詩人:どるとる | [投票][編集] |
雨上がりの街に 落ちた星のかけら
夜明け間近の 空をオーロラが走る
まだ 眠りの中にいる君に太陽は 光の矢を放つ
笑ったり泣いたりするそのしぐさを
もっと見たくて 僕は ちょっと寄り道
迷子の星 尾を引いて 落ちた 今日はなんだかいいことがありそうな そんな予感
夢から覚めた あとの暫くの恍惚
肩まで浸かって そのうち沈み込むのさ
誰かが 待ちわびてる 「早く夜が明けないかな」
ときめいたそばからまた何度でも
ときめかせるような 君はもしや魔法使い?
遠い夜明けに 伸ばした手を つかんだのは
陽射しだった なぜだろう心は 軽やか
とりあえず走れるところまで
終わらない 光のレールは続いてく 彼方まで
迷子の星 尾を引いて 落ちた 今日はなんだかいいことがありそうな そんな予感。
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雨が降る 街を一人で傘を差して 歩く
悲しみは消えないままでも世界は回る
君に伝えられるほど大したことはない
ただ少しだけ悲しくて切ない日々を過ごしてる
通り過ぎてく光の先を
吸い込まれるように見つめてる夜に
ひとつまたひとつとこぼれてく
ほほに降る涙に 差す傘はないけれど
邪魔なはずの雨さえも 愛らしい。
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どんな言葉を 並べたらいいだろう
どんなメロディに乗せればいいいだろう
試行錯誤の 果てにあるものを
探しているよ 自問自答しながら
いくつもの出会いと別れの中で
手にした 名前のない何かを失うとき
ほほを伝う涙は どんな意味を持つだろう
そんなことは もうどうだっていいから
目の前にある世界について 夜明けまで語り明かそう
浅瀬に つま先を浸したような 薄っぺらい知識で 満たされたいだけです
どんな気持ちを愛と呼べばいいいだろう
何がそれを確かなものにするんだろう
誰かが涙ながらに聴いてる ポップソングは歌う ペラペラな愛を
きれいごとのような規制された 歌より
汚れてても本当の気持ちを歌った歌を
本当は聴きたいのに売り上げにつながる
それが名曲と呼ばれるような時代になってしまった だから子供は愛を履き違える
アイラブユーと歌ったところで それ以上先へは進めないのに それで安心してる
音と言葉のバランス
そこに声が乗っかって
歌になる
何のために聴くのだろう
街に溢れたポップソングは愛をただ愛としか歌わない
いくつもの出会いと別れの中で
手にした 名前のない何かを失うとき
ほほを伝う涙は どんな意味を持つだろう
そんなことは もうどうだっていいから
目の前にある世界について 夜明けまで語り明かそう
浅瀬に つま先を浸したような 薄っぺらい知識で 満たされたいだけです。
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笑い飛ばすよ 世界中の全ての悲しみを
欲張らないでまずは君の悲しみを
泣いたそばから 笑う 忙しいね君って人は手に負えません
手をつないで 心躍って
二人で行くのはありふれた未来
奏でる旋律 ドシラソファミレド
音階を飛び越えてその先の世界へ
鍵盤の階段を 登りきったら
夜は明けて あくびしながら
目覚ましに飛び起きた君
頭の中で まだ鳴り止まぬオーケストラ
夢の続きを 目覚めたまま見ているよ
迷うしかないよ 君が世界から消えたら
でも実際は泣きべそをかくだけだろう
情けないわって 何度でも君に 呆れられたい
同情されて 慰められて
明けては暮れる 日々
落ち込んでは 立ち直って その勢いで
きのうよりちょっと前に進んだりして
目標にしてる場所までたどり着いたら
万歳をして 大袈裟に喜んだけど
僕よりずっと 喜んだのは君
頭の中でまだ 鳴り止まぬ オーケストラ
夢の続きの続きを明日もまた見るよ
本を開けば あらすじは大抵 見える
難解な 内容でなければ飛ばし読みも可能
でも、それじゃあまりにつまらない
人生はゆっくり味わおう
奏でる旋律 ドシラソファミレド
音階を飛び越えてその先の世界へ
鍵盤の階段を 登りきったら
夜は明けて あくびしながら
目覚ましに飛び起きた君
頭の中で まだ鳴り止まぬオーケストラ
夢の続きを 目覚めたまま見ているよ。
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天気予報が めずらしくはずれた日に
世界は 少しだけ僕に意地悪をした
どうもすみませんね
優しさの持ち合わせがないので
ほっぺにチューでご勘弁
いつもどおりの君を見せてよ
そよ風を連れて
でんぐり返しをしたらぐるっと世界が回るでしょう
フライパンの上で 奏でる 味覚のオーケストラ
焦がしたって大丈夫 ちょっとした アクセント
昨日までの世界は きっと全部夢なのさ
明日からの世界は 見逃せないよ
そんな 未来を これから僕らが作るんだ
きのう見た夢がどんな夢だったのか
そんなこと覚えていられたらいいのに
愛してるの続き
いつも うやむやにしてしまう
不味くても お腹が膨れればいい
一線を飛び越えて
なりたい自分になる
美味い不味いは別にしてまずはチャレンジあるのみだ
レシピには載ってない自分だけのアレンジ
つまりはオリジナル 恐くはないさアクシデント
夢の中の出来事が 全て本当になるのなら
出来ないことなど何ひとつないのだろう
夢を未来に描くこと それが僕の今の夢
どんなふうな 味つけをしたって
仕上げは 食べてみなければわからない
結果なんてあとからついてくるもんだ
まずはやってみること 全てはそこから始まる
だからとりあえず 一歩踏み出す 勇気を持つこと それが必要
でんぐり返しをしたらぐるっと世界が回るでしょう
フライパンの上で 奏でる 味覚のオーケストラ
焦がしたって大丈夫 ちょっとした アクセント
昨日までの世界は きっと全部夢なのさ
明日からの世界は 見逃せないよ
そんな 未来を これから僕らが作るんだ。
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未来を覗くその二つの目には
どんな星が見えるだろうか
望遠鏡のように伸ばしたホロスコープ
あまりに遠くて見えないや
ただ今だけしかない輝きを守ってた
「今が楽しければそれでよかった」
そんな 幸せな日々は過ぎた
未来という 小さな種を 抱えて歩いてる
あの頃の僕らにしか見えないものがあるなら
尾を引いて流れたほうき星
瞳に映った 数えきれない光の雨
僕のほほをかすめていった
涙に濡れた夜 未来はずっと先の話だと
思っていたのに 辿り着いてしまった
こんなに 早く まだ実感がわかないや
不器用な手つきで今と未来を結ぶ
少しだけ 間違っただけ 言い訳するよ
あまりにも 違いすぎる理想と現実
ギャップに苦しむ日々に疲れたよ
時間のはるか 先を見つめていた
自由は 約束されていたのに いつの間にか願うことさえ不自由になった
僕らが待ちわびた未来はこんなんじゃない
そんな泣き言さえ むなしいね
尾を引いて流れたほうき星
瞳に映った 数えきれない光の雨
僕のほほをかすめていった
涙に濡れた夜 未来はずっと先の話だと
思っていたのに 辿り着いてしまった
こんなに 早く まだ実感がわかないや。
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春になって 花が咲いて少しは何かがマシになって
スタートラインから延びている延長線上に今日はあって
僕らは今日も その上をひたすら歩いてる
とある 掟に縛られて 身動きとれない僕らは
自由な体を もて余した
加速してくスピードに乗っかって
どこまでも終わらないストーリー
笑って泣いて それだけで日は暮れて
飯にありつくために汗水垂らして
報われない昨日も 割に合わない今日も
生きていれば 何度でも日はまた昇る
夢から覚めたように 暦は一周して いろんなことが変わる
出会いと別れのその中で ひとつでも無意味なものはなく
優しい痛みに包まれて少しだけ前に進んだ
季節の あとを追うつもりはない いくらでも置いていって
下降してく 時間に引きずられて
死の淵へ ドライブと洒落込もう
よくあるシチュエーションに よくあるタイミング
どんなにだめでしょうもない自分にも
生きていれば 何度でも日はまた昇る
夜の片隅に消えてくだけの涙を誓いに変えたら 少しはマシになれる
未来に咲かすための可能性を 僕らは手のひらに今握ってる
加速してくスピードに乗っかって
どこまでも終わらないストーリー
笑って泣いて それだけで日は暮れて
飯にありつくために汗水垂らして
報われない昨日も 割に合わない今日も
生きていれば 何度でも日はまた昇る。
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恋人たちは とりあえずあまった優しさで暖めあった
回るレコード 音を紡いでく 浮かぶのはいくつかの思い出
さよなら さよなら この街は冬の底。
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眠りから覚めたのは夕方も過ぎたころ
青白い星が窓に映る 約束は彼方
雪の降る夜には とても悲しいことがある
すれ違うだけの日々を生きてる
雪の降る夜には 言葉さえ 凍りついて
これ以上 先へは歩けない
小さな罠に 気づけずあなたを責めたね
愛してるなんて 口だけだって 思った
雪の降る夜には 心まで かじかむのです
どこか冷めたように突き放す眼差し
雪の降る夜には ささくれた唇
これ以上 嘘は突き通せない
雪に埋もれた 思いを 例えば
全部、素直に受け入れられたなら
明日から僕らは少し優しくなれるのに
あまりに 気づくのが遅すぎた
雪の降る夜には とても悲しいことがある
すれ違うだけの日々を生きてる
雪の降る夜には 言葉さえ 凍りついて
これ以上 先へは歩けない。
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うつろな瞳は 絶望という喫茶店に憩う
加速をつけたように先を急ぐ時計は
回り続ける レコードは
風に もてあそばれ
何度も重ねたさよならは
六畳間の 畳の匂いに混ざり消えていく
苔むした 部屋に 街は広がり
道を伸ばして 国を作っていく
南の窓を開けて 旅に出よう
翼はなくとも イメージだけで飛べる
ここからは少し ダークサイド
油断したらそのまま地獄行き。