詩人:ミドル | [投票][編集] |
君は
ご機嫌
左斜め45度
その視線先は
あいつを見てる
それを遠くで
僕は見つめて
僕は
ご機嫌
右斜め45度
僕はそっと
目をそらす
僕と君の角度
直角で90度
90度
温度だったら
火傷してる
人を思うって
熱すぎる
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現存する魂が
悲鳴をあげている?
輪廻転生など
天国、地獄、まして
神や仏や誰やら
存在証明の無い
明るさなど不要
強否定の片隅
在ると都合の悪い世界に
今日まで生きてきた
現存する魂が
悲鳴をあげている
時間軸に刻まれた
生
今世は捨てて
来世に死力
微笑に苦笑が交ざり合って
裏声が出た
ここどこ?って
いつか行われる
退行を越えた
過去世(過去生)
見られて、見せて
いいように
未来に
生きた証の残し方
私の未来は
刻まれる
何処かで
お会いしませんでした?
に
前世でちょっとって
笑って
言えるよう
多くを学び
私と未来は
生きている。
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また夢か
重くのしかかった現実が
逃避行を後押しする
手首の傷が癒えた頃
疼いて仕方がないのだろう
肯定も否定も
無視も罵倒も
疼いて仕方がないのだろう
正論、正義、制裁だ
疼いて涙が出るんだろう
病まない
病まない
病まない
止まない雨は
ないのだから
誰かの言葉を
引用しようか
「止まない雨はないのだから」
世界が水浸しになる前に
僕は呼吸を
忘れてしまう
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ニャーゴと鳴いてみる
一回休み
またもや一回休み
二までなら数えられるようになっていた頃
ずっと先へ進んでいる筈の人はまだ近くにいた
正確には後ろ側
待ってくれたのか
或いは私が逝きいそいだのか
いやそれらとは違う私の知らない感情なのかと物思いに
また一回休みを
それくらいのちょうどよさ
人を見下すぐらいの
ちょうどよさ
見下す人に見下されていて
答えは出ないを心地良いに置き換えながら
うたた寝をして夢でも見よう
人は人。人も自分。
或いは自分は人であるということだと
酔いしれて時間を忘れた
ニャーゴと鳴いてみる
夕陽に照らされた人々は、綺麗な人の影を地に映し出す
私の影は不完全に揺れ動く。
私は影を拾い集め、人の形を成そうと不自然に生に執着している
ニャーゴと聞いてみる
自然に背伸びして、生を手にしてみる
影は少し伸び、ゆらゆらと揺れ動いている
ニャーゴとないてみる
受け入れてくれる
受け入れられている
私はそれらを
打算的に受け入れる
ニャーゴと言ってみる
ありがとう
と
意味を込め
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よく晴れた空の下
昨日までの雨が嘘のようだと
物思いに
昨日まで何もなかった道に
芽を出しているものを見つけたとき
それが雑草だったとしても
嗚呼こんなにも
時間は流れて
1日は長くも短くも
1日であるのだ
物思いに
よく晴れた空の下
昨日までの雨が誠だったと
物思いに
昨日まで澄んでいた川から
魚の姿が見えなくなったとき
それがただ目に写らなくなっただけだとしても
嗚呼こんなにも
時間は流れて
1日は長くも短くも
1日であるのだ
物思いに
それが
雑草だとしてもだ
目に写らない
だけだとしてもだ