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快感じゃがーの部屋


[1666] 幻想、廃棄物
詩人:快感じゃがー [投票][編集]






誘うよに泳ぐ背びれ
ちいさな箱のなかで。

けれど掴めず、穴が開いたぜ

うなだれたそのとき
鼈甲飴がぱきん

と割れた

「度胸も慎重も
持ち合わさなけりゃ。」

世界は荒波
向かい風だらけ

そうして今、残された廃棄物

いまだわからぬ
君の所在...。

まぶた
開いたままで

夢見たら

金魚の赤と、黒
鮮明になったよ

あー

出すもの出して
すっきりできる

そんな男が、羨ましいと





2012/10/05 (Fri)

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