詩人:大蛇 | [投票][編集] |
騒ぎ声の絶えない夜。
ふざけ合った貴方の横顔に少し微笑んだ
そこらへんに
転がるのは
グシャグシャに
なった布団に
空になった煙草のケース。
灰皿には無数の吸殻。
朝はには貴方の
おはよう
と笑顔。
その先に待つのは
貴方が帰ってしまう寂しさと
あたしが大好きな貴方の残り香。
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付かず離れず
やっていこうと
思ってるねん
お互い苦しくて
しんどい時に
ただ会って
グチって暴れる
それだけでいいやろ?
それ以上何を求めるねん
それだけでアタシはじゅうぶんじゃ。
あんたもそやろ?
てかあたんもそれでいいみたいやし
まぁそんな感じでよろしく。
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今さっき
自身の首輪が
緩んだ気がするのは
きっと貴方は私を異常者だと気づいたから
手にまとわりつく
身体を支配する
赤黒い鉄の
液体は
手首に
無数に並ぶ
赤紫の平行線を
えぐったからさ。
好きに言ったらいい
生きる気力も失せたよ
脳を麻痺させるこの発作
精神異常者だと笑えばいい
早く消えてしまおう
世間に知られてしまう前に
はらりと泣いて
さらりと散る
大丈夫。私は強い。
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汚いと言うならば
全て全て私を捨ててしまおう
その狂った気持ちも
黒く染め上げた爪だって
白い手首にならぶ赤茶色の平行線
「イラナイ」そう言って捨ててしまえばいい
そう思って消えてしまえばいい
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頭の中、絶えず砂荒し
背中を這う悪寒に
響くのは低音ベース
唸るのは力みなぎるギター
私が奏でるのは
祈りにも似たような
叫びにも似たような
そんな歌声
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生きたいでもなく
死にたいでもない
ただ全てを忘れて消えてしまいたい
と願った。
感情があるから
生きる理由を探してる。
生き物が生きるのに
理由なんてなくて。
わかってる
わかってるんだけど
生きる理由がほしい
意味がほしい
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今やけに寂しく感じるのは
一人で部屋にヒッキーだからさ
カーテン閉めて
電気消して
そりゃ
死にたくなるさ
今どんな状況でも
どうにかなるでしょーって考えれば
本当にイイ方向に進むからね
良い学歴じゃなくても
心の病気でも
身体の病気でも
家庭が複雑でも
自分がわかってもらえなくても
意地はらないで周りに頼れば意外とスッキリするもんですよ
人間って60歳くらいまで生きるし
何も今まで辛い事ばっかりじゃないでしょう?
悩む事も
苦労する事も
哀しむ事も
必要だけど
最終的に自分が思う"シアワセ"にならなきゃね。
とりあえず
今が辛いんなら
外に出てみよう。
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心を無視して
無理矢理
こじ開けられた穴
貴方が私に
触れたその
声
指
舌
目
全てに嫌悪感抱く
身体の温度は
上がるけど
心だけいつも
冷たいまま
白い液体
貴方の身体
私の薄い血に
嫌悪感抱いて
嘔吐した
大声を張り上げて泣いた去年の冬。