詩人:どるとる | [投票][編集] |
積み重ねていく日々はまるで
子供の小さな手が積み木を積むよう
ひとつひとつ違う形と色をしている
涙や笑顔を記憶に忘れないように
刻み込んで覚えさせて 消えない足跡を残す
花は枯れてもなお美しく人は思い出という名に変えて心に過ぎ去った日々を宝物のように抱きしめる
笑ったことや泣いたこと 忘れたい思い出まで 僕のひとかけら 明日を咲かすために今日があるなら
この涙にも意味はある 今はひたすら 種を蒔く日々
いつか 花が咲く日を 待っている
流れていく川の先を見つめれば
不安ばかりがこの小さな胸を満たす
今は今のことだけを考えていればいい
でも瞳に映るのは今日より明日のこと
迷いながら悩みながら 答えが出るまで自問自答
空は 暮れてこそより美しく 人の心に安らぎの時をくれる
今だけは悲しみを 忘れて笑えそうさ
目を閉じてしまうには あまりにもったいない そこにあるすべての美しいものを見逃すな
悲しみと喜びが隣り合うこの世界で
笑うには涙を知らなければいけないよ
希望はあるさ幸いにも雨上がりに虹が架かるんだ
ページをめくる手が次の季節を招き寄せる
ここからは少しだけ 上り坂 ゆっくり行こう 焦らずに行こう
どうせ急がない旅だ
花は枯れてもなお美しく人は思い出という名に変えて心に過ぎ去った日々を宝物のように抱きしめる
笑ったことや泣いたこと 忘れたい思い出まで 僕のひとかけら 明日を咲かすために今日があるなら
この涙にも意味はある 今はひたすら 種を蒔く日々
いつか 花が咲く日を 待っている。
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もう喧嘩は終わりにしよう
お互いに悲しくなるだけ
つまらないことだったね思えばいつも
二人を 言い争わせていたのは
くだらないプライドの張り合いだった
ひとりになれば寂しいくせに
二人でいると喧嘩ばかり
そのくせまた寂しがる 心が憎い
でも反面ありがたい
手のひらいっぱいの涙を抱えて泣いてる君を見つけたとき
僕もたまらなくなって 涙が止まらなくあふれてきたのを
今でも 忘れられない思い出のひとつとして この胸に宝物のようにしまってる
今ではもう 幻となった君との日々
なぜ気づいたらもう手遅れなんだろう
君に恩をもらってばかりで
ちっとも君に 感謝を返せないまま
ありがとうって言ったことはあるけど
ありがとうって言われたことは数少ない
君は僕といて 楽しかったかな 幸せだったのかなあ
隠れん坊してる訳じゃないのに いつの間にか君を探してる
空を見て ああそうかと気づいたとき 僕の目にはまた涙が滲む
ほら 今日も夕日が沈む頃合い 君がいればきれいだねなんて言ったのかなあ
夕日の赤い色がやけに目にしみる
変わったことといえば煙草の数だけが増えたことと
少しだけ痩せた事くらいで あとは何もない
あの頃のまま ずっと君の面影を抱いてる
手のひらいっぱいの涙を抱えて泣いてる君を見つけたとき
僕もたまらなくなって 涙が止まらなくあふれてきたのを
今でも 忘れられない思い出のひとつとして この胸に宝物のようにしまってる
今ではもう 幻となった君との日々
両手でも抱えきれやしないほどの僕の涙を見つけたとき
僕は 誰かの手を ぬくもりを欲して 手探りした
君がもしも許してくれるなら
新しい一歩を踏み出してもいいかな?
死ぬまで愛すと決めた君に背中を向けて。
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人はどこに向かって歩いていくんだろう
ありもしない見えないゴール目指してる
誰かと競ってるわけじゃないのに
いつも何か 急ぎ足で 誰かを目の敵にしていませんか?
回る 回る 観覧車の中のひとつのゴンドラに乗っかってるに過ぎない僕らですから
互いに争い合う事なんか 何の意味もないことで
他人にはそれが滑稽にしか見えないから
借り物の命を空に返すまであなたは静かに ただその時を
窓の外の景色でも見ながら待ってりゃいい
鏡を見てそこに映る自分に嫌気が差す
いつまでそうやって泣きべそかいてるんだ
涙ってやつは 一度覚えちまったら
なかなか忘れられない そういうもんだと 誰かの本に書いてありました
所詮 小さな世界で生きてるにしか過ぎない僕らは この世界をあまりに壮大に考え過ぎて 道に迷う
ここから眺めてる景色の中に 笑顔だったり涙であったり 素敵なものを ひとつひとつ増やしていって
やがてそれがかけがえのない宝物になって あなたの人生を染める あざやかな色のひとつになる
すれ違って また どこかでつながって
知らんぷりしても 放っておけない
君の涙に 背中向けることなど出来やしない
僕は君が 君は僕がどうやら ただひとつの人で
だからそれを恥ずかしがらずに愛と呼ぼう
互いに争い合う事なんか 何の意味もないことで
他人にはそれが滑稽にしか見えないから
借り物の命を空に返すまであなたは静かに ただその時を
窓の外の景色でも見ながら待ってりゃいい
そんな暇があるなら誰かを飽きるくらい愛せばいい
誰かにいやというほど愛されればいい
そのほうがいい。
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流れてく人波を なんとなく眺めてた
僕は今どの辺にいるんだろうこの列の
誰かと隣り合う毎日
例えば電車やバスの座席の隣同士になった人に気にも止めずいるけど
「たまたま乗り合わせただけの関係」や
「たまたますれ違っただけの関係」
でもそれもまた無関係という関係だろう
僕は今どこにいますか?
僕の声は聞こえてますか?
応答せよ 反応してよ 決死のSOSも届かない
携帯やスマホも圏外じゃないのにね
心ってやつはどうやら時代遅れで
進化なんかとは無縁で いつまでも
頑なに心を閉ざしたがる
他人というだけで自分と他人の間に線を引く そんな生き方にいつから変わってしまったんだろう?
思い当たる節が誰にもあるだろう?
今すぐ消してくれよ 目障りだ
この前、電車の優先席で我が物顔で ふんぞり返っていた若者がいたな
「お年寄りが目の前に 立っているのに譲りもしないで」
そう思う僕も同じ立場になったら
きっと譲らない 知らないふりしてるよ
他人のことばかり責めるわけにゃいかないなあ
僕も当事者 誰も傍観者には回れない
「いじめられています
誰にも言えません
親も先生も頼りにならず 結局死を選びました」
知らないだけで腐るほどあふれてるんだ
どうしてみんな心ってやつをこんなに
たやすく踏みにじれるんだろう
僕もそんないい人間ってやつではないが
そこまでして得られるものなど糞くらいだ
だから他人と自分を隔てる線など なくていい
あなたも僕も同じ人間という点では何も変わらない
違いなどあってないようなものだ
きれいごとでもとりあえず聞いてよ
少しは楽になる
「希望っていうやつはいい加減だね
人を期待させておいて」
でも勝手に期待したのは君だろう?
なら君も勝手だね
僕は消すよ ほらもうあなたと 僕との間には遮るものなんかない。
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目を閉じたら 消えてしまいそうな
まばたきの数秒後にはもういないような
そんなはかない輪郭でそこにいる君に
僕は何かをしたいと思うんだけれど
何をすればいいものかわからないまま
過ぎてく季節を指折り数えて
朝を夜を何度も見送って来ただろうか
ただそばにいるだけで それだけで
安心しきってしまう
あまりに幸せすぎて
夢を見ているような気持ちになって
愛されているということにのぼせていた
君がここにいること それを 当たり前だと思ってはいけない
「いつもありがとう 」
そんな気持ちを胸に君の手を離すまいと誓う
願わなくても 愛は無数に生まれて
もらってばかりで何も返せないんだよ
有り余る程の優しさで君を包みたいのに
「あなたが幸せなら私は何もいらない」
そんな君の言葉におんぶしていたんだ
追いつけ追い越せと生きてきたけど
僕は今まで何を追いかけて来たんだろう
君が笑って ただそれだけでうれしくて
でもそれが全部僕の為だと思ったら
なんだかわるくて 愛されてばかりの僕が途端に恥ずかしくなったんだよ
でもそしたら愛してくれる君に 申し訳ないと思うから
たまには僕にも愛されてね 下手くそかもしれない
不器用かもしれないけど
精一杯愛するから
誰よりも君を 見ているから
愛されてばかりの僕はありがとうって言うけど
そのありがとうは 僕には悲しく聞こえる
なんだか 愛を寄越せと言わんばかりで
だから ありがとうと言う前に先回りして 今度は君からありがとうって
言ってもらえるようにするよ
ただそばにいるだけで それだけで
安心しきってしまう
あまりに幸せすぎて
夢を見ているような気持ちになって
愛されているということにのぼせていた
君がここにいること それを 当たり前だと思ってはいけない
「いつもありがとう 」
そんな気持ちを胸に君の手を離すまいと誓う。
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ほら今日も 日は暮れて
人通りも まばらになって
誰もが帰り道を歩いてるだろう頃
僕はなにをしているんだろう
そして君はなにをしているんだろう
僕は今日あったこと
ひとつひとつ思い出しながら
たまに君の怒ったときのふくれっ面を思い出して 吹き出してしまうんだろう
そしてこの街に住む 何人もの 人が こぞって 集まって
刻んでいく物語 それは永遠じゃない
いつかは尽きてしまう時間を 待たせてる
そんな 悲しみを はらみながら続く毎日
だから 永遠じゃなくても 限られた時間の中で人は誰かとの時間を大切にする
そんなありふれた気持ちの片隅にそっと灯っている
それが幸せというものだと思う
小高い丘から見下ろす 色とりどりのたくさんの家
住む人も違えば 性格だって違うよね
女の人もいる 男の人もいる
若い人 年老いた人 大人も子供もいる
すべての人と仲良くするのは難しいかもしれない
でもね 嫌いな人はいても いなくなってほしいと思う人は一人もいないんだろう
僕の知ってる人もまだ知らない人も
これから出会う人も二度と出会わない人も同じようにこの世界に生きている
僕にはそんな一人一人の生き様がこの小さな街に 灯っているように見えるんだ
ほら 笑ったり 泣いたりしてる
そんな なんでもないことを繰り返して
少しずつ幸せは形になってくるんだよ
今は見えなくても 明日は今日よりもあざやかに見える
この街のともしび
そしてこの街に住む 何人もの 人が こぞって 集まって
刻んでいく物語 それは永遠じゃない
いつかは尽きてしまう時間を 待たせてる
そんな 悲しみを はらみながら続く毎日
だから 永遠じゃなくても 限られた時間の中で人は誰かとの時間を大切にする
そんなありふれた気持ちの片隅にそっと灯っている
それが幸せというものだと思う。
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昨日の痛みが よみがえってくるよ ほら
思い出とは少し違うかもしれない
だけど あの涙が 今日の日の笑顔を
咲かせたのも本当のことだから
夕暮れの街並みは いくつもの人の 重いため息を 背負ってる
流れる人波に僕はうまく乗れずに 置いていかれてしまう
笑った顔が あまりに悲しそうに見えた
だから思わず 抱きしめてしまった
うれしかったのは 握った手を握り返してくれたこと
言葉は いつも あと少し足りないんだよ
どうしてっていうほど 遠回りしている
だけど 君のその優しさでちょうどいい具合にほだされたら
そんなことどうだっていい
君にだけは置いていかれないように
君の手をぎゅっと握りしめた
みんな我先にと 急ぐばかりで他人になんか目もくれやしない
気を抜くと僕も そんな奴らと同じになってしまいそうになる
しっかりしなけりゃ
夢うつつの中で 見た君の笑顔が夢でないことを願うよ
そうやってなんとなく続いていくたくさんの僕と君の物語
背負ったり背負われたりしながら
かわりばんこに きっと今日もこの街のどこかで愛は順調に育っているんだろう
流れる人波に僕はうまく乗れずに 置いていかれてしまう でもいいんだ
僕が願うのは君の隣で この先もずっと
こんなふうに 笑ったり泣いたりすること
それさえ変わらなければ 誰に嫌われても君に愛されていれば
明日は 晴れる。
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夏を抱いた空に 白い雲は 宛もなく流れる
あの青空に とけてしまえたなら
心の帆を立てて 青い空の海を
大波小波かき分けて行こう
珊瑚礁の間を抜けて 魚の群れを横目に
机の引き出しの奥にしまったはずの絵日記に
描かれたあの夏にもう一度会いたい
風はどこに向かって行くのか 旅人気取りで
手紙も残さないまま いつの間にか
心に 翼が生えて 空想の中を旅する
自由はそこにあるものと知れ
鉄屑の街には 用はない 見えない扉を開けて
その向こうへ 逃げ水が手招きする
蝉しぐれの雨の真っ只中へ
いつか忘れたふりのあの頃の僕に会いたい
麦わら帽子は 風にさらわれて
どこかに消えた
追いかけてみよう
足取りは まだ消えてないよ
まだわずかに足跡が思い出の向こうまで続いてる
さあ 行こう船出のように
心の帆を立てて 青い空の海を
大波小波かき分けて行こう
珊瑚礁の間を抜けて 魚の群れを横目に
机の引き出しの奥にしまったはずの絵日記に
描かれたあの夏にもう一度会いたい
そしたらなんて言おうかなあ。
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今日はあいにくの雨で 朝から憂うつになるよ
どうして 悲しみは雨みたいに まるで過ぎ去ってしまえば
痛みさえも なくなって 影だけを残したまま消えていくのか
せめて 悲しい人生に傘がひとつあればいいね
見えない傘を 君の心に そっと差し出してあげるよ
お日さまが君の 空を照らすまで
目を閉じてしまうと
何も見えない暗闇が
世界を包み込んで 悲しみはそんなふうに何も見えなくさせる
そして今日も日は暮れて帰り道を歩く君
もうじき夕日が沈む
せめて 今日は笑えなくても明日は笑えるといいね
涙で ずぶ濡れの君の心に 僕の傘を差してあげるよ
いつもみたいに君が笑ってくれるまで
泣いてもいいんだよ
生きるということは時に苦しくて辛くて
だからその痛みを
人は涙で流してごまかすんだ
そしてまた笑えるようにしてるんだ
せめて 悲しい人生に傘がひとつあればいいね
見えない傘を 君の心に そっと差し出してあげるよ
お日さまが君の 空を照らすまで。
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泥まみれでもいいのよ
笑うのが下手くそでも
傷だらけでもいいのよ
あなたらしくって素敵じゃない
汚いって思うのは汚いっていう人の心が汚れているから
そう見えてしまうだけだ
だから
泥まみれでもいいのよ
たとえあなたを誰かが嫌っても
私だけはそばにいて
誰もつなごうとしないその手をぎゅっと確かに握ってあげるよ
誰にも愛されないあなたを
同じように誰にも愛されない
私があなたを誰より先に愛すから。