詩人:大蛇 | [投票][編集] |
3に1と
ろうそくの火が消えて
3に1と
ろうそくの火がともった
真っ白く力抜けた身体は今夜のように冷ややかに冷め上がり。
目に黒い陰を作って黒い列に同化した
華の茎が真っ白な手で折れたように
3の1は
紛れもなく貴方自身だったから。
貴方が安らかに眠れるようにとただ祈るばかりです。
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優しすぎるから
心が締め付けられる
いっそのこと迷惑だなんて
言って突き放してくれないだろうか
強くありたい
いつだって
優しくありたい
貴方にとって
好きだから
気持ち届かないってわかってるから
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サラサラと時を運ぶ
腐り歪みかけた
過去に
未だに苦痛を虐げられる日々
どうしたらいい?
返ってくる言葉などあるわけないのに
自問自答の繰り返し
腹を這上がる虫達
が一斉に口から出ていくのを
ただ泣きながら水に流れて逝くのをみた。
苦しいなんて
言わない
苦しいなんて
言えない
当たり前のように自分が血生臭く腐っていく姿を毎日見送り
何事もないように笑うんだ。
おろしたての剃刀を手首に当てつけた今日の午後。
その時、沈んで消えて逝く砂時計をひっくり返した。
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これから先は踏み出せないと
本気でそう思った
何を想おうと貴方と私は友達で
見つめる先は全く違う人。
あの時触れた優しさに涙しそうになった。
ただ一緒に居るだけで嬉しくて苦しいから
これから先は踏み出せないと思った。
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朝の一服
途絶えながら
煙は巻いた。
今すごく私の心が汚いのは
君から連絡がこないから
悲しい君が我慢してるから
泣いてるんだ
声を抑えて
泣いてるんだ
傷を抱えて
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自分の手元ご覧あれ
テーブルにたくさん置かれる料理。
お茶碗に盛られた
真っ白な蛆虫
味噌汁に混じった。
ミミズだらけの汁。
食える訳ない
貴方が吐き出した濁った白い液体より
生々しさ増すから
途絶える事なく
頭痛と嘔吐は繰り返し
胃液さえ出てこない。
涙さえ枯れる。
弱音吐こうがおかまいなし
逃げる事のできない悪夢。
いや…病。
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フザけて
ばかりいるのは
そろそろ
おしまい
前を見て
現実を見据えて
こんな所で
後ろ振り返って
貴方ばかり
気にしてちゃ
旅立つには
まだ先に
なってしまう。
自分のペースで
ゆっくり歩けばいい
自由に
楽しく生きるには
苦労や
苦痛を
伴う事。
よく分かってるから