詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうして 白く染めてしまうの
積み重ねた思い出までも
いつかはさよならする為の出会い
それはまるで雪のようだね
固く閉じた蕾たちは
あたたかい季節を待っている
遠くで僕らを待ちわびている
春は冬に埋もれて今はまだ見えない
そのせつなさを そのかなしみを
すべて白く染めてしまう
ささやかな魔法 負ったはずの傷跡さえも今だけは見えないよ
君はすこしだけ 足を止めて
空を見上げて目を閉じた
冬の寒さの中で飛べない鳥は
抱き合いながら冬を越すよ
遊び疲れた子供たちは
眠りの中でもまだ遊んでる
ほの明るい暖炉の前で
あたたまる僕らには寒さも愛しい
忘れがたい場面や 旅の疲れを
すべてひとつに束ねて
思い出と呼ぼうか やがて雪は解けて 冬終わるとき花が咲く
たとえばこんな 季節に名前をつけるなら
なんだろう 僕はいつも言葉に出来ずに
美しい景色の前に 小さくたたずむんだ
そのせつなさを そのかなしみを
すべて白く染めてしまう
ささやかな魔法 負ったはずの傷跡さえも今だけは見えないよ
忘れがたい場面や 旅の疲れを
すべてひとつに束ねて
思い出と呼ぼうか やがて雪は解けて 冬終わるとき花が咲く
今はまだ夢うつつの中 やがて長い夢から覚める君は 一輪の春を待つ花。
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波紋ひとつない水面に
あなたという花びらが落ちてきて
はじめて私の心を乱したね
うれしかったよ
この気持ちは名前は初恋というんだ
だけどそんなことどうだっていいんだよ
風の中に 一人
立つように僕は
この世にひとつの孤独な思いを抱いて
あなたというただひとりの人を思う
闇の中に 一人
浮かぶように 僕は
今までにない 不思議な 痛みを抱いて
あなたという ただひとりの人を思う
初恋はただ それだけじゃ初恋と呼べない
たくさん悩んでたくさん迷うから初恋なんだ
叶わなくても初恋なんだ。
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夕暮れ時 川を見つめていたよ
石を投げたら 数回跳ねてやがて沈んだ
どうにもいかないことをとりあえず
誰かのせいにしたら気が晴れたよ
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
そしてやがて夜は街に食らいつく
僕の体はいつの間にか夜の腹の中
見上げた空には月が浮かんでた
ごまかして口笛吹いたら星が流れた
優しくするなよ こんな僕なのに
君の優しさが僕の傷にしみる
やさしい人よ 優しさは薬にはならないよ
でも優しい君の手はあたたかい
君を好きな僕と 僕を好きな君が
ほら ただ いるだけでそれだけで
なんだって出来るようなそんな気がするから今日は君と一緒に泣こうか それとも笑おうか
笑おうか こんな惨めな僕を
でも笑えるわけもなく涙に濡れる
笑えばいいさ こんなだめな僕を
でも優しい君は いつも僕より先に泣く
僕より僕を知ってる
君は いつも僕の前を歩く。
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今日死んだ誰かの
最後の台詞は
空に消えた 空に消えた
瞳に映る景色や場面に 耳に届く音や声に
何を重ねているのか 僕にも教えてよ
夕暮れの街 暮れていく空 ぽつんとたたずむ君の影が 揺れた
さよならさえも言えないままじゃ
悲しすぎるから なくした何かに
今はもう出会えぬ命に手を振るよ
明日生まれる命に名前をつけるなら
夢や希望を託しなさい
この世界は とても息苦しいから
気づくといつも寂しさに小さな胸をふるわしてる
いつもの帰り道 夜の中 手を伸ばせばすぐに冬の風が指先にふれる
このさよならの声はあなたには聞こえない
だってあなたはもうどこにもいないから
振り返るその先灯る家の明かり 優しく
折り紙折るように
少し 手間のかかる
作業だ それは
命を懸けた日々を
折る あらすじをなぞる物語
さよならさえも言えないままじゃ
悲しすぎるから なくした何かに
今はもう出会えぬ命に手を振るよ
だから今別れるべき時にすべてにさよならをしよう。
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日の暮れた部屋の中に君の面影だけが
ゆらゆら 炎みたいに揺れていました
瞳の中に映る いつかの幸せな暮らし
まだ君との思い出 捨てられずに
無理に忘れようと 明るく振る舞ってみたけど
無理してる自分があまりに哀れでたまらなかった
君とよく行った あのなんでもない
土手の道を 一人 歩く夕暮れよ
シロツメクサでつくった下手くそな冠と指輪
覚えているかい?風に消された愛の言葉
楽しい夢の終わりのように 目覚めれば
何もなかったように片づけられた部屋
愛された痕跡や愛した痕跡を探すけど
そんなものは 君の心に置いてきたよ
ため息を何度も飲み込んで噎せるよ
いつの間にか泣いてた 多すぎる思い出に
君と永遠を誓った筈なのに短すぎる
永遠だったなあ そのくせ濃密なる日々
日が落ちてく 土手の道にも夜が来て
肌を冷やす風が吹く もう帰る時間さ
君と寄り添って 指折り数えた星が
ほら今日はこんなにたくさん出ているよ
君が見たら 悔しがるかなあ そんな事を考えたらまた 雨が降り出した
君とよく行った あのなんでもない
土手の道を 一人 歩く夕暮れよ
シロツメクサでつくった下手くそな冠と指輪
覚えているかい?風に消された愛の言葉
「愛している」
君には聞こえたかなあ
ほんのひと時だったけど僕は君を
幸せに出来たかなあ。
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どうして 僕は君を愛しているんだろう
当たり前のこと過ぎて考えなかったけど
どうして 君は僕は愛してくれるんだろう
駄目なとこばかりのこんな僕なのになあ
人に自慢出来ることなんか何もなくて
だけど君は見つけてくれた こんな僕にも出来ること
それは君を死ぬまで愛するという大仕事
それをやり遂げるまでは死ねないよ
だから僕のこれからの役目は決まってる
人生かけて君を幸せにするということだ
どうして 人は人と愛しあうのだろう
辞書で引いてもわかるはずもなかった
どうして 人は人に愛されたいと思うの
嫌われるよりは幾分かマシなだけなのに
でも愛を知らない人では人を愛せない
ましてや人に愛されるなんて出来ないよ だから
僕の全ての言葉が君を思う愛の言葉
簡単で単純な僕が考えた歌を歌おう
どんな季節もどんな場所でも君だけに
誓う永遠の愛 いつまでも二人でいようね
つないだ手 離せないよ
冬の寒さに凍てついても 君のぬくもりがあれば大丈夫さ
帰り道、君と僕の間には数センチさえ隙間はなかった
人に自慢出来ることなんか何もなくて
だけど君は見つけてくれた こんな僕にも出来ること
それは君を死ぬまで愛するという大仕事
それをやり遂げるまでは死ねないよ
だから僕のこれからの役目は決まってる
人生かけて君を幸せにするということだ。
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浮かぶ 夕日が 今沈んでいく
誰かの帰り道を照らしている
赤い夕日が 今沈んでいく
今日もいろんなことがありました
悲しいことやうれしいこと
嫌なこと 辛かったこと
でもそんな一つ一つの出来事は
けして無駄じゃないし 消し去りたいとも思わない
忘れられない大切な思い出のひとしずく
消えてゆく 遠ざかってゆく夕日の影が
僕の足元に 揺れる影を静かに 縁取るように 見えたんだ
だから、僕は笑って今日の最後を 見送るよ
映るよ水たまりに 月が浮かんでる
歩道橋から見た君の後ろ姿
雨上がりの街 ふいに思い出した
さっきの君の泣き出しそうな笑顔
思い出したくないようなことも
愛や優しさだけでは生きれない そんな人生だけど
けして人を憎んだり ましてや恨んだりはしないよ
そのぶんだけ自分の恥になってしまうよ
泣いている 笑っている 君の顔が
僕の瞳に映る毎日それはまるでひとつの映画 君の雨はまだ止んでない
僕に降る雨がやんだら君に傘を持って行こう
消えてゆく 遠ざかってゆく夕日の影が
僕の足元に 揺れる影を静かに 縁取るように 見えたんだ
だから、僕は笑って今日の最後を 見送るよ
そうするだけで「さよなら」も少し優しくなる。
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人は誰でも孤独なものです
おまけに強がりの寂しがり屋です
意地っ張りの君は涙より悲しい
作り笑いでごまかしていたね
どうしてそんな顔をするんだろう
悲しいのならば泣けばいいのになあ
僕の知ってる優しい人は けして弱さを人前に出さない
泣いてるとこなんて人には見せないそんな人です
でもね君は間違ってるよ
君のその優しさは
君自身に優しくない出来損ないの優しささ
だから寂しがり屋さんはすぐに素直になりなさい
人は一人じゃ生きれない生き物さ
だから強がりは自分の首を絞めちゃうよ
風の中に心を置き去りにしたら
冷えきった心が人をうらんだ
行き場のない君が求めたものは
結局、誰かのぬくもりでした
夕焼けがやけに目にしみるのは気のせいかなあ
多分気のせいなんかじゃないよ
僕はわかってなかった君の気持ちを
わかろうとしなかったのかもしれない
君の優しさで うれしさのあまり 泣き出した僕は
君が涙を堪えた本当の理由に気づいて
本当は強い寂しがり屋さんを知りました
でもね、涙は
弱いから流すんじゃないんだよなあ
強い人ほど 優しい人ほど 泣ける強さを持っている
それもまた強さということを君には知っていてほしい
僕の知ってる優しい人は けして弱さを人前に出さない
泣いてるとこなんて人には見せないそんな人です
でもね君は間違ってるよ
君のその優しさは
君自身に優しくない出来損ないの優しささ
だから寂しがり屋さんはすぐに素直になりなさい
僕の前では 涙を隠さないで出来るだけ
素直に 笑ったり泣いたりしてほしいよ
指切りげんまん約束ね。
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何も聞きたくなくて何も見たくなくて
目を閉じていたよ
耳をふさいでいたよ
人はどうして生きていくんだろうとか
人はどうして生まれるんだろうかとか
答えのないことを日が暮れるまで考えてた
なぜかなあ 前向きになれないのに
なぜかなあ 後ろ向きにもなれない
なぜかなあまっすぐに歩けないのに
なぜかなあ 斜めに生きると歩きづらいよ
結局不器用に生きるのが似合っているんだなあ
誰かに助けられながら ようやく歩けるくらいが僕らしいんだなあ
誰にも会いたくないのに誰かにそばにいてほしい
思ってることと口に出すことが逆さまさ
人はどうして 人を愛するんだろうとか
人はどうして 人に愛されたがるとか
そんなふつうの生き方や思想に憧れてた
なぜかなあ 悪者にもなりきれない
これ見よがしな 正しさって奴も大嫌い
なぜかなあ 人を傷つけてもうれしくない
だけど人に感謝されるととてもうれしい
結局、どれだけ悪ぶってみても 僕には似合わないんだ
だから 心が行きたいほうへ僕は歩くんだ 誰かが笑えますように
道草するように 人の道を外れても
また戻りゃいい
ひとりぼっちはやっぱり寂しいなあ
だからお日さまのあたる 明るい場所にいたいよ
そして君のために 僕は生きると決めた
君も誰かのために 生きてください
なぜかなあ 前向きになれないのに
なぜかなあ 後ろ向きにもなれない
なぜかなあまっすぐに歩けないのに
わざと斜めに生きると歩きづらいよ
結局不器用に生きるのが似合っているんだなあ
誰かに助けられながら ようやく歩けるくらいが僕らしいんだなあ。
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最終電車が出る 僕はその背中を見送る
切なさとか やるせなさとか 胸にしまって
夜が広がった 瞳とはいわず耳の中や
意識の中にも そっと油断も隙もなく 入り込んで 僕をだます
寂しさよ 切なさよ
なぜに言葉にさせてくれないか
むなしさや悲しみに
話しかけても返事はなくて
ただ、まっすぐにどこまでも続く
一本道が 夜明けへと続いている
チェロ弾きは 探すよ 愛すべきコードを
何ひとつ 出来ない僕だと見せかけて
夜を広げてく 地図にない場所にまで
君の頭の中で広がる夢の中にも 入り込んで すべてをだます
目くらましさ
寂しさよ 切なさよ
なぜに言葉にさせてくれないか
むなしさや悲しみに
話しかけても返事はなくて
ただ、まっすぐにどこまでも続く
一本道が 夜明けへと続いている
痛みよ 安らぎよ
楽園を 追われたような僕に
見せてくれよ いつかの光
夢から覚めて気づく朝
まだ、朦朧とした頭を奮い起こして
踏み出す一歩は きれいな花を咲かすから。