| 詩人:夢中人 | [投票][編集] |
血に似た美しい赤
葉に似た恵みの緑
空に似た果てぬ青
この三原色に魅せられた僕は決して帰れぬ絵画へと吸い込まれた
情熱を語る闘牛場や純血に染まる歴史…
やはり赤。
気味の悪い茂みや悪夢に誘う奇生物…
やはり緑。
生を漂わせる海や潤しく綺麗な瞳…
やはり青。
盲目の人が羨むくらいのこの光景がこの世界に誘惑されてから
色彩…光さえも失ってしまえばどれだけ楽なのだろうかと与えられた恵みを裏切った
この絵画は素晴らしく美しく新鮮かつ汚濁で神聖な暗黙の三原色で描かれている
時が無になり息の根さえも止めてしまいそうな傑作の絵画のタイトルは
『視界に映える世界』
望んだ頃には彷徨い込んでいる
貴方にもその絵画が傍にあるでしょう
いや既に魅せられているか…も…
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この空は何時までも偽りを示さない
踏み慣れた大地
見飽きた景色
吸い過ぎた空気
関わった人々
何時に無く変わらないこの場所にため息を何度も漏らしたことか
けれど
いざ別れを迫られると何故か苦しいくらいに心が痛む
新地への期待に負けないくらいに依存の執着が僕の手を引いている
決して繋ぎ留める言葉一つも掛けてくれないくせに
そうやって心を痛ませるんだよね
四季折々に見せる色彩が新地には無いのは解っているよ
澄み切った静寂たる夜は夢でしか見れないことも解っている
けれど…
ね…
時が流れる限り
世の成り行きには逆らうことはできないから
顔を出すことを約束するからもう僕の心を病ませないでくれよ
時は金なり
この言葉が無意識にも現実を支配しているからさ
僕の心が冷めてしまっても何時か堕ちた場所は違うけど帰る場所を空けておいてくれ
変わらぬ偽りの無いこの空と共に時に縛られ生きていくけど…
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ぼくの名前は
どーる君です。
自分のおろかさを知りながらも人形のようにいつも笑顔です。
そうやって生きていれば悲しみは無いんじゃないかって思っているの。
ぼくの名前は
どーる君です。
未来をたくさんよそくして、見えないげんじつをさけているの。
でも時によちしないことがおきてしまうとパニックになっていじょうなくらいにみをかためるの。だってこわいから。
ぼくの名前は
どーる君です。
こうしてくりかえし名前をよばないと消えてしまいそうでこわいんだ。
かみさまどうしてぼくはつくられたのかな?
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僕を慕ってくれた君は
今は随分と変わり果てて
君に感じたあの時印象は
やはり幻覚では無かったよ
認めるなんて言葉じゃ足りない位に君は僕の地平線に限りなく近い場所に居る
いや
僕が足手纏いになっているのかな?
競っていたわけじゃない
何故かふとそう思った
そう
僕は悲しいくらいに
君が手の届かない何処かえ旅立つようで
君の彩りを眺めている
嫉妬…
そんな気持ちが変わり果てた君に何もかわらない僕は感じてしまったよ
行かないでとは言わないから
たまには後ろを振り替えって言葉を掛けてくれないかな
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この鳥は何時飛べるだろうか
生まれてはばたける時期は過ぎているのに
君の美しい羽の色は
もう見飽きるぐらい魅せられているよ
不十分だとまだ呟いて
苦しみながら翼の手入れをしているのに
君はまたそうやって空高く自由に舞い僕に魅せる
本当は既に飛んで行けるのだけれど
この黒い羽は僕は好きじゃなくて
君の鮮やかな色には不釣り合いだよね
もし、この翼が君と同じ美しい色ならば
君の近くでこの思いを伝えれるのに
もし、この翼が君が望む形成ならば
君の近くでこの思いを描けれるのに
あぁ こんなにも君を求めているのに
空さえも飛ぶことの出来ないちっぽけな鳥なんだろうか
この思いが消えてなくなるなら
自由を失ってでも
飛べない鳥のままでもいい
切ないのに君はまたそして華麗に飛ぶんだよね
この鳥は何時飛べるのだろうか…
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貴方は何を求めて
何を伝えに
何を語るため
詩を書いたのでしょう?
答えは
色褪せる前の原色の貴方がよく知っていた
もう時は流れてしまったけれど
一つだけ言いたい
貴方は
無から集まり
一つの終を迎えるとき
貴方や貴方と同じ
言葉に魅せられた人々は
貴方達の為に最後まで
終わりをつける
先の周りをみてごらん
貴方が捜し出した
言葉には
その輪から無縁だった人々に
手にされることを意識して捜し出せただろうか?
身内の集大成でのまま
終わりを告げるなら
それを知らぬ人々は
手にすることは無いだろうに
僕ならこの生きる全てのモノに手に取られるような
詩人としての
言葉を探すだろうな
正直ださい
成功の先を見ないのは…
外部の馬鹿より
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この世に存在するかぎり
この世に見えない先がある
この道を行けば辿り着くなんて思ってはいけない
この道もあの道も
今は未だ見えぬだけ
時が動けば何かが動く
左右されない選択を
貴方の意志で
貫いてほしい
今は見えぬ幾つかの道を
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先陣起って夢をモノにする者が
周囲に目を配れず夢を追い掛けても
その無限ループからは逃れられない
お前は何を見ている
進展している夢を見て
墜落しててる夢を見る
お前に知能と言う
開拓記述論書物と比喩される英知辞書があるのなら
恥もプライドも添い捨て去り
夢という夢を見るのをやめなさい
行く先の僅かな反応を先読みし
総てに正せる者になれ
その時は夢は必ず叶う
敢えて記そう
詩集に集う詩人達よ
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人は何故愛し合い共に日々過ごすのだろう
人は何故悲しみそして別れを選ぶのだろう
二人の思い出に刻まれた喜び
心分かち合い乗り越えた苦しみ
愛を育み形ある存在を
何故
今見捨ててしまえるのだろう
命の大切さ肌で感じた幾日の宝物は何処へやってしまったんだい?
守る愛しさ心で感じた記憶はその涙と共に流してしまったのかい?
今なら分かるはずだろう
二人そして愛の形
二度とは振り出しに戻れない大きな存在を…
窓際に飾ってある一枚の写真には…ほら…
見えるだろう…
記憶は
貴方を見守っている
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助けて…
聞き飽きたこの言葉は
怒りでしか表現できない
助けて…
頼るんじゃない
切り替えもできない
貴方
助けて…
今必要なのは貴方なの
こっちは必要としていない
助けて…
気持ちを分かってくれるの貴方だけなの
求めんじゃない
助けて…
貴方の優しい言葉が聞きたい
貴方に聞かせるような言葉はもうない
淋しいよ…
…
下らない恋心と愛する意味を理解することは
今の貴方に注ぎ込むことによって得られるのであれば
貴方を傍に置こうと思う