詩人:どるとる | [投票][編集] |
花ひとつ咲いてないさびしい田畑に
あなたは 夢の種を蒔いてくれました
ありがとうでは伝えきれないから
この歌を贈ります 未来で待っていてね
ラララ ラララ
すべてのいのちに同じだけの輝き。
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手紙を 送りましたが
お体に おかわりはございませんか?
なにぶん遠く離れているので 風の噂も届きません
僕の勝手な 言い分だけが文面を埋める
だけど あなたを思えばこそのわがままさ
愛しているとか 今さら 言いませんが
ただあなたにもう一度会いたい
そんな気持ちがある
下手くそな 文字の手紙 白い 紙の上に
涙を降らす あなたも同じ気持ちだった
春が来たなら きっと行くよ 君の街まで
押し花もひとつ 入れました 貝殻も
君が気に入ってくれるといいな
何十枚も 書き直したんだよ 封筒や便箋にもこだわったよ
僕の つまらない 話にも笑わないで真面目に聞いてくれたのは君だけ
あなたの毎日には どんな 笑いがあるの どんな涙があるの
聞かせてね 教えてね
懐かしいあの声で
ピンクの便箋と封筒 僕には似合わない花柄
今朝返事が来たよ 写真が一枚入ってた
すっかり大人になってた君がいたよ
かわいいというよりももう
きれいって言葉がよく似合うのは
時間の経過を物語ってる
下手くそな 文字の手紙 白い 紙の上に
涙を降らす あなたも同じ気持ちだった
春が来たなら きっと行くよ 君の街まで。
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大切なもの ひとつ
手のひらの上にのせて
伝わるそのぬくもりに 嘘がないように
よこしまな気持ちはぬぐいきれないから
せめて どうか 君の心を傷つけぬように
何気ない瞬間や なんでもない日常のワンシーンに
ふと過る 名前のない気持ち それが愛なら そうかもしれないんだ
笑った顔がただ見たくて
泣いているだけで 不安になって
もう 目をそらしても君を思わずにはいられない僕は 君が 好きで 好きでたまらない
素直に愛なんて言ってしまうとなんだか 恥ずかしいから
照れ隠しに 笑ってみせた
ストロボ焚いて もい消えないようにって
網膜に君の顔を焼きつけました
あの日見た君の涙が今も僕の胸の中に
突き刺さってるよ はじめて見たから
強いんじゃなくて強がってただけなのに僕は気づけなかった
守ってるつもりで守られてたのは僕のほうだったよ
いつまでもその笑った顔を見ていたくて
君がいないだけで寂しくなって
手綱を 引きずりながら主人を探す犬みたいに 大切なものを失うと
心が空っぽになって 強いはずの僕さえ強がるだけの弱虫に変えてしまうんだよ
喧嘩したぶんだけ仲直りしてきたけどよ
キスをしたり 抱きあったりしてもまだ
足りないのはなぜだろう 新しい 君を
まだまだ知らない だから知りたいよ
日々色鮮やかに変わってゆく 君を
笑った顔がただ見たくて
泣いているだけで 不安になって
もう 目をそらしても君を思わずにはいられない僕は 君が 好きで 好きでたまらない
素直に愛なんて言ってしまうとなんだか 恥ずかしいから
照れ隠しに 笑ってみせた
愛してるが言えないかわりに ごまかすようにキスをする。
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曖昧な 輪郭線を下手くそにたどりながら
宛もなく 流れる 星は夜空を旅する
12の僕は宮沢賢治の銀河鉄道の夜に憧れて
僕は星や宇宙に 心うばわれた
誰の心にもただひとつだけ
輝いている一等星
忘れないで 今はやがて未来になったって
歩いてきたこの道のりのずっと先を見つめれば
僕の足跡がずっとスタートラインから続いてるんだ
地図を広げても 載ってない場所がある
たとえばアンドロメダやアルタイル
どんな星にも物語があって 何万光年ぶんの ドラマが
光になって この世界に降り注ぐ
僕は ボロボロの自転車に乗って 坂道をかけあがる
君に見せたいよ まだ見たこともない景色
しし座流星群が 雨のように 二人を 濡らした ほら悲しくもないのに 頬を伝う涙
本を開けばすぐそこにときめくような
物語は 知らない世界にいくらでも
連れていってくれるのに 渦巻く銀河は
どんなに手を伸ばしても つかめない
だけどあの頃僕の小さな手のひらに
宇宙は 広がっていたんだよ
だから ふれてみようもう一度
誰の心にもただひとつだけ
輝いている一等星
忘れないで 今はやがて未来になったって
歩いてきたこの道のりのずっと先を見つめれば
僕の足跡がずっとスタートラインから続いてるんだ
僕らの 心へと
夢見るだけでいい それが奇跡を起こすよ。
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数秒後の今なんて すぐにやってくるけど
数十秒後なら少し 間があるだろう
一分一秒を刻む 時計が僕にいろんな君を見せてくれる
日が沈めば夜がこの部屋にもやって来て
暗く沈んだ 部屋に今にも消えそうな明かりが 暮らしを 照らす
一人がさみしいわけじゃない
だけどあなたがいないだけで
僕は悲しみの中に取り残されるんだ
だから君の声を聞かせてよもっと
この世界は永遠じゃない 僕らに残されてる時間もさほどない
だから 大切にしよう まばたきひとつで終わる瞬間も
カメラのシャッターみたいにあなたを
この瞳に 刻みつけてレンズに 焼きつけて。
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自殺者が 年々増えています
新聞を見つめて 今さらかと思う
誰かの つまらない話に
相槌だけうって 聞き流す
たとえば 楽に死ねたなら
僕だって 死にたいと思う
どうして 生きているんだろう
どうして 生きていくんだろう
もっといえば なぜ生まれたんだろう
わからないことばかりだ
答えのない ことばかりだ
でも 答えを出そうとするから
埋まらないままの解答欄には
埋め合わせのように
「ただなんとなく」
そんなあやふやな言葉でごまかした
戦争で1日に何人死ぬんだろう
命を大切にしようって言うけど
それは平和な場所でしか言えない
命がいつなくなってもおかしくない
国に生まれた人たちは日々 そんな思いと隣り合わせなんだろう
生きていることが正しいなら
死にたいと思うことは間違いなのか
生きることも死ぬことも出来ない僕は
地に足を着けることもできず
いつまでも 宙に浮いたまま
自分にさえなれずにいる
この街のだらけた雰囲気に
のみ込まれてしまう
明かりに群がる虫けらさ
風が 擦りきれそうなほどに冷たい
高架下で アスファルトの壁に寄りかかり
ここから見えるだけの星を探した真夜中
頭の上を電車が通りすぎてく
どうして 生きているんだろう
どうして 生きていくんだろう
もっといえば なぜ生まれたんだろう
わからないことばかりだ
答えのない ことばかりだ
でも 答えを出そうとするから
埋まらないままの解答欄には
埋め合わせのように
「ただなんとなく」
そんなあやふやな言葉でごまかした。
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水が滴り落ちる音に気づけるだろうか たったひとつの命が
死にたいと 心から願う愚かさを
僕らは どんなふうに否定できるだろう
広すぎるこの街には 季節なんてないようで
生ゴミの臭いと曲がった 人々の背中
譲りもしない 電車の席
膝を擦る お年寄りを無視したような若者
優先席を 埋めるのはいつでも 学生
何がおかしいのかただ笑い転げて
辛そうにつり革につかまるお年寄りが
あきらめて前の車両に移る
その背中は何かを言いたげだったけど
僕には何も出来なかったよ。
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駆け出す夜の スピードで 僕は行く
世界の果てまでも あらゆる壁を飛び越えて
出来ないと決めつけた 僕がいた
逆上がりにしても自転車にしても
要領は同じだと気づいたのさ
「出来ない」という先入観が 僕を出来なくさせているって
「出来ない」を 「出来る」にするには
この世界を 変えてしまうくらいの 強がりで
何度も ぶつかって 自分を試さねば
無傷なら傷だらけのほうがカッコいい
その傷のひとつひとつが僕の力になる
さあ 世界を 飛び越えよう
駆け出す夜の スピードを追い越して
弱さを 塗り替えるんだこの意地の悪さで
転ぶことを 負けることを恐れた
昨日の僕が抱いた恐怖は間違ってない
逆上がりや自転車の完全な正攻法なんてないよ
「出来ない」を 「出来る」にするには
この世界を 変えてしまうくらいの 強がりで
何度も ぶつかって 自分を試さねば
無傷なら傷だらけのほうがカッコいい
その傷のひとつひとつが僕の力になる
さあ 世界を 飛び越えよう。
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歩き続けて ここまで来たけれど
宛もないまま ページだけがめくられる
お気に入りだったスニーカーは
白さをなくして汚れちまった
振り返れば たくさんの愛する人が
僕にいくつもの大切なものをくれる
たとえそれが価値のないものだとしても
どんな宝石より お金より かけがえのない思い出という名の
何処にも 売ってない ただひとつの宝物だよ
説明書もなければ ヒントもないな
道しるべがあるとすりゃそれはあなただ
軽くひねったら 折れてしまいそうな指先で 明日を指し示してくれるんだ
手当たり次第に 人に生き方をたずねて歩いた でも誰一人本当の生き方は知らない
この時間は 砂時計のように
時間が経てば 終わってしまう 跡形もなく消えてしまう
だからこそ生きていく意味があるんだ
どんなきれいごとほざこうが
正しいことは 正しいまんまで この僕の行き先を 決めてしまう
だけど 僕は弱味をにぎられてるわけじゃないから 自分の思ったように生きるよ
振り返れば たくさんの愛する人が
僕にいくつもの大切なものをくれる
たとえそれが価値のないものだとしても
どんな宝石より お金より かけがえのない思い出という名の
何処にも 売ってない ただひとつの宝物だよ。
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夜の終わりを告げる ように 太陽が降らした陽射しの雨
体中浴びて 夜明けに間に合うように走れ 止まらないスピードで
誰かが戯れに描いたような世界なら
せっかくのこの気持ちも まやかしなのかい?
燃えるように 沸き上がる 利かん坊の情熱は やがてこの世界をひっくり返すから
空を飛ぶ 鳥のように 翼を広げた夜は
羽ばたいていく 誰も知らない明日へ
夜明けは すぐそこまで近づいてきてる
知りたいよもっと知らないすべてを
一度はあきらめた夢を追いかけるなら
今しかないと 迷いを捨て踏み出す一歩は
世界にも 手が届くくらいなんだ
盛り上がりの場面を 通り過ぎてもさめないボルテージ
どこまで行けるかなあ 思案してるんだ ない頭つかって
退屈紛れに 広がった大地と空だって
そこには 愛すべきたくさんの人がいる
ペンを握りしめたとき きっと神様は
薄っぺらい僕らの命に 心という歯車をはめたよ
地球が回る 空がだんだん暮れていく
それはまるで 舵をとる船乗りの格好
どんな夜も明ける 悲しみのあとの朝も
ドアを開けよう その先の世界へ行こう
またひとつ何かを失うたびに
失ったぶんだけ何かを手にするだろう
抱きしめた光は 僕だけの太陽だった
卵が割れるように
ひび割れた隙間から
差し込む 陽射し
サーチライトの要領で
世界を瞬く間に照らした
それを奇跡と呼ぶなら もう奇跡は起きている
僕らがその担い手だ
空を飛ぶ 鳥のように 翼を広げた夜は
羽ばたいていく 誰も知らない明日へ
夜明けは すぐそこまで近づいてきてる
知りたいよもっと知らないすべてを
一度はあきらめた夢を追いかけるなら
今しかないと 迷いを捨て踏み出す一歩は
世界にも 手が届くくらいなんだ。