詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
幾度となく
叱咤にぶたれ
歩こうと誓った
この道で
あの時いきなり
逆走したのは
ほんの些細なきっかけ
ただの強がり
降り止まぬ
激しい後悔と
ゆるい懺悔に
濡らされた
独り善がりの
行く末で
人のやさしさに
初めて出逢い、
触れた日
胸が
締めつけられたよ
痛かったよ
でも何だか
恋しくて
懐かしくて
もどかしかったの
にんげんは不思議
先に道を
間違えたのは
わたしなのにね
今夜、
微熱さえ
奪われて
失墜して
計算し尽くされた
故意の恋は
いずこへ
わたしは
知る術を
知らないけれど
まだ同じ顔で
笑ってる
かつて
愛、通わせたひと
一時でも
あなたは
わたしのものだった
そうでしょう?
星明りのなかで
浮かび上がる
未来とゆう
当てもない言葉に
すがるだけの今
過去に怯えて
泣いているだけの今
わたしは
如何にして
あるべきか
神様のくれた
選択肢に
挟まれているの
愛、通わせたひとよ
教えてください
一歩踏み出す
勇気が出ないの
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
鉄線蓮の如く、
あたしを此処から縛って
離さない
鋭い光は
何度も脳天ブチ抜くの
嗚呼、あたし
アナタ嫌い・・・
胡蝶蘭の如く、
あたしを此処から縛って
離さない
ヤサシイ光で
何度も心髄囁くの
嗚呼、あたし
アナタ好き・・・
どうしてだろう
通り雨みたいな
曖昧な状況
日は差してるのに
雨が降り注いでる
優しさを振り撒いて、
悪戯にあたしをからかうわ
切なくて、
苦しくって
でもそんな傷跡
すべて
疎ましいけれど
愛せてしまうの
それは、きっと
アナタとだから?
わからない
理由なんて
だけど一つ云えること
天使も悪魔も
アナタ次第
傷つけては、
抱きしめる
抱きしめては、
傷つける
全部、全部
アナタ次第
あたしは只、
アナタの虜
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
いつだって、そう
目の前の面白いことに
つい転がっちゃって
疎かになります
いつだって、そう
気分の波が押し寄せて
つい沈んじゃって
厭になります
夜はとかく元気
暗闇の心地良さ
透き通る静けさ
人の居ない世界で
たまに
何でも出来る気がして
いわゆる、
ナチュラル・ハイであります
低血圧な目覚めは
熱も何処か失せて
うまく言えないのだけど
どうでも良くなる
気持ちが宙に浮く
そんな感じです
そうして夜が明け
朝が来て
スクリーンの前に座れば
夢見がち
空が青いこと
君が居ないこと
現実の仕打ちなんて
遥か彼方
自分の世界で
やらなきゃいけない
多くのことに
気づけば笑って
手を振ってます
捉われて
見えなくなって
躓くよりは
いいかもだけど
ねえ、そろそろ
腰あげる季節?
YES, Sir
了解です
もうためらいません
愚痴なんて
こぼしません
在りし日の自分を
この目で見たとき
それは確信へと
変わりました
YES, Sir
迷わず進みます
一番よく知っているのは
他でもない
ボク自身
空の遠さに
見惚れぬよう
激しい雨に
挫けぬように
YES, Sir
下を向いて歩きます
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
どうしてとか
何故だとか
疑問符ばかり
あなたは並べる
見るものすべてが
新鮮に映るのかしら
美しいとか
愛してるとか
気障なことばかり
あなたは並べる
あたしのすべてが
反転してるのかしら
何処までも同じ道なら
交わる日も
きっと来ないの
あたしだって
興味を殺がれるわ!
そのまま
心は逆さまに
逆さまに捩れて
歪んでゆくよ...
"感傷"
とゆう名の
自己陶酔
美しいね
そして残酷
ほら見て
もうすぐ
絶望が
やってくる
あなたの
赤い目
映したら
お望み通り、
消えてあげるから
最期まで
じっくり
ねえ。
鑑賞して
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声も失い 巡る思考を
どうにもこうにも
やり場がないので
僕は秋色
郷愁をハラハラ
まとうはきみの涙
冷凍庫に冷やした
取って置きの台詞と
腐りかけの愛で
拙く描いた
憂愁をハラハラ
まとうはきみの涙
忘れられないよ
忘れられない
どうにもこうにも
やり場はない
こんなに持て余して
いま
ぎりぎりの理性で
きみを 見ているのに
ぼくは何処まで
演じればいい
何処まで強がる
ふりをすればいい?
弁護はしないから
半端なやさしさより
この秘密
墓場まで持ってくよ
喉まで出掛かった
サヨウナラは
また一年後
開封しよう
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いつまでも
同じひとばかり
追いつづけるのは
疲れるよ
いつまでも
同じカゲばかり
縛られているのは
かなしいよ
ねえ
痛いの
何処がと
きかれても
正しい答えは
持ってないけど
でも
痛いの
すべてが
痛い
あのとき
心も体も
あなたに
あげて
しまっていたなら
わたしは
幸せに
なれたかな
ねえ
痛いよ
すべてが
痛い
真実が
虚実が
過去が
未来が
ここにあるものは
わたしを傷つける
ばかりで
救いを求めても
裏切られる
沸々と
湧き出るは
根拠のない
焦り
ねえ
痛いの
胸が苦しい
それはまるで
恋患いのよう
クスリがない
何処が痛い?って
やさしく聞いて
やさしく撫でてよ
痛むすべてを
愛を語って
嘘でもいいの
あなたが望んで
切ってくれるなら
ねえ
痛いよ
何処も彼処も
突きつけた
現実が
踏み潰した
愛情が
あなたが遺した
傷口が
癒えぬままで
褪せぬままで
ねえ
痛いよ
痛いんだよ
あなたが愛した
すべてが
痛い
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好きになるたび
遠ざかる
切ないなあ...
胸を刺す
独りぼっちの
さみしさは
何もない部屋に
埋め尽くされた
大好きなひとの
温もりまで
あの日に
タイムスリップ
させたよ
キャラメル色の夢で
出逢ったね
恋をして
愛を知り
夢を追い
闇にはぐれた
今どうやって
あなたに
伝えよう
溢れ落ちて
アスファルトを
焦がす
癒しのない
真紅の痛みを
今どうやって
あなたに
伝えよう?
溶けてしまいそな
虚ろな瞳で
昨日を生きる
辛苦の痛みを
手を振って
笑う
あなたの為に
せめてもの償い
出来たら好かった
もう
手遅れだね
滑り込んだ
祈りの隙間
日差しが
心を
透かしてく
青い影は
かなしみを
見つめたの
長い宴の終わり
永遠の悪夢は
茂みへと
隠そう
だけど
不思議なのは
独りでに
歩き出して
増殖する
後悔
決別したはずの
残像が
自我をもって
暴れはじめた
ねえ
いつか誰かを
傷つけてしまいそうで
怖い
だからいま、
ソーダ水の
泡と一緒に
溶かして
葬り去ってしまおうよ
空想の戯れで
愛をすること
もう
疲れちゃったんだ
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街を流れる
人の顔
何故かな
みんな
同じに見えていく
分かってるよ
"狂ってる"
どうしようもないから
煙草に
火をつけた
ねえ
いつからだろう?
信じる事も
愛する事も
昔は素直に
出来てたはずなのに
今じゃ歪みきって
空が遠い
これもひねくれ者の言い訳
"君が居ない世界で
一人ぼっち"
僕らは一体
あの日
どんな永遠を見てたかな
その目に映した
鮮やかな夢を
もう一度ここに
呼び起こしてよ
大切なら大切だって
ちゃんと躯で
証明してよ
...だけど
そんなの
無理なんだ
保証を保証で
補ってゆく
意味のない
終わりのない
連鎖
そしていま
目に見える
不確かなものが
こころを
からだを
傷つけてゆくよ
僕、賞味期限切れ。
現実が僕を殺している
という現実
手の施しようなんて
ない
そうでしょ?
腐りきって
ゴミ箱の中
愛も夢も祈りも
投げ捨ててしまえばいいさ
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「冷たい唄、うたわないで」
やさしい光
差しこんで
浮かびあがる
君の顔が
なんだかとても
人形のように・・・
うごかない
心もこの手も
巻き戻したはずの
時計も
祈りだって
もしかして
2人は
どこまでもよく
似てるのかな
切ないねと
泣いた
いつかの日
夕焼けに映して
閉じこめた
だけどいま
わたしは帰らない
帰れない
戻れない
約束は
終わりを告げたでしょう?
どうしてまた
溢れだす
みるみるうちに
流れてく
この雨に濡れて
溶けたなら
2人溶けたなら
しあわせかしら
正しい世界が
見つかるかしら
だけどいま
わたしは忘れたい
忘れたい
忘れられない
心を揺さぶるのは
いつだって
あなたなのに
抱きしめてくれるのも
ねえ
あなたなんだもの
すべてをいっぺんに
捨て去るのは
こわいから
都合のいい理屈だけ
しまって
歩きだそう
足跡にまいた
かなしみの種も
いつかは
愛に変わるから
だからほら
さよならって
笑ってみるの
鏡の中のわたし
すがすがしい顔で
空を見てる
不思議だね
指折り待った
救いは
もう来ないけれど
いつだって
願ったのは
きみのことだけでした
今度こそ
ほんとのほんとに
サヨナラ!
冷たい唄はもう
わたしの耳には
聴こえないよ