詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
あのさあ、
その作り笑い
やめてくんない
ムック思い出すんだ
放射能に消えた
ム・ッ・ク!!
云わせんなよ
真面目なハナシ
へばりつく倦怠感
ムカつく
ヨゴレに輪廻
しちゃうんだ
あの少女の物語
道路の脇に
うずくまって
どうしたのと
聞いたらば
あんたは
鋏振り回して
全部切るって
聞かなかった
オナマエナアニ?
と聞いたらば
連れてって。
としか言わないし
気持ちが
吸い寄せられたから
自慢のウィングのGMに
あんたを
乗せることを
許したんだ
人間のいないところに連れてって
目を瞑って
それだけ言った
骨董屋の店先で
躊躇してたら
何処から
持ってきたのさ
いかにもな
アンチークの薇
これだけ頂戴
と銭を出させて
そうしたら
あんたは
消えちまって
薇まきまき
頚椎ぐるぐる
まるで
パリジェンヌ
星になるのと
笑ってたっけ
そうして
あんたは
消えちまって。
ねえ
あんた
言った通りだっただろう?
そこにも
先約は
あっただろう?
年功序列だって
言っただろう?
今度
うずくまるときは
真っ赤なモデナの
男を狙えよ?