青い心には 儚さがある
少し大きめの額に
その絵を飾るけど
空にあいた穴
僕らは途方に暮れる
あの日は確かに
優しく胸を包む
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赤い傘で凌ぐ雨
濡れ濡れ加減
あざやかに
隠しても
隠しきれない赤ならば
雨にさらしてみるも良し
夜になれば
空は雲を流して
明日を待つ
ほしの数が物語る傷跡
明日は晴れると
言っている
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ちぎれそうな音
とぎれそうな音
腹の底まで鳴り響く
轟音
静かで力強い空気の音
変な音
狂気の音
何だこの音は
どこのどいつだ
こんな音つくったのは
まったく
たまんねえぜ
リッスンアップを
ききながら
モーションピクチャーを
ききながら
音楽っていいなあ
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まるで途中で違う映画が始まっちゃったみたいに人生が変わっても
忘れませんように
全て
同じ時間の上に
あるんだよ
昨日までつるんでた奴
全然関係無い奴に
思えても
思われても
忘れませんように
大事な人が
居なくなっても
消えませんように
人に言えない事を抱えて苦しんだ日も
人知れず泣いた日も
皆と一緒に
お馬鹿だった日も
悲しいことも
嬉しいことも
全部
同じ時間の上に
あるんだ
まわりは目まぐるしく
変わってくけど
いつか落ち着いたら
お土産いっぱい抱えて
家に帰るから
だから
帰り道
忘れちゃいけないよ
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この声 届いてんのかな
見えてんのかな
無視されてんのか
こんなに色んな人が
必要としてるのに
いまだに
一言も喋ってくれないし
いぢわる!
あなたが
はっきりしないから
みんな迷っちゃうんだ
あなたが
姿を見せてくれたら
どんだけの人が
救われると思ってるんだ
地球が出来て
だいぶ
経ったみたいだから
そろそろ
いるのかいねぇのか
はっきりしてくんねぇか
神様
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バスに乗っても
電車に乗っても
知らない人ばかり
ていうか
世の中知らねぇ人ばっか
右も左も
なんでだろ
子供の頃は
学校に行きゃ
好きな奴に会えた
見る世界が
広がるにつれて
自分は
小さくなってくぜ
あぁ
会いてぇな
逢いてぇよ