詩人:#聖 | [投票][編集] |
薄っぺらい日常が
君と僕を分けて
嘘っぱちな言葉が
君と僕を傷つけて
悲しんでるのが
君じゃなくて
僕だけなんて
そんな安易さに
どうか怒ってよ
一人じゃ寂しいと
どうか叫んでよ
一人じゃ心配と
どうかかまってよ
一人じゃ駄目と
どうか言ってくれよ
どうか一緒に泣いてくれよ
泣いて
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今
思えば
頼られるはずなのにその逆ばかりで
その決断を誇りに思うのは事実だけど
やはりまだ整理がつかなくて
感覚を無くしたまま
指にはめていた
それを
今
思えば
子どものような拙い嘘ばかりで
こんな形で事実になったから
やはりまだ子どもの維持を張るばかりで
呆然と見つめたまま
たしかだった
それを
本当のところ
昔より後悔ばかりしている。
絶対に口には出せない事だけど
今の自分なら
少しだけ上手に整理できるような気がする
ちゃんと
痛々しい皮肉な冬でも笑えるように
最期はまだ認められなくて
何度も忘れようと言い聞かせている
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強い君の
その鼓動をとめて
弱い僕は
やっとの思いで泣く
さよならすら言ってくれない
その空気がさ
苦しくて苦しくて
足掻くよ足掻くから
それだけでもとめてくれよ
見つめ合うことも
逸らすのさえも
怖くて怖くて
せめて僕にだけでもと
幸せを求めて
君を落とした両手を首に添えた
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お前が悪いんだ
お前が消えるべきだ
お前が
などとひたすら罵倒する声
まったく
どいつもこいつも
まるで
僕が望んで彼を消したみたいじゃないか
こんなつもりじゃなかった
こんなつもりじゃ
何もわからないなら
泣き崩れているのを
笑うなよ
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正論仕掛けの論理
鋭い音が僕らの笑顔を奪っていく
言葉の鎖で
自由を奪って
正しさにひっぱっていく君
ただ泣くことを我慢していた僕
我慢しろ大人になれ言いすぎだ流すな会話しろ笑え喜べ
僕は君のいうように
間違いだらけなのかもしれない
それでも泣いたよ
詩人:#聖 | [投票][編集] |
少しだけ
私の話を
聞いては頂けませんか
私に
懺悔の機会を
恵んでは頂けませんか
やっと
過去と呼べる話なのですが
ある人を辱めました
それはそれは愉しくて
つい我を忘れてしまうほどでした
今日も明日も明後日も
あの晩もあの晩もあの晩も
私は私が嫌いな人種になりました
ある日私は気づきました
後悔しました
そしてまた後悔しました
離したくない
と
思ったことに
幾度も
離そうと思いました
しかし
触れられる度
崩れて
泣き崩れて
終わりは唐突でした
喉元に突きつけられた
冷徹と愚かさと愉悦
その全てが私を襲い
その全てが私を捨てました