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冬の昼下がりの午後
赤い電車♪赤い電車♪
ちょっとオシャレで軽快な
FMから流れる曲を聴く
歌詞に耳を傾けると
僕が毎朝乗る電車
仕事場へ向かう電車
曲の中では空港から
都会のあちこちに
向かう赤い電車♪
今度は仕事場ではなく
きみに会いにゆこう
赤い電車に乗って…
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2003.12 FMラジオの向こう側
素敵な音楽とポエムのコラボレーション
「朝のリレー」
そういえば遥か昔の思い出
この詩は
こども心の わが身に
どう映ったのだろう
温故知新
いまときは流れて原点に省みる
こども心に響かなかったこの詩が
いま ときを経て輝きを増す
「詩人の部屋」への第一歩
この詩を聴いたから・・・
詩を綴る仲間がいたから・・・
いま ここに
詩を綴ることを感謝したい
そして きょう
あなたと語った詩の話を
あなたとの絆を
いつまでも 大切に
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東京の秋の空を彩る
大きな虹
あの悪辣なできごと
あの秋の日から ちょうど
14星霜のときは流れる
人々から悪口をいわれ
バカにされつづけながら
希望をもって楽観主義で
がんばりつづけた
師匠がいた
仲間がいた
自身がいた
いちばん苦労した人々は
いちばん幸せになる権利
この虹は僕らが勝利の証
この虹を
戦時中 戦争に反対したが故に
73歳で牢獄で亡くなられた
あなたも
戦争に反対したが故に
牢獄で栄養失調に陥った
あなたも
きっと笑顔で
ご覧になっているに
違いない
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いつも画面の中で
観ていた風景
いつも画面の中に
感じた二人の物語
10代の頃
あこがれていた
ビルの谷間の
二人の恋愛物語
古くから歴史を刻む
皇居を望む
ひるどきのビル街
あのときの風景が
あのときの物語が
いま現実に
いまここに
広がりゆく・・・
秋の日の一日
いま
あなたとともに
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誕生月を迎える2日前
あなたからのメッセージ
神無月の真夜中
液晶画面の向こうがわ
まだ見ぬ貴女を思いながら
毎晩キーを打ちつづける
まだ会っていないのに
あなたには
なぜか何でも話ができた
まだ半月なのに
あなたとは
なぜかずっと
一緒に居るかのよう
誕生日
あなたと出会った
午後のひととき
都心のオアシス
〜坂の街「神楽坂」〜
路地裏の和風喫茶「saryo」
カフェの向かいの席で
あなたは微笑んだ
価値観が一緒と微笑んだ
あなたとわたしの
すきなもの
おなじブランドの香り
印象派の描いた
優しい絵画の感覚
あなたとわたしの
いだくゆめ
温かく信頼できるひとに
出会いたい
地域や社会の中で
師匠とともに
ひとびとに
やすらぎを与えたい
趣味や嗜好など〜
運命的なものを感じた
あなたとわたしの
つらいおもいで
仕事のこと家庭のこと
自身のこと〜それぞれに
いろいろあったと
思うけれど
いま これから
あなたとおなじ感性で
あなたとおなじ価値観を
いつまでも
大切にしていきたい
いろいろな思い出を
ひとつひとつ
刻んでゆきたい
いつまでも
大切にしたい
秋の日の午後
あなたとの出会い・・・
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暖かな秋の一日
仕事を終えて
地域の友を訪問
お互い多忙だけど
ひとときのつかの間
晩秋の下町の夜空のもと
自宅のスピーカーから
流れ出る
郷愁のメロディー
マイルス デイヴィス
そして
ハートフルなヴォイス
「chie」「paris match」
缶ジュースを飲みながら
ひとときの空間
音楽を語り合うこと
何年ぶりのことだろう
あのときの自分に
有りのままの自分に
出会えたような
秋の夜のひととき
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小さな子ども達から
おじいちゃん おばあちゃんたちまで
着物姿につつまれたお姉さん
Tシャツ姿のお兄さん
家族連れや恋人たち
見るものに生きる勇気と
たくさんの希望を
与えてくれた真夏の夜の
輝ける宝石たち
たくさんの人たちの
悲しみや喜びを包み込む
真夏の夜の宝石
昨秋 霊山へ旅立った
おばあちゃんへ
いまメッセージを贈ろう
「おばあちゃん!
天国から見る東京下町の花火は奇麗ですか?
幼少の頃 怖がる僕の手をつなぎあなたと
信州佐久の花火を見に行きましたね!
今夜一瞬にして花火は終わったけど
この夜空のどこかにあなたは輝いて
いるのでしょうね?きっと」
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ストレスが多い社会
ストレスを受けながら
元気でいられる人
疲れきってしまう人
治らないでつらい人
さまざまだね
いま振り返る
ぼくの一年間
あの初夏の日から
戦いは始まった
決して周りからは
理解されることのない
理不尽な日々
そして
自然界に厳然と繰り返される
弱肉強食の世界に生きる
さまざまな生き物のごとく
縛られる苦痛な日々
詩が浮かんでこない・・・
考えが纏まらない・・・
一人の人間の存在は
ひとを善い方向にも
ひとを悪い方向にも
導いてしまう驚異的なもの
きっと この部屋の
たくさんの仲間も
そうやって日々
耐え忍んでいるに
違いない・・・
人間ほど温かいものはない
反対に
人間ほど恐ろしいものもない
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詩が生まれないとき
それは
詩心が働かないとき
なぜ働かないの?
忙しすぎて忘れ去られるもの
それは こころ
「こころをなくす」と書いて
いそがしいと読む
日々日程に追われて
忘れかけた詩心を
いま もう一度 探してみよう
ある哲人いわく
忙しい時ほど人は磨かれ
そして鍛えられる・・・と
もう一度 原点に省みよう
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あの頃にしか
できないことがあった
あの頃だから
できることがあった
あの頃は
あの頃は
見知らぬ大地に
想いを馳せる
わが身 わが心
あの頃
北へ南へ東へ西へ
さすらう わが青春
あの頃だから
あの若さだから
行くことができた
さまざまな地域
そしてその感性を
いつまでも胸に刻む
しかし いま
わが若き時を悔いる
それは唯一つ
学びの青春
自身を磨く青春
いま 気付く
学ぶことの
そして
磨きゆく人生の
大切さを
今おもう