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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4667] 優しくしたいな
詩人:どるとる [投票][編集]


優しい君に優しい人でありたい
優しくしてくれる君のすべてになりたい

へたくそな落書きのような日々さ
雨も受け流す傘さえない
躓いてばかりだ
転んでばかりだ

それでも生きると思う僕は馬鹿なんだろうか

優しい君に親切にしたいんだ
もらった分以上の愛をあげたい

優しくしたいな
君が好きだから

あたたかい人にあたたかく接したい
あたためてくれる人をあたためたい

画用紙からはみ出したような人さ
笑顔を浮かべても味気ない
ため息ばかりだ
失敗の連続だ

それでも生きることはやめないしやめちゃいけない

愛されているように僕も愛したいんだ
してもらうばかりじゃもういられない

側にいたいな
君を愛してるから

色んなことがある
人生ですがおかわりはないですか?
新しく建ったあの店のことご存知でしょうか
日々変わりゆく人も街もすべてがまるであの頃とは違うね
僕らも少しずつ変わってゆくのかな

だけれど変わらないものがひとつだけある
君を好きと思う心だけはいつまで経っても変わらない
馬鹿のひとつ覚えみたいに言っている
「愛してる」

優しい君に親切にしたいんだ
もらった分以上の愛をあげたい

優しくしたいな
君が好きだから

愛されているように僕も愛したいんだ
してもらうばかりじゃもういられない

側にいたいな
君を愛してるから

いつでも笑顔の君を見ていたいから
僕も笑顔で君と生きていくよ

優しくされるには
賢くならないと
そんな心配いらない

君は君のまま
ありのままでいい

それが一番好きだから。

2013/01/26 (Sat)

[4668] エンドロールに見送られて
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今日が終わる
誰かの頑張った
泥だらけの笑顔が
夕暮れに映えるね

浮かぶ船の向かう先をずっと見てる
波に漂う白い船が夕日に照らされてる

それぞれの終わり
それぞれの物語
苦労したことや
冷や汗かいたこと
躓いた膝の痛み
失敗した時の涙
悔しい思い
全部あの夕日が
さらっていった

さよならと手を振る君の瞳に映る
あの夕日に 赤く照らされて 遠ざかる君の背中がさみしさを滲ませてる

僕らはエンドロールに見送られて 画面の彼方に消えてく
たくさんの1日が押し寄せてはどこかもわからない昨日に退いてく

僕はただそれを何も言うこともなく
笑うけれど本当はね本当はね 寂しいのさ

今日が終わる
誰かの傷口から
流れる優しさで
何も見えない夜

星の瞬きに
目を奪われて
僕は夜の端っこ
ひとり目を伏せて
夢に沈もう

朝が来るまで
夜が終わるまで

エンドロールに見送られて。

2013/01/26 (Sat)

[4669] きれいな花になりたい
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あなたの心に 咲いている花は きれいな花なんでしょう
あなたの心映したように

記憶を繋いで 悲しみを引きずって
歩くあなたの背中
ずっと見ていたんだ

忘れないで 僕は一人でもちゃんと笑えるから
あなたの優しさがまだこの胸に咲いてる

芽を出して 花を咲かして あなたの瞳に映る僕の笑顔はどんなふうに見えているのかな

とりあえずなるようになれと多少荒っぽく 咲いているけれど あなたみたいにきれいに咲けているのかな

人は誰もが 今に咲く花のようなもの
枯れてく定めを知りながら 誰もが果てなき夢を目指す

僕もあなたみたいに
きれいに咲きたい
きれいな花になりたい そう思うから

遠く見守っていて。

2013/01/26 (Sat)

[4670] 幸せ
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愛されている 思う以上に君も僕も
頑張っている 見えない傷が所狭し

誰かの瞳に映る僕のイメージとは大きくかけ離れた君の毎日

笑っているようで
笑えていないよ
大丈夫なように見えるのはそう見せかけているだけさ

気づかなければ気づかないのさ
自分の幸せも人の痛みも
瞳に映るものばかりが全てじゃない
瞼の裏にあるようなイメージ広げるんだ

目を凝らしても耳すましても
わからないものもたくさんあるんだ
ここにあるものだけが全てじゃない
頭じゃ解けないものがあることも知れ

幸せはそこにある
そこにあるからさ。

2013/01/27 (Sun)

[4671] 越えて
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猫の額ほどの
夜が長く伸びて
ひと息ついて
見上げれば
満天の星の夜

さみしさはいつまでも僕につきまとって
離れない切なさも
この瞳に映るもの全てに関わって
僕らを気づかれず試す

歩いていこう この道の行き止まりまで
生きていくよ そう決めたのは僕だから

どんな季節も 果てしない孤独さえも越えて越えて越えて行けたら
また笑える日が来るよ

そして船出の時
僕は風の中に立って
誓いを立てるだろう

もう泣いてばかりもいられない

だから越えた先にある景色を見に行くよ

今、越えるべきものを越えて

この身にちゃんと生きている感覚を取り戻すよ

越えて。

2013/01/27 (Sun)

[4672] 未来望遠鏡
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未来を見通せる 望遠鏡があれば 失敗する夢なんかに全てを賭けたりしない

だけれどそんな望遠鏡があったらきっと僕じゃ絶望して命さえ投げ出してしまうかもね

ずっと考えていた色んなことを
未来を覗ける望遠鏡
過去に塗り替えられていく今の輝きが昨日をまるで違う明日に変えたように
僕も変わるかな

何かを追いかけていくように
何かをつかまえに行くように
僕は夢という逃げる獲物を追う夢見がちな獣さ

イメージしか見えないこの望遠鏡から望む未来は なんて夢とロマンにあふれているんだろうな

叶わないかもしれない夢だけどそうとは限らない夢だから
僕は追いかけて行くんだよ

輝いてしか見えない望遠鏡から望む未来はいつでも都合のいい未来を創り心さえ簡単に騙すから
たどり着いた未来と夢に見た未来を重ね合わせて見た僕は少し悲しいけれど
それでも追いかけたことに意味はあると僕は腐らずに笑うから

未来望遠鏡から望む今ある未来を僕は愛したいな

そして少しずついつか見た未来に近づけたらいいなと思うよ

君も見るのかい?
その望遠鏡は希望ばかりを映すわけじゃないけれど
精一杯きれいな未来を見るんだよ

そのために追いかける足を鍛えろ

スタートのテープ切って走り出す誰かの若い背中を僕は遠く見送るんだ。

2013/01/27 (Sun)

[4673] ああそうか
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僕はラブソングというものの書き方を心得てないから
思いつくことを手当たり次第に書いてゆきます

君の笑っている顔が大好き 見ているだけで元気が出てくるから
君が泣いているとなぜか君の悲しみが僕にまで伝わってくる
んだ

生きていくということはただそれだけで重ねた傷跡の上にも雨は容赦なく降るから
思わず優しさだけを求めたくなるんだ
だけど時にはぐっと唇を噛んで 耐えてくことも必要なのかな

いくつもの夜が いくつもの朝が いくつでも僕のすぐ横を通り過ぎていく

ああそうか 君の全部見えない心さえも
受け止めて受け入れて そして泣きはらした胸がいい具合にあったまったころに
僕はまた新しい扉を開けるんだ。

2013/01/28 (Mon)

[4674] ありがとうの花
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感謝すべきことがたくさんあるよ
してもらうばかりじゃもういられない

この胸に咲いている
あなたからもらった
感謝の種が咲かせた
ありがとうの花

人は人といるからさ
大事なことに気づけたりするんだな
一方で人といるからすれ違い傷つけあうこともあるけれど
僕は人を嫌いにはなれないし大切な人となら一緒にいたいと思うからね
だから感謝すべきことにありがとうの花を贈るんだ

謝ってばかりの日々だけれど
失敗から学ぶべきこともあるんだよ

この胸にあふれてる
たくさんの思い出は
いつまでも僕を突き放さないでいるから

人は人と生きるから
誰かを思いやることができるんだな
たまには互いに背中向けて口さえきかない日さえあるけど
僕は人にされた仕打ちも忘れないけど人からもらった感謝だけは忘れたくない
だから感謝すべき全ての人にありがとうの言葉贈るんだ

ありがとうの花を贈るんだ

風に揺れる道の隅っこにそっと咲く花のように
小さくても美しく希望に満ちた一度きりの時間の中 生きて
一筋縄じゃいかない世界の中凛と咲くよ。

2013/01/29 (Tue)

[4675] 命の影
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長い夢から覚めた君はまだ若葉のような
汚れた世界を知らないまま 全ての人に同じ眼差しを向けるんだ

もしも命の重さを量る天秤があるなら
僕の命の重さはあなたより重いのかな軽いのかな

さよなら さよなら
何も残さず消えたあの人だって 消えない思いを残したろう
おはよう ただいま
言い交わす沢山の言葉の中に 嘗ての誰かの命の影が揺れてる

そこにいたんだね
ここにいたんだね
笑ったこと泣いたこと何ひとつ忘れない

時が経つほど変わってゆく街も人も心さえも
それでも変わらないものがあるのなら
僕は求めていたい
ここで生きてあなたがいたことの証になるから
見守っていて

休む暇もなく動き続ける時の中 僕はまだ君のいる場所には行けない。

2013/01/29 (Tue)

[4676] かたちあるもの
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定められた時の中で僕らは旅を続ける
許されている範囲の世界で僕らは生きるんだ

何も残らないよ
形あるものは
あなたがあなたを
なくしたら
もうあなたは
生まれない 二度と

ここにいるあなたは
ここにしかいないからただ生きているだけで特別さ
かたちあるものは全て寄せては引いていく波のよう 帰るべき場所を知っている

さよならも何もいらないから ただ側にいてと願うだけでどうしようもない別れが悲しみで満たされる
他人も家族もないよ同じ空気を吸い同じ空の下生きるなら
分別もなく助け合い人の字があらわすように折り重なって生きてみるんだよ

気泡のように生まれては消えてく人の命
まるで屑籠にゴミを捨てるような感覚でたやすく命を投げ捨てる人の愚かさを
新聞やメディアが嘆いている それでも、本当に悲しいのはその人自身だろう

黄昏時を逃した 人の瞳に映る夜が一つまた一つと消えていく
意味のないことなど何もない 無意味なことほど光が見える

わからないこと わかりたくないこと
全てに答えを出すことは難しいけれど
生きる喜び生きる希望だけは痛いほど
悲しみ押しのけてこの胸に伝わるから

かたちあるものなのに決まったかたちのない 影のようなおぼろげな命を抱えて
生きていることさえ曖昧でうやむやではっきりしない日々だけれど
ここにいたいと願うだけで あなたはあなたとして成立するよ
だからかたちあるものは全てそのかたちを保つことができる
あなたも例外じゃないはずだ

ほらなくした光取り戻す
まだまだ笑えるはずなんだ
まだまだ歩けるはずなんだ

かたちあるあなただからさ 僕も生きてみるよ

ほころびの途中にあるような 走りつづける時の果てにいつしか生まれた命の一つ 無数に降る雨粒のような僕もかたちあるものならば
跡形もなくなるまで。

2013/01/29 (Tue)
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