桜のトンネルを抜けて
新緑の中をひた走り
真夏の太陽に照らされて
色付いた落ち葉の中を
極寒の吹雪く大地を

進みゆく
あの列車のように

大地を走りゆく
あの列車のように

沢山の人の夢や希望
沢山の人の悲しみと絶望を

乗せて走りゆく
あの列車のように

僕たちも
目的地に向けて
進んでいこう

晴れた日
大雨の日
豪雪の中を

平坦な道を
急勾配の道程を

進みゆく列車の如く

どんなときも
仲間を連れて
進んでいこう

東西南北
縦横無尽に

海を越えても
伸びゆく鉄路

張り巡らされた
軌道を頼りに

あの列車が
進みゆくように

僕らも人生の師が
建設した鉄路を

人生の軌道を

仲間とともに
進んでいきたい

そして
まだ伸びぬ
未開の地へ

今度は僕らが
師匠に代わって
鉄路をつくりゆこう

人生の軌道を
つくりゆこう

大切な
あなたとともに

善という終わりなき
終着駅目指し

歩んでいこう

（2007．9．3）

あなたも好きな
その味わい

ほろ苦く甘き
その味わい

遥か遠く
ガーナの地より

カカオの豆は
世界を渡り

たくさんの
さまざまな
職人たちが

それぞれの
芸術を生み出す

大好きな
あなたから
贈られた

洗練された
その味の芸術は

なめらかな
口どけと
芳醇な味わい

この一粒ひと粒が

あなたからの
かけがえのない

愛のプレゼント

ああ
このカカオ豆を
つくってくれる

あの国々の
人たちは

そして
子どもたちは

いったい
どれくらい

この芳醇な味わい
感じられるのか

戦火に追われ
住まいを追われ

ああ
一日も早く
この子たちにも

芳醇な一粒の
味わいを
与えていきたい

あなたと喧嘩した
次の日に贈られた

ほろ苦き甘い
愛のプレゼント

ありがとう

これからは
あなたとともに

世界の幸せ
子どもの幸せ

平和の種を
蒔いていきたい

そして
皆の個性で

この職人たちのように

平和の一粒
つくりゆきたい

（2007.9.3）

夜窓の外から
秋の歌が
聞こえてきた

ああ
秋虫の合唱

ああ
さわやかな
夜の音楽会

なんて
素晴らしい
夜中の合唱祭

ぼくの季節の到来を
喜んでくれるが如き

あなたの誕生月を
祝ってくれるが如き

大自然からの
贈り物

ああ
なんと素晴らしき

魂の歌声なのか
平和の曲なのか

この子守歌に
誘われて

ぼくは
素敵な夢を見る

（2007.9.3）

きのうも
きょうも

ピリピリ
見つめる
僕がいる

微動に注意する
地震計を見る

僕がいる

きのう
あなたの震源は

深いの浅いの
どっちなの？

きょう
あなたの震源は

深いの浅いの
どっちなの？

怒りの震源
それは
深い方がいいよね

だって
復興がラクじゃん

愛の震源
それは
浅い方がいいよね

だって
・・・・・・？
その方があ〜
ラクじゃん(笑)

（2007．9．2）

夏の夕刻
コンビニの書棚

一冊の希望の光
目に飛び込んだ

『散歩の達人』

貴女との
新たな始まり

もうすぐ
貴女が生まれた
記念の月を迎える

意義深き
希望溢れる
このときに

ああ
なんて素晴らしき

２人を導く
頼もしき案内役

レトロ浪漫

ああ
なんて心地良い
ことばなのか

この中には
きっと

２人の希望が
ぎゅっと
詰まっている

（2007.8.28）

懐かしの
ペンギンたち

かわいい
あなたを見て

いま思い出す

松田聖子の
CMソング流れる
あの頃を

あの頃
よく旅をした

あのバブルの
夏の日々

北の大地に
あこがれて

友と一緒に
ときに一人で
求めさすらい

夜行列車に
身を委ねて

いま蘇る
様々なシーン

きょう
あなたと２人

ほおばった
えんがわ寿司は

北の大地を
走り抜けた
あの伝統誇る
名列車

特別急行
『おおとり号』
食堂車での記憶
彷彿させる

カニ飯定食
ほおばりながら
友と語り合った
あの夏の日

あれから20年

ときは流れても
北の大地への
あこがれは
変わらない

今度はぜひ
愛しのあなたと
旅したい

あの北の大地を

sweet memory
あなたとキティとペンギンと

懐かしさ蘇る
かわいさ溢れる

夏の一日

（2007.8.28）
石丸電気抽選会でキティのマグカップを入手して両国の江戸東京博物館『大鉄道博覧会』に行き、帰りの浅草橋駅『人形の久月ショーケース』のペンギンを見て詠う

大好きなあなたと
いろんな思い出

２人過ぎゆく
ときを見つめて

良いことも
辛いことも
ケンカしたことも

すべてを
２人の為に
活かしていこう

それが
愛のダイアリー

この秋
まだ真っ白な
２人のダイアリー

僕たちは
いつも一緒に

楽しいこと
辛いこと
何があっても

このダイアリー

一緒に虹色に
飾っていこう

（2007.8.28）

きょう
歯を抜いた

いままでの僕に
さようなら

きょう
あなたとの新たな
始まりの日

そんな
素敵な一日に
なりたくて

あなたの園を
訪れた

あなたが華麗に
舞い踊る場を

あなたが勇敢に
地域の友と
戦う場を

あなたが日々
憩う場を

きょう
訪れた

あなたと一緒の
初めての祈り

ああ
なんて意義深き

あなたとの
出発の一日

（2007.8.27）

きょう

暴れん坊たちに
壊された

補給燃料裁断装置

無事に取り除かれた
壊れた装置

それは
僕の歯

ああ 歯が痛い
ああ 痛い
歯 痛い

はあ〜いたい
ああ〜いたい

会いたい

あなたに会いたい

（2007.8.27）

きょう
激戦は終わった

僕の中の小宇宙

暴れん坊たちに
壊された

小宇宙の平和
護るための
補給燃料裁断装置

無事に取り除かれた
壊れた装置

保安部隊長の
操縦で

ようやく
悪の根源が
絶たれたのだ

あとは
保安部隊長の
命令に従い

戦後の復興だ

荒れた敷地を
立て直すために
僕はきょう

ガーゼ部隊
食事制限部隊
入浴厳禁部隊
安静部隊

送り込もう

（2007.8.27）