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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[7443] 流星シアター
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遠い昔に 流れた星の 影を

僕らは 少し遅れて 見ているんだね

夜空はスクリーン

昨日を映すシアター

目を閉じて 広がる

宇宙の 中の たったひとつの 星に

生まれた 僕らはその手に ひとつ

未来を 持っている

枯らすのも 咲かせるのもあなた次第さ。

2016/02/29 (Mon)

[7444] 嵐が丘
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16ビートで刻んだ
お気に入りのギターで編み出すメロディ
五線譜を自由に 飛び交ってる
音符を つかまえる

どんな 歌が出来るかな
夜はまた ひとつ明けていく

叩きつけるような 雨の中で
僕は僕を 見失わないでいられるかな

今が試される時なら試されようじゃないか

向き合うべきは 己の弱さにある
強がりを かなぐり捨てた先に

本当の強さがあるのなら
今一度、嵐の中へ飛び込もう。

2016/02/29 (Mon)

[7445] 夜明けの翼
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冗談めいた 僕の戯言が
旅立ちの合図を切るスタートの銃声なら
そのがむしゃらな思いは放物線になって
明日へと 放たれていく

この旅には ゴールなんてないんだろう
走り出したらどこまでも行く思いだ

夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない

雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら

何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ

ほどほどの付き合い それなりの関係
一緒にいれば喧嘩ばかりしている
離れたら離れたで寂しくなるのです
素直になるのもどうやら一苦労

大好きな歌を口ずさみながら 歩く
見つけた 一番星に名前をつけた

駆け抜けるその速度で何もかも 追い越してゆく
空も 大地も 僕のスピードには追い着けない

昨日を振り返りながら 明日を 夢見ながら
今日を生きている
悲しみに苛まれて
喜びに出会して
時には 嘘もつきずるくもなって

濁った世界でたったひとつだけその中に光る雫

手のひらに もてあそんでるだけの
むなしい時間なら ちょっと
外に出て まだ知らない景色に会いに行こう
君が知ってる世界はまだ ほんの一部にしか過ぎないと わかるよ

夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない

雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら

何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ。

2016/03/02 (Wed)

[7446] 色彩と音楽
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僕の好きな音楽は 時代を選ばずに
世界を染める きれいな色をしているの

踊り明かした日々の余韻が今もまだ
消えていないから油断すると

また 体が動き出してしまうよ。

2016/03/02 (Wed)

[7447] 
詩人:どるとる [投票][編集]


おだやかな春の日に落ちてきた太陽を
両手で受け止めて優しく抱き上げた

例年より早い暖かさに少し汗ばんだ体
坂道を かけ降りる自転車

ペダルにぐっと 力を込めて
ボロでもなるべく前に進めるように

僕のほうは相変わらずの 調子です
あなたのほうはいかがでしょうか

離ればなれの寂しさにも慣れました
筆無精だけど便りを書こうかな

そろそろ 季節は春を迎えますが
お体のほうは万全でしょうか

どこか昨日とは違う空 だいじに育ててた花も咲いた

気づくと 君の名を呼んでる あなたはいないのに おかしいね

川のように澄みわたった青い空
魚のような 雲が優雅に泳いでる

手を伸ばせば いつでも届く場所にいた
今は 電話するのも忙しさに邪魔される

喧嘩ばかりだった僕らも 今では懐かしく
喧嘩することもなくなった 静かな毎日

たまには 君のあのむくれた顔を見たい
喧嘩したあとは 喧嘩する前より 仲良しになっている
多分そんなことが幸せだったんだろうと思うよ

僕のほうは相変わらずの 調子です
あなたのほうはいかがでしょうか

離ればなれの寂しさにも慣れました
筆無精だけど便りを書こうかな

あと2ヶ月もすればもうじき皐(さつき)
桜も 咲くだろう 君の町にも。

2016/03/03 (Thu)

[7448] けんかのあとで
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こんなに好きなのに
一度嫌いになると
好きなはずの気持ちが
裏返って 裏表

シャツの 縫い目やタグが丸見えさ
見せたくない 隠した醜さが 露になる

思ってもみない 言葉が口をついて出る

ただごめんの一言で多分
また 笑いあえるのに
許しあうことを 忘れてしまう

自分の言い分ばかりに気をとられて
心を傷つけあってることに気づかない

けんかのあとでやっと気づく

お互いにぶつけた言葉が胸に刺さってはらこんなに傷だらけ。

2016/03/03 (Thu)

[7449] 明るい遺言書
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五月雨に 濡れないように
傘を差していこう
陽射しをよけて 高気圧の死角を狙う

放物線を描いて 空に架かった虹のアーチ
渡るには まだもう少し 勇気がいるよ

出来合いの羽で どこまで飛べるかな
それは 果てしない計算の果てにある
これ以上割りきれない絶対値を探す

うわべで飾った 言葉でも いいから

君はアイラブユーって笑っていて

気まぐれな 天気に左右される 毎日

魔法さえ 満足に 使えない世界では

一歩ずつがとても果てしない道のりだ

涙は夜明け前に消えて跡形もないよ

嘘にまみれた 本当のことを
愛さずにはいられないのは
本当のことだけでは心もとないから

雨の前に なすすべがない僕らには
諦めの悪さがただひとつの武器

出来損ないの プライド たずさえて
カッコいい気になってた
昨日の僕を殴り飛ばしたい気分だ

うわべで飾った 言葉でも いいから

君はアイラブユーって笑っていて

気まぐれな 天気に左右される 毎日

魔法さえ 満足に 使えない世界では

一歩ずつがとても果てしない道のりだ

涙は夜明け前に消えて跡形もないよ

だから、もう二度とかえらない思いを

何度でも確かめる 何度でもかみしめる

いつの日か 世界から 僕の存在が 消えてしまうまで。

2016/03/03 (Thu)

[7450] 翼を抱くイメージ
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夜明けの空に 開く翼
咲かないはずの花が笑ったように見えた

面倒なことは 相変わらず山積みで
大人になっても終わらない宿題に奮闘してる

またひとつ 何かを失くして
またひとつ 何かを手にして
そんなことの 繰り返しの先に何がある?

疑問符ばかりが 世の中の大半を
占めていて 若いだけで期待は膨らんで

勝手に 要らない荷物を背負わされて
気づけば他人の期待に応えるための人生

そんな自分を変えたくて 走り出す
背中に翼を抱くイメージでフライアウェイ

つぶれた空き缶 落書きだらけの高架下
錆びに埋もれた ただの憧れになった夢

東京23区 ビルばかりの風景の中に
数えきれない人々の夢の蕾が実ってて

どこかで誰かが泣いていて
どこかで誰かは笑ってる
そんなことを 思うこともないまま 過ぎる

どんな夢を 叶えたかったんだろう
今では 諦めることに慣れすぎてしまって

夢見ることをしないことが悲しいと
気づくこともできないまま生きてる

そんな自分から 抜け出したくて 走り出す
もう空は 飛べそうさ恐がらずに フライアウェイ

忘れな草が 揺れて

遠くに消えた光を
追うように 眼差しは
あなたの背中追いかける

疑問符ばかりが 世の中の大半を
占めていて 若いだけで期待は膨らんで

勝手に 要らない荷物を背負わされて
気づけば他人の期待に応えるための人生

そんな自分を変えたくて 走り出す
背中に翼を抱くイメージでフライアウェイ。

2016/03/03 (Thu)

[7451] だめになろう
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砂漠で 水もなくさまようような
果てない乾きに あえいでる

「ねえ知ってるかい?退屈は人を 殺すんだ」

目を閉じて訪れる夜を つかまえて野に放つ光

ここは世界のどこでもない場所

いつか君が 行きたがっていた場所

さあドアを開けて

ゆっくりと静かに泡になろう

二人で仲良くだめになろう。

2016/03/04 (Fri)

[7452] スワロー
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逃げも隠れもしないから
そっと雨に差し出した手のひらに
降りておいで 温かい涙をください

時計が王様の 顔で
時間を にぎってる
街に不規則な羽ばたきをひとつ

流れる 川の閑静を 乱すように
夜を 揺らすよ 闇にささやきかけて

目を閉じたら あと数分 気づけば夢の中

僕は 開けたままのドアの前立ち尽くす

早まるな まだ飛ぶには 些か 早すぎる。

2016/03/04 (Fri)
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