詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
週末は嫌い
ほんとうに
愛したいとき
いつも
あなたは
いないから
日曜日なんて
いらない
ただ騒がしくて
うざったいだけ
だけど
麻痺した心に
まとわりついてくる
そこには
触れたくない
影がある
思い切り
振り切って
夢見る明日へと
走り出すけど
助走が
足りない
届かない
はやる鼓動と
平温上昇
ノイズにやられて
白昼夢
疼くのは
何故
もう
泣かないと
決めたのに
不意に優しさが
胸を打つ
苦しいとき
心を占める
あなたの大きさに
気づかされて
しまうの
ねえ
ほんとうに
愛したいとき
いつも
あなたは
いないから
強がって
みせても
薄っぺらな
声
望んだすべてに
答えが欲しいよ
溶けてしまいそな
週末の白昼夢
相手役はあなた
タイトルをつけて
わたしに似合う
現実を
ほら
はやく
魅せてよ
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痛みのない
麻痺した感覚。
慣れすぎたのか、
笑えるまでになり
あなたの声で
目覚めない朝は
何時もより
黒いそら
飼い主になつくのは
小鳥の習性よ
適度に柔らかい
青い棘は
あたしの心まで
貫いた
人間とゆう
脆い生き物。
慣れすぎたのか、
愛せるようになり
あなたのキスで
眠れない夜は
何時もより
赤いそら
檻を超えられないのは
小鳥の習性よ
適度に柔らかい
青い棘は
あたしの何もかも
貫いた
痛みまで恋しくて
青い棘は
酷く濃い血液に染まり
赤くなった
赤くなった
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犯してしまった
あの日
たった一度だけ
一度だけの
大きな後悔
遂に、云ってしまった
嗚呼、云ってしまった
僕らは、
もう逃げられないと
共犯者なんだと
妥協は許されないと
隙間風が
止まらなかった
止まらなかった
幻想のような
でも
リアルな痛みが
じきに僕らを
襲うだろう
乗りかかった船は
思っていた以上に
脆いものだったと
沈没しかけた
明日を
眺めたまま
二人は
背を向けたのだと
耐えられない
この苦しみを
携えたまま
藻掻いてくしかないの?
"情緒不安定"
涙が止まらない
きみもきっと
同じなんだろう?
嗚呼、
僕らは共犯者なんだ
赦されない罪の最果て
どうしようもなく
変化を待つだけ
<変化を待つだけ>
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暗がりで
泣いてる
独りきり
泣いてる
嘘を吐くことに
哀しんでる
ほら
あれはいつかの
君自身
唯の傍観者は
容易い
あのとき
君を
救うことも
できたろう
だけど
99%のギゼンぢゃ
君に勝てやしないのさ
そう
真実は
果てしなく広がる
砂漠
「守ってあげる」
の一言で
もし君が笑うなら
それは倖せなんかぢゃ
ないよ
決して。
倖せなんかじゃない
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噛み合わぬ歯車
でたらめに弾く
ピアノのよう
歯痒さが
もどかしい
きみが欲すものは
何だって
与えてあげたいのに
果たされない約束
未だ大切に
護ってるきみを
愚かだと
人は言うけど
ぼくは羨ましくて
羨ましくて
きみを
振り向かせたくて
喜ばせたくて
笑わせたくて
泣かせたくて
ほんとは
彼になりたくて
さめない夢で
帰りを待ってる
きみの心を
起こす人は
誰?
ねえ
世界はいつも
ぼくに冷たい
"噛み合わぬ歯車"
ぼくは
きみの一番には
なれないかな
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思い出はいい。
美化すれば、
なんだって
キミを強くする
思い出はいい。
過ぎ去れば、
なんだって
遠い話に褪せてく
大嫌いなものの
渦の中に
なんにも知らず
飛び込んで
馬鹿みたいだ。
こんな風になると
知らなかった僕ぢゃ
ないはずなのに
ああ。面倒だ。
ツマラナイね
大人になるって
こんなに夢のないものなの?
あの頃描いてた
キミの未来は
もっと笑ってたはずだ
なのにどうして?
何処からが間違いだったの?
問いかけても
誰も答えてはくれないけれど
やめよう
迷路に深入りするのは
きみを泣かせるだけ
眠れなくさせるだけ
なんにも考えずに
いられる世界が
あったなら
とっくに旅立ってるのにさ
あーあ。面倒だ。
無い物ねだりの
損な世の中
キミはどうしたい?
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真っ暗な
キャンバスに
愛してるって
一言呟いて
それだけで
星を輝かせた
君のちからは
無限大
彼は笑えたんだ
何度も
えくぼまで
作って見せた
君は、笑わなかった
笑えなかった
後悔の濤、
あとの祭り
黒くて黒くて
醜くて
暗くて暗くて
何処までも
先が見えない
君が見えない
星はまだ、
輝いていますか?
星はもう、
生まれたのですか?
卑下することしか
思いつかない
嘘の塊は
僕のほうだね
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言い訳は得意じゃないの
嘘ばかり並べていたら、
どれがあたしの恋人か
わからなくなってしまったんだもの
ぬるま湯のなかで
ふやけてくような
ちいさなプールを
海と錯覚する
金魚のキモチ
こんなに近くにいるのに
まるで圏外で、
凸凹道をひたすらに
直そうとしてるだけ
孤独につけ込む唄ね
この穴を埋めるでも
広げるでもなく
虚勢のなかの自分を
踊らせる唄
このメロディを聴くと
何かが音を立って
崩れ去って
また何かが生まれる
音がするわ
<再生音>
Re:Birth
空を仰いで、
見出すはあたし
ああ、恋多き乙女
あたしはまた
言い訳の始まり
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かなしみを撒く
その姿が
ボクにはとても
愛しくてならない
すぐそこにある
答えを蹴って
見えぬ自分に
期待している様は
なんて痛くて、
みじめで
孤独で
こんなにも
惹かれるんだろう
願いを胸に
絶望をその手に
堕ちてゆく
君の背を
いつまでも
ただずっと
追いかけていた
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≪逃げる理由≫
さがして
逃げこんだ
丁度いい
現実に
都合よく
乗っかって
また
被害者面
だって
楽なんだもん
優等生は
疲れたよ
だけど今更
気づいたりしたの
なみだは
しょっぱいと
ゆうこと
こじつけて
虚しさ
押し込めて
好奇の目のなか
抱きしめて
くれさえすれば
君じゃなくても
良かった
なんて
なんで今更
気づいたりしたの
赤々とひかる
空の奥
雲間に隠れた
夕日に
君を重ねて
あのとき
間違えた
選択
どうして
後悔
したりするの
なみだはしょっぱい
かなしいなら
尚更
君の欠片
引き出しに入れた
ままで
気安くは
触れないよ
しょっぱすぎる
なみだが
遅い罪悪感を
溶かしてく