詩人:どるとる | [投票][編集] |
ほらごらん 空は暮れゆき 瞼を焼く
夕陽が ビル影から差し込んで 僕は眩しさに目をつむった
何を焦っているのか
何を慌てているのか
日々走る街を 眺めながら忙しい人たちを鼻で笑っていました
なんとなく悲しくて
なんとなくうれしくて
いたたまれなくなって
どことなく 辛くて
どことなく切なくて
もどかしくなって
行き場をすっかりなくして
気づけば日は暮れて 窓の外 日が沈む
僕は ため息つくことしか出来なかった
自分をごまかすことしか出来なかった
それでも 少し昨日よりは前に進んだかな
何かが変わったのか 変われたのかな
シャツのボタンはとれかかってる
糸が飛び出して みっともない有り様さ
まるで僕のよう
何を迷っているのか
何を悩んでいるのか
日々変わる 日付を追いかけながら 追いかけられたりもして
なんとなく死にたくて
でもやっぱり生きたくて
わからなくなって
それとなく話合わせて
それとなくつながって
息がつまって 気づけば独り 涙に濡れてる
ああ 雨が降ってきた 明日は本降りかな
僕は我慢をすることが出来なかった
僕は走りきることが出来なかった
それでも 日々いい方へ 向かっているかな
これからどうなるかなどうしようかな
なんとなく悲しくて
なんとなくうれしくて
いたたまれなくなって
どことなく 辛くて
どことなく切なくて
もどかしくなって
行き場をすっかりなくして
気づけば日は暮れて 窓の外 日が沈む
僕は ため息つくことしか出来なかった
自分をごまかすことしか出来なかった
それでも 少し昨日よりは前に進んだかな
何かが変わったのか 変われたのかな
世界は変わらない 僕が変わらなければ
ずっと 同じふうにしか見えない
電車と同じさ 動いているように見えてすべての景色は本当は止まっている
動いているのは時間だけだ。
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大きな影が アスファルトに映って
揺れている 寄り添っている
あなたの温もりが手から伝わってくる
恥ずかしさごまかすように言ったよ
あなたの影は ダイダラボッチみたいだね
君の 強がりなとこも 君の 寂しがりやなとこも全部知っているから
ほら、見せてよ君の弱さも すべて愛して見せるから
お腹減ったね 今日は何にしようか
当たり前くらいに思っているんだよ
大好きな人を大事にすること
あなたが泣いてれば僕まで泣いてしまう
心は通じ合ってる 恥ずかしいくらい
そして二人は今日も夕暮れの道
ダイダラボッチみたいな影を寄り添わせて歩く
君の 負けん気なとこも 意地っ張りなとこも 全部好きだから
ほら何気ない一言で心すれ違うけど
同じように何気ない一言で笑いあう今日
君の 強がりなとこも 君の 寂しがりやなとこも全部知っているから
ほら、見せてよ君の弱さも すべて愛して見せるから
お腹減ったね 今日は何にしようか
家まで競争だ 振り返る君が僕に微笑んだ。
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夜が 歩く音がする
眠りに落ちた街のどこからか
のしのしと歩く
夜は光を食べる
朝のかけらを拾い集めながら
後片付けするように僕らが寝静まったころ夜は歩くのさ
ほら大きな 闇の口を広げて 今日を平らげた
そしていつの間にか
夜は去っていく
夜明けが朝を連れてやってきた
だけど僕の胸の中に
夜の足跡が
そこはかとなく
残ってる。
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ほら 薄暗闇の向こうから のしのしと夜が歩いてくる
光を食べながら 街中の朝の名残を 拾い集めてる
不思議だね 悲しみも喜びもない 心は空っぽさ 穴が空いたように
ラララ 今だけは世界中のすべてを 愛せそうな
ラララ 今だけは世界中のすべてに 笑いかけられそうな
そんな気持ちがするよ
意識の外れを 夜が歩くけれど僕は 素知らぬ顔で 朝が来るのを待っている
薄っぺらな光が 窓の外を過ぎるのを
なんとなく見たけれどそれだって
意味はない ただ僕は七色の夢を見る。
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私は 探してる
途方もない 夢を
言葉を繋いで
気持ちを紐解いて
歴史の上に
降り積もる命は
やがて、終わりを
知るのだろう
映画の中の物語さ
悲しみや喜びや
幸せや不幸せは
ふいに吹く
機械仕掛けの風に消える
嘘でもいいから
優しさをおくれよ
愛のない箱庭に
緑を植えるように
ハッタリでもいいから
最後まで騙してよ
変わり映えのない
毎日に「奇跡」を降らしてよ
本当の嘘に 私はいつも 愛されながら
隣に座ってる「幸せ」に気づかないままで 張りぼての美しさに 惑わされてる。
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歌を歌うには 声がなくてもいいさ
心が声の代わりを果たすだろう
歌をつくるには 楽器が弾けなくてもいい
見えない 楽器を弾けばいいさ
どんな大地の どんな空の下にでも
音楽は流れるだろう
どんな差別も どんな格差もなく
誰もが歌を歌う
そんな世界に 流れる音楽は 人の心を
本当に 救うことができる助けることができる
だから レッツシンガーソング 音と音をつなぎ合わせ未来(あした)へつないで行こう。
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ここにあるものも
ここにあるようで
本当は何もない
そこにある夜も
そこにある朝も
本当は空っぽさ
名付けられたときから
それはそれとなり
形を持ったように
喩えば僕が僕に
君が君になった
ただそれだけのことさ でも素敵だね
悲しくて うれしくて
涙が出るほど 何気ないことすべてに幸せだっていえるんだ。
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「諸説」の中で
生きている
数ある「昔話」を
僕は「嘘っぱち」とは呼ばない
笑ったこと 泣いたこと 喩えば河を眺めたこと
寄り添うこと すれ違うこと 空を見上げてる今
そんなことすべてを嘘だなんて思いたくない
だから起こりうるすべてに 僕は「心」を傾けて 山河を越えて 誰かが生きた足跡辿る道の中で
小さな命の痕跡を
かつての誰かの営みをこの身をもって知りたい。
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耕して 耕して
畑をつくるのさ
かつて誰かが
暮らした この
大地の果てに
人生という畑を
つくるのさ
歴史の中に
私という小さな
砂金が 紛れて
笑う 笑う
「生きる」ことは
「食べる」こと
「生きる」ことは
「眠る」こと
「呼吸」すること
あらゆる「当たり前」を繰り返してゆく
流浪の旅の行き先は白い雲だけが知る
さあ あるがまま
生きてごらん
いつの間にか
あなたの畑にあなただけの花が咲く。