詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界を縦横無尽
世界の果てまでどこまでも手を伸ばして
僕はアイデアの宝庫
奇跡の塊 ダイヤの原石 砂の中の砂金
さあ 笑い 泣け 叫べ
自由に生きれなくてこの世界で楽しむ ことなんてできない
もっと ド派手に 自分を押し込めないで 大胆かつ繊細に 世界を料理して
ヒミツのスパイスまぶして 神様の舌も痺れさせて 頭ひとつぶん抜けた力で
フライパンの上に 来るべき未来を想像しよう そしていつか
夢のお膝元へ たどり着く日まで 僕は走る。
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泣きそうな顔で生きていたら
笑いかたを忘れてしまったみたいだ
嘘をつくことで 自分を守ってたつもりだったのに
気づいたら 傷だらけだった
あしたの空に 続いていく
今日という日の空が暮れて 茜に染まる頃になぜだろう
誰かに会いたくてたまらなくなるの
あなたのあしたがせめて 今日の悲しみを忘れるくらい
いい日になりますように 僕は小さな祈りをささげるから
悲しいときほど強がってしまうけれど
それは傷跡を自分で開く行為だ
優しい人が一人でもそばにいればいい
だけど優しさを求めれば求めるほど
見つけてしまうのは人の狡さや冷たさだ
人の影に隠れながら そっと世間をうかがうように見渡したらもう泣きたくなる
たとえ今日が雨だったとしても あしたは晴れると
どこかで信じていたい自分が 今日の自分を強くする
ふと立ち止まる帰り道
見上げた空を 星が流れていった
願い事は 言う暇もなかった
なぜか涙も ほほを流れていった
「誰にも優しくされなくても 誰かに優しくしたくなる」
そんな気持ちが 今みんなに必要なんだね
優しさは空っぽからでも生まれるんだよ
あなたのあしたがせめて 今日の悲しみを忘れるくらい
いい日になりますように 僕は小さな祈りをささげるから
あなたが 笑ってくれるようにまずは
僕が手本を見せるように笑うから。
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歩き続けてきたよ どんな悲しみの中でも
時に泣きながら 時に笑いながら 生きてきたよ
いくつもの季節が いくつもの花を咲かせては
いつの間にか 風吹くように あっという間のうちに はるか遠く
窓を開けて ドアをくぐって
階段を 駆け上がって
まだ知らない 明日の空を見届けたくて
雨に濡れ 陽射しに焼かれ ここまで生きてきたのさ
少しだけでいいから
これから行く道がなだらかでありますように。
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たとえるならば 疑うこともなく
たったひとつの正しさを信じるなら
この世界には個性なんていらないね
色鉛筆も赤青黄色があればいい
色褪せたそばから色づいていく
唯一無二の自分自身を見つけ出せ
自分の思うことが世界のすべてではない
やっと気付いた僕は 振り出しにいた
決まりきったような形や色ならノーサンキュー
出たとこ勝負だ 大いに悩み迷おう
この世界の色に容易く染まってたまるか
ありきたりな色に染まる訳にはいかない。
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一日の終わりに降る雨は
散らかった思い出を片づけるようだなあ
余計な配慮をするくらいならば生まれたくなどなかった
産み落とされたこの悲しみに
どうか終わりがあるならば
その時、僕は命もいらないから
目を閉じて 耳をふさいだままでも
目をそらせない 聞き逃すことはできない
生きてる音や 風のざわめき 川のせせらぎ
それは 心に直接 伝わるメッセージ
かわすことのできないメッセージ
あなたが紛れもなく生きてることを
どうしようもなく証明している。
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平行線の上を歩くような
引かれたレールをなぞるような
そんな単純なことがすべてなら
答えに迷ったり悩んだりしなくてもよかった
幸いなことに 悲しいことに僕らは
じたばたしないといられない質です
くるくる回ってる 生と死の境を
ギリギリのラインにとどまっているんだ
いわばそれはすなわち光と影のような
相反するもの同士が奏でる美しい旋律
這い上がってはまた落ちてくような
絶え間なく 途方もない連鎖の中でも消えない光があるよ
たとえばそれが君なら僕は何ももう望まないし
これ以上何かを欲しがる必要性すらもないからね
また同じ場所に たどり着いたなら 昨日と同じ朝で
落ち合って 変わらないニュアンスで
おはようって 言えば それでいい
満たされていく 心
もて余したのは希望
言葉足らずなままに
ちぐはぐなリズムで
それは 繰り返される
神様なんていやしない
この世界にはあらすじなんて必要ない
進んだつもりで振り出しからのスタート
行きつ戻りつの旅 もどかしいループ
這い上がってはまた落ちてくような
絶え間なく 途方もない連鎖の中でも消えない光があるよ
たとえばそれが君なら僕は何ももう望まないし
これ以上何かを欲しがる必要性すらもないからね
また同じ場所に たどり着いたなら 昨日と同じ朝で
落ち合って 変わらないニュアンスで
おはようって 言えば それでいい
アイラブユーって言えればなおいい。
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君と出会ってからいくつ季節は過ぎたかな
君との思い出が 両手じゃ抱えきれないほどできたよ
さよならする為の出会いじゃないから
たとえば君が僕より先にいなくなっても
僕は君を最後まで思い続けるだろう
それが愛っていえるものは 何一つない
でも確かに 言えることは
愛し合う意味は愛される喜びや
人を愛することの喜びを知ることにある
悲しいことも 喜びの数と同じくらいあって
けっしてすべてがいい思い出とは呼べない
それでも流した涙も惜しくはないほどに
あの頃の僕より強くしてくれたのかも知れない
だから涙のぶんだけ明日が見えるよ
それだけが愛といえるものはなくていい
あなたにとっての愛 僕にとっての愛
様々な愛の形があっていい その思いに心が灯っていればいい
ありふれた 気持ちが あざやかな色に染まってゆく
雨はやさしく二人の間に降る 「生きる悲しみ」は「生きる喜び」の姿を変えた形
明日には この涙も笑顔に変わる 変える
それが愛っていえるものは 何一つない
でも確かに 言えることは
愛し合う意味は愛される喜びや
人を愛することの喜びを知ることにある。
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僕は人間ですから 間違えることもある
たまには誰かのお世話になることもある
そのせいで誰かに迷惑かけたり 困らせたりすることもある
だけど だけどそんなことはね
お互い様だから
つまらないこと言わないで
その手で誰かを支えてあげよう
人と人が手を繋ぐと
リボンの形に見える
なんだかんだ言っても
結局あなたは困ってる人を見捨てられない
おせっかい焼かずにはいられない
そんなふうにできている。
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がら空きの胸の中を 通り抜ける北風
忘れたはずのいつかのさよなら
君と歩いたこの道にあますことなく描いている
つないだ手のぬくもりさえもまだ真新しくて
まるで昨日のように色あざやかなままおぼえているから
枯れ葉舞う 並木道 届かない この声は
まだ君の心の中に 片付けられない愛を置き忘れたまま
願ってしまう 君ともう一度 離した手を
つなげたならなんて わがままな僕を風が笑ってる
季節は忙しない 先を急ぐ旅でもないのに
思い出すのは楽しいことばかりさ
だけどなぜだろう 思い出がまぶしいほど涙に変わる
たとえば願いが叶うなら 君に伝えたいことがあるよ
ごめんなさいやありがとうじゃ足りないほどの気持ちさ
愛の糸が切れたそこからて結び直せるなら
もう一度 君との日々をやり直して 今度は間違わないように
歩幅が離れたり近づいたりしても 心だけは重ねて
大切なこと 忘れないようにするよ
時計の針は 戻らない 残酷なまでに
明日へ向かって 進んでゆく どんなに昨日が美しくても思い出は思い出
いつまでも 立ち止まってはいられない
枯れ葉舞う 並木道 届かない この声は
まだ君の心の中に 片付けられない愛を置き忘れたまま
願ってしまう 君ともう一度 離した手を
つなげたならなんて わがままな僕を風が笑ってる。
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お互いに遠慮したり
お互いに気遣ったり
そんなことをしてるうち
心が見えなくなる
よくあるドラマの最終回みたいに
ハッピーエンドで終われるように
今を生きる 不器用でも
途切れそうな言葉をつないでゆこう
今日からでもいい 少しだけ優しくなってみよう
愛することを覚えてみよう 愛されることに慣れてみよう
家族なら
お互いに よそよそしくなったり
お互いに敬語で話したり
つまらないことに真面目になって
輪郭がはっきりしないなあ
小さなことでいい
とにかく 心に空気を入れて
しぼんだ気持ちを膨らませよう
途切れそうな言葉をつないでゆこう
今日からでもいい 少しだけ優しくなってみよう
愛することを覚えてみよう 愛されることに慣れてみよう
家族なら。