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電車は下り。
目的地は不明。
都会の喧騒から離れて、一人を旅する。
向かいに座るカップルがイチャついて、癪に触る。
そう言えば買い忘れてた。
さっきの駅の幕の内弁当、旨いんだった。
今日ほど青空が、悲しい日はないかもしれない。
煙草がハイペースで減ってゆく。
全身で幸福を表現する恋人達は、二人の世界から外は見えないらしい。
苛立ちと焦燥。
硬いシートに肩が凝る。
自棄糞と怯え。
孤独の終着駅へ、人生という名のトレインは進む。
流れに逆らうように、時へ反抗するように。
決められたレールのない、不確かな旅。
ああこのまま、銀河へ昇りたい。
闇に誘われ、虚空の果てへ。
宇宙の神秘的な謎の核心に触れたい。
どこまで行っても悲しみは付き纏う。
いつになったら、こいつと上手に付き合えるのか。
溺れる自我、妖しい未知に彷徨って。
きっとこのまま行っても、知らない街へ辿り着くだけだ。
まるで胎内にいるかのような心地好い揺らぎに任せて、微睡む。
車窓の外の景色には、もはや俺の知るものはない。
俺を知る者はいない。
伸びる未来。
長く続くレール。
俺が受け入れる数少ない優しさ。
ありのままでありたいという願い。
運んでくれ、トレイン。
もしも闇に包まれた時、俺の心が息継ぎできる場所へ。
何もかも時の流れが、せめぎ合いながら、矛盾を相克しようとして藻掻いている。
ギシギシと過剰な負担にひしめき合いながら。
軋みながら、歪みながら。
まるでこのタイヤとレールの摩擦のように熱を孕みながら。
不安、憎悪、憤怒、孤独、甘え、弱さ、嫉妬、猜疑、寂寥、悲哀、苦痛、憂欝、欲望・・・
数えきれない駅を過ぎ、両の腕に抱えきれないほどの感情が永遠と刹那の狭間、俺の中の俺を活かしも殺しもする。
手招きするような未来へと、俺の意志を貫く。
暗くなるばかりだ。
だが光は差すだろう。
同じ列車に乗りながら、違う人生を歩む。
孤独と孤独。
上っ面だけじゃ、解らないよな。
もはや祈るような心境に近い。
暮れ泥む黄昏時。
ひたすら加速しながら。
黒い電車は残酷に走る。
車内の人々は何を思う?
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聞いて下さい。
みんな野蛮なのです。
如何程の善意を捧げたっても、彼らは無碍に却下するのです。
もし僕に、揺るがざる信念の一つでもあれば、彼らに取って代わって力強く正義を行使するでしょうに。
残念なことに僕にはそれがありません。
聞いて下さい。
みんな野蛮なのです。
幾ら等身大の愛を謳っても、彼らは一向に振り向いてくれません。
どんなに身を削った代物でも、肝心要のカンナが錆びてたんじゃ、哀れだろうよ。
本当の悲劇を、僕は知りません。
ただ繰り返しのような毎日をのうのうと生きてるだけです。
夢も張り合いも、年月が奪い去りました。
誰かの微笑みの中で、せめて倒れないようにしてるだけ。
現実はリヴァイアサンのようなもの。
捕らえ難く、奇妙な生きものの一形態であります。
こんな辺鄙な場所で僕は、原因不明の気持ち悪さに襲われることがあります。
その野蛮な見えざる暴力に屈伏しそうになります。
飛び込んできたノイズ。
どうせ脱出不可能なんだろう?
飼い殺したナイトメアの悲鳴。
バクがいるなら食べてくれ。
手元に残った残骸。
灰になった悲しみ。
美しくもなく醜くもなく、延々と続くアスファルトの砂漠。
見守るだけの月。
幾星霜、紡いだか忘れました。
しばしば憎しみさえ入り混じり。
朽ち果てた遺蹟のような、絵空事。
紙の上に。文字の中に。
反芻する歴史に、引き裂かれながら。
破り棄てた抽象的精神世界のマーブル模様。
グルグル渦巻いて、昇華するのを待つこと数年。
矢の如き光陰は無情。
那由多の彼方に馳せてみても、未だ光は遠し。
闇を寵愛する偏屈な孤児の夢想。
神話と破滅のデジャ・ヴ。
欲望と絶望のメスでオペ後の経過は波乱そのもの。
いい加減に生きていくのも、それはそれでアリかもしれんが、それでは彼らと変わらない。
ああおぞましや。
ああおぞましや。
くれぐれも僕に危害を加えないでくれ。
聞く耳持たぬ野蛮な人達。
その群れから一線を画する者の矜持を胸に、笑う力を守るんだ。
ああこの誓いをば、霧散せぬことを、真に!
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春に埋まって窒息死。俺の心の暗黙知。誰も触れざる闇の主。淋しく濡れた目的地。
内的なペストの流行。病的なミストの氾濫。北方のケルトの神話。盲信的カルトの信仰。
理解を示されず一人舞台。視界に秘められし一人裸体。樹海に彷徨えば一人笑い。
ネクロマンサの儀式に酔って。ミクロ熱砂の意識に問うて。アクロバチックな形式の回転。
静的な造花。性的な謳歌。霊的な効果。
焼かれ焼き尽くされ、打ち砕かれた夢の欠片。
愚か者の掌で腐った世界の間抜けさを転がす。
ただ旅と名付けたかっただけなのだ。
本当は何もナイ。
何にもないってことが、何でもありってことなんじゃね?
なんてことはない。ただ希望を持ちたかっただけ。
無限の屍の上で安楽な営みを繰り返しながら。
年中無休の孤独。
涙と恨みのディスカウント。
コンビニエンスでインスタントな恋のバーゲンセール。
暇潰しでベッドイン。
甘酸っぱくほろ苦い、ネオブラックコーヒー。
煎りたての豆の原産地は、どこかからのイミテーション。
量産されるクローン。
それでもいい。
飲み込んでおくれ。
俺の弱さの全て。
抱えきれない闇。
その場凌ぎで抱き合って、終わった後に虚しさに襲われる。
誰でも良かったという強がりが独り歩きする。
チャラチャラと着飾って。
人混みの中で星を見る。
俺の心のネオブラックコーヒー。
嫌味一つ言わず、何食わぬ顔で飲み干しておくれ。
砂糖もミルクも混ぜないで。
「美味しかった」と言っとくれ。
春に埋まって窒息死。俺の心の暗黙知。誰も触れざる闇の主。淋しく濡れた目的地。
内的なペストの流行。病的なミストの氾濫。北方のケルトの神話。盲信的カルトの信仰。
神よ。
あんたがいる限り、我々に幸福は訪れないでしょう。
ほんまくだらんわ。
神よ。
俺らに似てるな。
あんたも結構、辛くて大変なんだろ?
そこに座って、これ飲めよ。
ネオブラックコーヒー。
あったまるぞ。
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照明のない低い舞台。
明らかにミスキャスティング。
捨て駒として扱われた大根役者。
醜い演技を隠すために照明がない。
脳内銀河の脚本は主役であるはずの自分が召使。
カボチャの馬車は来ないが、ガラスの心は割れた。
鏡に映ったナルシズム。
自分の自分による自分の為のダンスパーティー。
黒人霊歌のゴスペルじゃ上手く踊れない。
折角の一張羅も安っぽくみえる。
ほら吹き魔女の甘言を鵜呑みにしてアマンダの生き血やとかげの干物を口にしても、肝臓を悪くしただけ。
不幸の星の下。儚い舞台の上。
黒とか言ってみたり。
救われるような気がして。
藁を掴む思いは泡。
人生は一抹の夢。
嵐の前の静けさのように妙な胸騒ぎ。
これから起こる全てをまだ知らない幸福だけ。
蚤の心臓。勇気のない自分。
落としたバトンは何かの前兆か。
失楽園という名の舞台。
静物画の林檎のような頬をした娘が立って何かを伝えようとしている。
聞こえないよ。
娘の蝋燭の灯は静かに小さく揺れている。
こっちに来るな。
悔しくはないのか。
なぜそれを愛と信じるのか。
俯く処女は長い沈黙を破る。
『あなたがアダムというならばわたしは神をも恨まない』
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獣の目をしてて、透き通っていて、やさしくて、傷つきやすくて。
想いを通り越して、何かの神秘すら感じる。
うつくしくて、濁っていて、渇いてて、淀んでいて、みずみずしくて。
世界の端々にまで行き渡るような、言い知れない情感。
僕が年をとって、君も年をとって、違う時間を歩んでくことになっても、君みたいな人には、もう逢えないと思うんだ。
かなしみを知ることでしか、しあわせになれなかった。
誰かを憎んでしか、誰かを愛せなかった。
君を傷つけてしか、君を守れなかった。
ごめんね。ごめんね。
ありがとう。
滑稽なクレイジー・ラヴ。
君がよく歌ってた『イエスタデイ・ワンス・モア』
あの時はよく見えかなったんだ。
わかってるようで、わかってなかったんだ。
あんなにやさしい歌があること、聴き逃していたよ。
それは君が口ずさんだ、わかれの歌。
涙を流したのは、随分時間が経過してから。
“大切”を知るのはいつも、失くしてから。
ごめんね。ごめんね。
ありがとう。
僕は年をとりすぎた。
君をもう思い出せない。
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どここから聴こえるヘルスキャット。
赤子は何も知らず眠りこくる、今起きている悲しみ、明日訪れる苦しみ。いつか人類に取って代わって、別の種が繁栄すること。宇宙の一切が無だということ。
何も知らず赤子は揺り籠に揺られて寝息を立てる。
純粋ということは、なあ。ある意味残酷だよな。
背負わされてる運命に狂わされる理性。否定も肯定もできない意志というのは、ある意味幸せであるのか?
遠くから聴こえるヘルスキャット。
皮肉や矛盾や不条理に対して怒っても悲しんでも、鳴り止まない耳鳴り、地獄の底からの遣り切れぬ呻きのようなヘルスキャット。
赤子は夢の中で、どんな世界を見てる?
天界の星の窓から、子宮の管を通り、外界へと至った一個の旅人よ。
愛という灯を消したもうな。
風前の弱く小さな燈であっても、命を賭けて守り抜け。
その強さが、己に有るうちは神聖なる輝きの主であること、汝は解するが良い。
銀河鉄道を降りた宮沢憲治が星めぐりのうたを口ずさむ頃。
生を享けた喜び。
ゲヘナの炎に焼かれても、その身悶えさえ、刹那の刻印なのだ。
八百万の神々の地で、百八の煩悩を植え付けられつつも、留まる事無きブリリアントワールド。
随伴するアンビヴァレンツ。屈折したコンプレックス。光と闇のイニシエーション。二重螺旋から成るDNA。
全ては言葉では言い尽くせない領域にある。
値札のない魂を切り売りして、五万とある遣る瀬なさを、暁の明星に繋がるアーチへ。コロンブスが発見したかのような、新しい舞台へ。
2001年宇宙の旅から未知との遭遇へのミドルウェイ。
悲喜交々命のリレー、繋ぐレッドリバー。
寂しがりで寒がりな者共の修羅の庭園。
被害妄想の産物であるヘルスキャット。
人が世界を見つけたのだ。
そこにある痛みも悲しみも。
赤子は引き継ぎ尚、見つけ出す。
愛を。喜びを。
この悲痛の世界に於いても。
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一人の哀しい戦士は今日も戦場を往く。
近代化された街並みからは、汚物や不都合は見えない所に隠蔽されて、見せ掛けの美しさだけが横行する継ぎ接ぎのバリアフリー。
マスメディアは事実を公正に伝えず、情報の信憑性には疑問符が付き纏う。民衆は扇動されて冷静さを見失う。
思想や派閥に寄り掛かり、群雄割拠の勢力地図は日々塗り替えられる。
政策や実力より話題性で選挙に投票する、政治意識が低い有権者。
やがてえらいこっちゃえらいこっちゃと、痛い目に遭う。
いつのまにか我ら沈みゆくタイタニックなり。
一人の悲しい天使は今日も戦死して逝く。
膨大な量を積んだ荷物は零れ座礁し難破し沈没する船の上。
突風に帆を立て煽られて潮騒に呑まれてゆく。
舵取りのいないなんたらかんたらチルドレン。
未知なる沖の彼方、混乱と思考停止の民衆は、あれよあれよの間に予期せぬ方向へと航路を取る。
白か黒か責任の所在は曖昧で、横並びの意識がまるで呪縛のように迷走を深める。
それでも一人の哀しい戦士は戦場を往く。
誰かがやらなければ誰もやらない。
敵は己の内に在り。
同じになれない我ら。
違いという光を放て。
堕天使の黒い翼は、無力感に苛まれた不穏な灰色へと飛翔す。
大気圏外まで―蒼窮の覇者を目指すボヘミアン・ジョナサン。過酷なインディンペンデンス・ウォー。届かないかも届くかも。跳ね返され叩きつけられながら。不屈な夢は常にそこにあった。
錆た鉄剣はへし折れそうだ。
シャラララララン…星が照射して輝く。
シャララララン…黒い翼すらも仄明るく。
シャララララン…施錠された自由の鍵を求めて。
シャララララン…何億光年の遥か古の光は滅びの地平に注ぐ。
シャララララン…作られた偽の美を見抜くかのような慧眼。
シャララララン…運命の焦土から産声を上げた胎児。
シャララララン…戦士の悟性は歌う。
不思議さとても。
引き出しから現れるドラえもんを待ってたって『メシア現る』なんて来やしない。
猜疑から確信を。
プロミネントの桓久を。
前頭葉のシニシズムがマンネリを打破。右脳と左脳の会議で、パブロフの犬からメビウスの輪へ。
この世界が嘘であっても。
騙し欺く何者かがもしいても。
僕ハココニイル。
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誰かの作ったカラクリが、俺を不幸にしている。
絶対にそうだ絶対に。
本当の事を言っただけなのに、貴女は俺に病院を紹介するんだ。
その病院は辛気臭く、若い看護婦は一人もいない、監獄のような雰囲気で患者はみんな目がイッちゃってるか、ぼんやりしてるか、死んだ魚のようかどれかだ。
ドクターは明らかにヤブだ。それにきっとアル中だ。手つきや文字は震えてて息は酒臭い。
誰一人としてマトモな奴がいない病院。いや…元からマトモな奴なんて俺しかいなかったが。
俺が生きていること、それを奇跡と呼ぼう。
少しでもマトモでいたかっただけなのに、どこで踏み外して、なんで俺こんな所にいるんだ?
きっと誰かの陰謀だ。
誰か、きっと闇の組織か何かが、俺を落としめようとしているに違いない。
みんなこっちの世界に片足突っ込んでるのに、眠った狂気に気付かずに、スヤスヤと寝息をたててやがる。
幸福は、知れば知るほど欲しくなる。
もうそれなしでは生きられないほどに。
弱体化と馴れ合いのドープ。礼節と虚勢のマトリックス。盲目と惰性のマスカレード。
真夜中に患者の一人が「俺は病気じゃない」と叫んだ後、脱走しようとして大騒動になった。
なぜだろう、痛いほどそいつの気持ちが解る。
ここから見る月に、嫌気が差したんだろう?
聞けばそいつは、ITビジネスで成功して、金持ちのエリートだそうだ。
人生にピークがあるならば、そいつの花はもう、枯れちまったのかい?
妻も部下も面会に来ないんだな。
俺には今の姿の方が、人間らしく見えるぜ。
今までのお前さんは、せいぜい奴隷か家畜か乞食だ。この資本主義の。
窓を開け月をごらん。
この病院から見る月だって、たまには愛しく思えるさ。
今度一緒に飲もうぜ。
ビルゲイツとか、時間に追われた日々を忘れてよ。
俺達の方が、懊悩を味わった。吐き気がするあっちの世界を憐れもう。
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意識、感情、思考、自我。脳、心、魂。
モザイクの世界で、最も難解な謎は自分の奥にある。
小便臭い餓鬼が一丁前に詩もどきを書いてる。
惚れた晴れたのすったもんだのエトセトラを、称賛し合っている。
誰でも詩は書いていいのか?
誰でも表現は許されるのか?
誰でも芸術は創れるのか?
この怨念がずっと消えないように、地獄の門を叩き続けるんだ。
叩いても叩いても返事はなくても。
餓鬼すらも恋をする。
地獄の艱難辛苦に身悶えしながら。
脳内エンドルフィンの分泌がもたらす、幻覚症状を天国だと錯覚して。
さあ温かいよ。
ボードレールの華散る庭で、黒い花弁に囲まれて、浮き世の涙を流しましょう。
喩え真実に背いても。
禁忌や罪悪だとしても。
オリュンポスの神々の怒りを買っても。
嗚呼 黒い華よ。
甘い毒に麻痺する。
秘密の香気が包む。
お前って。
お前って優しいんだな。
たわわに実り、やがては落ちる、黒い果実が熟れる頃。
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はじめに黒があった。
誰が創ったのか、白が生まれた。
俺の中に白が侵入する。
理性がぼやける。
初期衝動が薄まる。
アシッドブラッドは激しく抵抗する。
化け物は悲鳴をあげる。
白に侵された世界は、のっぺりとしたなあなあだけがはびこる。
猟奇的嗜好者は益々、気狂い染みた薄笑いを見せる。
ペテン師が暗躍する裏の舞台では、従順な者が奪われる。
ピエロが開催するサーカスに、みんなは目を輝かせる。
紙のダイスは踏み潰される。
黒は居場所を探す。
新聞記者は真実を教えてくれない。古きものは即物的に廃棄処分される。
文明の光が恐竜の化石を発掘した時、何かが始まり何かが終わった気がする。
歴史学者の考察で黒はもう、ティラノザウルスに等しいと診断された。
地学では地層の断面が幾重にも成って、地球の足跡は消されながら、積み重なることを示している。
空の海を泳ぐ夢を見たシーラカンスは科学が否定した。
何もかも、証明されなければ真実ではないらしい。
骨と肉は軋みながら、白い戦場へと徴兵する。
偉い人がそう決めたんだ。
優しい傷付け合いのシステムの中で、荒地は次々に開拓されて、今では天動説が莫伽らしく思える。
発見も理論も新しいものが引っきりなしで生まれるのに、虚無だけはどうしてか、消えてくれないよ。
闇の最深部で懐かしくて新しい何かを待ってる。
それが最後のジョーカー。
白が誕生して、除々に広がって、辺り一面から闇を抹殺して排除した。
はじめに黒があった。
はじめに黒があった。
最後の最後も黒だろう。