夜明け前ゆっくりとシャワーを浴びて濡れた裸足で外を眺める薄暗い天蓋に撓んだ光が依れてきたら厚いカーテンに包まりブランデーを割る冷えた音が暗い穴蔵に積もるコトリッ…ふと乾いたコトバを吐き出した片手に挟まるグラスが揺れるカラカラと…それは乾いていたはずなのに妙に座り心地が悪くなったもうずっと…ただ乾いていたはずなのに
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