詩人:evans | [投票][編集] |
それは
吹雪の北国をゆく
多くの旅人達の心を
温めてくれたに違いない
それは
美しき信濃の流れ
万代橋を渡りゆく人々の
真心の結晶であり
それは
米どころ越後
農家の皆さんからの
温かな贈りもの
またそれは
大切な食料を笹の葉で
包み込んで保存した
先人たちの
暮らしの知恵でもあったのだろう
これを食すと今でも思い出す
これを観ると今も甦る
学生時代の春休み
マッサージ師試験に
合格した自分へのご褒美に
阿賀野川沿いの
ローカル線に乗って
訪れた越後の街
そしてときは流れ
2004年
私が詩を書き綴っていた頃
自然の脅威に苦しまれた
越後の皆さん
この銘菓が
どれほどの勇気と希望を
与えてくれたことだろう
それは
青々とした
自然からの恵み
先人からの
知恵の贈りもの
しあわせを呼ぶ
香り高き味わい
それが
越後の銘菓
(作詩:2014年2月5日)