詩人:大蛇 | [投票][編集] |
鏡越しで見た
性を交わす
自分自身。
吐き気がした
悲しみに濡れた
自分は
嬉しさで濡れた
時とは
似ても似つかない
くらい。
惨めで汚らしく
嫌悪感を抱く。
醜い 自身 。
汚らしく
生きて。
苦しみで支配された時間に
快楽など
在る訳がない。
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気付いた時には遅く
時間など関係
ないものだ。
もう一度
抱き締めることは
難しく
心から笑顔を
向けるのは
ないかもしれない
愛してる
もう一度
この乾いた唇が
言えるのなら
二度と
離すことなど
ないのだろうに
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あたしが目を覚ましても
何も言わなかったでしょう
あたしに向けた
傷だらけの広い背中。
それに 背中を
合わせた。
本当に愛してるのは
貴方じゃないからね、
だからさ、今からでも
もう一回抱かせてくれない?
今度はあたしから
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聞きたくないと
耳を塞ぎ、
触らないでと
遮断したのは、
紛れもなく
私自身で。
光さえ見失った
あの時
振り返れば
微笑ましく。
その繰り返しばかり。
懐かしむ
きっと何か変われただろう