詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
生温い現在
手厳しい未来
美化された
過去は嫌いかな?
君のように
生きたいけど
君のように
逝きたいけど
僕には多分
無理
留まっているだけで
きっと精一杯
大人になれない
君のように
生きたいけど
君のように
逝きたいけど。
僕には
絶対無理
甘えたい
避けたい
縋りたい
忘れたい
大人になんて慣れない
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偶にわからなくなること
私と彼の距離
近くに居るからって
何でも分かりあえてる
訳ぢゃあないし
お互い、
隠した本音があるのは
だいぶ前から
気づいてる
友達かと聞かれると
急に心許なくって
親友だなんて
言い切れないよ
偶にわからなくなること
私と彼の関係
頭をよぎる
使い古されたよな言葉
でも多分
曖昧過ぎるイマに
結構救われてるかもね
ふたりとも。
"答えを出すのは よそう"
君が言った
"うん"って頷いて
私たちはそれっきり
偶にわからなくなること
私と彼の距離
私と彼の関係
私と彼の行方
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中途半端なまんまで
終わらせたくない
答えが欲しいんじゃない
結論を聞かせてよ
夢を探すとか
追い続けるとか?
有りふれた大義に
名を借りた逃避
『君にもわかるでしょ?』
今朝、抱いたばかりの
出来立ての希望
美しいけれど。
ああ今夜、
早速絶望しそう・・・
醒めない唄を
口ずさんで
ゆらゆら揺れてた昨日
でももう逃げないよ
中途半端なままじゃあ
僕は死んでも死に切れない
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此れが貴女の
進むべき道、と
開かれた扉の前
立ち竦んで居たの
鍵を閉めて
無かったことには
出来ないかしら
黄色い明かりの逆光
最後まで貴方は
識らないひとだった
私に出来たことは
貴方の希望に
こころを添わせて
泣くこと
それだけ
後悔が照らされて
悪夢の様に見える
取り囲む総てが
私を繋ぐ総てが
私にとって全てで
何もかもが偽り
昨日が溺れている
さようならなんて
今日は如何したの
泳ぐ視線が痛いけど
在り過ぎる
日めくりの日付け
様々な背景も
もう必要ない
貴方が差し出す
気持ちに
私は正面から
傾けていたのに
誰も居ない
誰も来ない
用意していた
悲劇の結末を
破る
期待して
裏切られること
待ってるだけの
未来が
もうすぐ
やって来るよ
最期の鍵を預かっていて
私はもう戻らない
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とうに限界を見た
二人は識って居た
私の感情が
貴方の理性を
殺してしまった
此の後悔の先に
善い結果など
連いてくる筈もないね
其れを承知で
私は選んだ
傷つくことを
私は選んだ
だから、泣いたりしないよ
そして今、
それももう
終わる
酷く怯えた眼
私の足元で
哀願する声
大切にしていた
あの夜の熱まで
貴方は奪ってしまうの?
急に白ける
冷たくなる
醒めている
ああ 夢が終わる
震わせた魂ごと
食べてしまいたかったのに
一層悪いと
決めつけてくれたら
良かったのに
それでも
先に指輪を外すのは
私の強がり
愛しているから
貴方を見れない
ああ 夢が終わった
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重なり合う
黒い影に
身を委ねた
心に降る雨が
一層激しく
あたしを責めた
絡みつく
嫌悪感
薄っぺらな
"愛"といふもの
孤独。
したたかに
でも大胆に
どうか
切り裂いてください
奪い取ってください
夢に見るほど
愛してしまった
あの人の横顔
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風のない日
わたしは
心の居場所を
知りたくなった
多分おおよそ
あなたがたは
胸だと
答えるでしょう?
若しくは
心臓だとか
脳内などと
言うかもしれない
それは正しくもあり
間違いでもあり
本当は
そんな基準すら
ないのかも
しれないけれど・・・。
わたしは
心の居場所が
識りたい
誰かが
教えてくれたなら
自分で
見つけ出せたなら
真っ先に
尋ねたいことがあるの
ねえ、聴いている?
わたしのこころ
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クレバーな君
ふとした時、見せる
不意打ちの笑顔が
たまらなく好き
頑丈な鍵をかけて
ぴたりと閉められた窓
風の吹かない部屋で
息苦しくないの?
最初は、ただ君を
好きだと思ったけど。
今では自分勝手に
ヒーロー気取りの妄想
第一声の台詞だって
決めてあるんだ
クレバーな君が
笑える未来
この手のなかに
もうちゃんと
用意してあるからね
いつまでも
頑なに守ってる
本当の君に
はやく出逢いたい
はやく伝えたい
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角度を調節したら
光は何処迄も照らすと
軈て気付いたのは
生まれ月を跨いだ頃
誘う貴方の胸
眼を伏せ、声を殺して
何もかも預けて
痛みを忘れようとした
試みは駄作
得体の知れぬ
鮮やかなモノ
翳る空の色
刺さりそう
酔いが醒めたら
しおらしく
俯いて泣くのも
また一興?
そうしたら、今度こそ
貴方と覗いてみたい
無秩序の夜
ピンク色したネオン
THE・アンダーグラウンド
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肩書きに頼るのも
そう 悪くはない
上手く進めないことを
理由にするより
よっぽど健全
長居しすぎて
見送ってしまった
あの日の彼らも
今は見送る側に
なっているかもね
窮屈な檻の中
飼い馴らす夢は
モノクロ
戯れ言だと
誰かは云うが
それでいい
構わないよ
いつか足元
すくってやるから