詩人:どるとる | [投票][編集] |
生まれてきてくれてありがとうって
言葉にしたよ この世界でただ一人の 僕の血を分けた人よ
これから一緒に 笑ったり 泣いたりしたい
何度でも 思うことだ 君に会えてよかった
そんなささやかな瞬間の小さな 喜びを集めて 幸せっていうやつは 形になるんだろう
君に会えた そんなありふれたことが
後々 しみてくるんだろう 重ねた傷跡に落ちた涙が
優しさを忘れた僕に優しさを教えてくれる
何度でも 君を好きになって でもまた喧嘩して 仲直りしてはごめんねなんて ほっぺた赤らめながら 二人で笑うんだろう
どんな人にも使える魔法の言葉がある
教えてあげよう 愛してるって言えば
大抵のことは もうどうでもよくなる
愛してる人から愛してるって 言ってもらえれば
何度でも 思うことだ 君に会えてよかった
そんなささやかな瞬間の小さな 喜びを集めて 幸せっていうやつは 形になるんだろう。
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連れていって 見たこともない世界へ
連れていって まぶしすぎる光を見せて
いつか 出会うための出会いなんて
きっとありはしないと笑った
昨日の僕にさよなら
でこぼこの道を 既成概念手に 行く
喜びの歌が 頭の中で 響いて 夜が明ける
鳥の羽ばたき 光は乱反射 水色のシャワー
楽しいことのはじまりはじまり
君がくれた この気持ちを 手に 行く
喜びの歌 言葉を越えてその先の世界へ
夢の続きへ 物語の結末へ 行こう
知らない 世界の扉が開くよ。
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どしゃ降りのあとの街がやたら冷えている
出会う人もなく ただ家路を 歩く
レールを外れることが恐いんだ
昨日までの当たり前な世界が
変わってしまう気がして
泡のようになって 水のようになって
透明な 気持ちに包まれる
踏み出した一歩は頼りないけど
その一歩で どこまでも行ける。
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飛んでみよう 羽を広げ 出来ないことなんてない
その なけなしの勇気ひとつ あれば どこまでも行ける
似たような顔が集まって
似たような 声で歌う
つまらない同じ色した気持ちじゃ
誰が誰だかわからない
だから、君と僕は離ればなれなの
主人公になって この世界を 縦横無尽
感激の音を鳴らして 今君に歌う
喜びの歌 体中すべてをつかって
奏でる オーケストラ。
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どれだけ言葉を重ねればいいのかな
花を咲かせるように その種となる
小さな 言葉を ひとつひとつ紡ぐ日々
あなたにとって それが光になるなら
どんな闇も 明るく照らしてくれるさ
足元も見えない不安ばかりの毎日で
あなただけが 僕の光でした
今度は僕が光になるんだ
心にささやかなランプを灯そう
いつまで 同じ景色を眺めてればいいかな
見渡すだけの世界はこんなに綺麗なのに
あちこちつぎはぎだらけの傷だらけだ
あなたにとって それが打開策になるなら
悪魔にだってなるよ 悪者になってやる
こんなにたくさんの人がいるけれど
心のない人ならばいても悲しいだけさ
笑顔の数だけ 涙もあるんだろう
そんな当たり前なことを今さら考える
多すぎる人の中 答えを探そうにも
何が正しいのかさえもう曖昧だ
あやふやな正義感を振りかざしたまま
悪を裁けない手を そっと開けば
手のひらに咲いた たしかな温もり
あなたにとって それが光になるなら
どんな闇も 明るく照らしてくれるさ
足元も見えない不安ばかりの毎日で
あなただけが 僕の光でした
今度は僕が光になるんだ
心にささやかなランプを灯そう。
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浮かんでは沈む イメージを
閉じたまぶたの裏で描いてる
ありあわせの夢で輝いた世界は
遠ざかったり近づいたりする
地下鉄を乗り継いで宛もなく行く
行き先なんてない気ままな旅だ
揺らいでばかりの気持ちのまま
空はあんなに 青いのに 今一つ晴れない心で
かいくぐる人波 素敵な言葉を探して
今日も 愛すべきあなたを 探してる。
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おまじないって 隙を盗んで
キスをするときのいたずらな顔が
凍りついたアスファルトの上に
あたたかい 時間を降らせるんだ
振り返る僕の瞳に映る 君の姿が
少しずつ大人びていくのは 季節が流れたから
僕は ちょっとだけ君に見とれすぎたね
いつの間にか 君も僕の知らない君になって
追いつけないような場所に 行ってしまうような気がして
手を握ったときの わずかな瞬間だけでも
永遠を感じたくて 五感を働かせてみる
だけど 通り過ぎてくだけのエブリデイ
さっきまでの 君もあんな遠くにいる
まばたきが もったいないと思う
人生でまばたきする回数を数えたら
どれだけの君を 見つめられたかな
今までのまばたきが惜しくなる
まばたきの瞬間に消える君の姿が
視界から消えるとき世界も消える
僕は少しだけ君を好きすぎるようだ
愛を知らなかった僕には 今の気持ちはわからない
こんなにも好きなことが幸せなこと
悲しいこと
出来ればずっとそばにいたいと願うけど
それは愛というにはわがままな気持ちだ
だから時には手を離す寂しさを知る
その寂しさがまだ見ぬ愛を教えてくれる
君のためならやれることならなんだってやった
君が笑ってくれるように
君が幸せになってくれるように
ただそれだけを思っていた
いつの間にか 君も僕の知らない君になって
追いつけないような場所に 行ってしまうような気がして
手を握ったときの わずかな瞬間だけでも
永遠を感じたくて 五感を働かせてみる
だけど 通り過ぎてくだけのエブリデイ
さっきまでの 君もあんな遠くにいる
ここから 見つめる君は少しだけ
憂いに満ちて とてもきれいだ。
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遠い昔 一人出掛けた宛のない 旅は3日と持たず 終わった
少しの食料と 少しのお金があれば
どうにかなると思っていたんだ
自転車にくくりつけた荷物と
胸には 夢だけ 詰め込んでいたよ
いくらだって笑えたはずなんだ
あの時の僕には何より僕が味方だった
世界の果てまでも行けると思った
自転車一台あれば 何も恐くなかった
テントを張って ランタン灯して
見上げた空に星が流れた
あの旅が教えてくれたのは
僕のちっぽけさと世界の果てしなさ
だから 3日で終わらせたよ
どしゃ降りの日ずぶ濡れで 帰った家出少年
一人では出来ないことを知り 少し大人になった
でも同時に一人でも出来ることもあることを知ったんだ
強くなったぶんだけ弱くなって そのぶん優しくなった
僕は涙を流した日にはじめて 見えなかった愛が見えた気がする
夢なんてすぐ見つかると思った
でも探すだけでへとへとに疲れ果てた
傷だらけになって 泥だらけになって
ほほを涙がひとすじ流れた
あの旅が無意味じゃなかったのが
わかったのはだいぶあとになってからで
今なら少しだけあの日の僕を褒められる
多少背伸びしてるけど 大人になった家出少年
残された 恥ずかしい足跡と 高く掲げた理想は
今は 大切な思い出のひとつだ 捨てるのはやめよう
僕のせいで負った傷だって 紛れもなく宝物だ
世界の果てまでも行けると思った
自転車一台あれば 何も恐くなかった
テントを張って ランタン灯して
見上げた空に星が流れた
あの旅が教えてくれたのは
僕のちっぽけさと世界の果てしなさ
だから 3日で終わらせたよ
どしゃ降りの日ずぶ濡れで 帰った家出少年。
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開けた窓の向こう 翼を広げて飛び立つ
イメージの向かう先を見ている
銀河に走る鉄道も おとぎの国の魔法も
この世界にはないとして 残されたこの ロマンは宛をなくした
目を閉じて 夜の中に星を描きながら
夢の中で 岸を目指す 翼のない鳥
足が羽のかわりで 大地を空のかわりにして
僕は行く 終わるまでは終わらない旅
冬の 凍てつくような寒さでかじかんだ
手を あたたかな歌で 温めながら旅は続く。
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夜空を見上げる 誰もが
星を見て 空想するだろう
遠い昔の人が 星に名前をつけて
星にかたちを与えたように
まだ知らない遠い宇宙の果てに
思い馳せる夜には 心に夢があふれる
目を閉じた 暗闇に星を 浮かべてみれば
それは 素敵なプラネタリウムのようだね
今流れたあの星はどんな物語を語るのかな
想像するだけで 夢はふくらむよ
眠れない夜に 読んだ 絵本の中に
広がる 世界を見ているような
耳をすませば星のささやき声も
聞こえてきそうな不思議な夜だから
時間から はぐれた旅に出掛けよう
朝が来るまでのささやかな小旅行
数えきれない星たちと同じだけの命が
この地上にも生きて 呼吸をしている
そんなありふれたこともまるで魔法のように
視野を広げれば 不思議なことだ
今だけは 言葉をしまって
少しだけ 言葉に頼らずに
ただ あの夜空を見ていよう
そしてその美しさに目を奪われよう
そして生まれる汚れのない気持ちを抱きしめよう
目を閉じた 暗闇に星を 浮かべてみれば
それは 素敵なプラネタリウムのようだね
今流れたあの星はどんな物語を語るのかな
想像するだけで 夢はふくらむよ。