詩人:どるとる | [投票][編集] |
子供はいいよね 大人みたいに働かなくてもいいから
大人はいいよね 子供みたいに勉強しなくてもいいから
互いの暮らしを知らないままで
ちょっとしか見てないから
互いに憧れるばかりで過ぎてく日々
僕はこんな事で泣いているんだ笑っているんだ
聞いておくれよ
悲しいこともちゃんとあるんだよ
でもたまにうれしいこともあるんだ
おまえを膝の上に乗せて聞かせよう
父さんの涙と笑顔の毎日を
でも、大人になるのが嫌にならないように少し脚色して
面白おかしく語るとしよう
父さんのないしょ話。
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いつから変わってしまったんだろう
いつから腐ってしまったんだろう
散らかった部屋ならば子供だって
片づけることくらいは出来るのになあ
大の大人が 散らかしたままで
心さえごみ屋敷に化す
浮き世に 訴えかけるのは ホレたハレたを歌う甘ったるいラブソングじゃなく
死にたいなら死ねばと叫ぶ赤裸々な 真実を歌う 血みどろのラブソングです
カタルシスの雨よ
洗い流しておくれ
汚れきったこの世界をこの僕を。
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僕は愛を 信じない
単に愛を叫ぶ輩を信じない
僕はきれい事をほざく輩を信じない
「これぞ正しさ」と押し付けがましい輩を信じない
テレビの中 愛と平和を謳う 番組や歌を僕は嫌う
アドバイスならまだしも生きていることをさも正しいことのように言いきる人を僕は憎みさえする
この世は意外と冷たい 他人をそれ程
映画やドラマのように気遣ったりしない
他人の繋がりの希薄さは表向き ハートフル 中身空っぽ 台本通りまるでプロレス
お互い 示しあって生きているんです
だから僕は無理に人に生きろといわない
僕はへそ曲がりだから人に死ねというよ
それが僕なりのやさしい歌だと歌う。
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誰かを愛することは命懸け
誰かに愛されることも命懸け
若者は性欲に飢え容易く処女童貞を捨てる
無様なイチモツだねと女がほざけば
締まりがないのはゆるみきった性格のせいと男は言い返す
ホテル街には お粗末な喘ぎ声と
白濁した愛液がお似合いさ
モザイクですぐ隠したがる世の中に
敢えて全裸で 訴えかけるよ
餓鬼畜生がこぞって乱交
親は子を殺め 若者はネットの中に 悪口をアップするのに忙しい
昔気質の「義理と情け」は最早死語ですよ
こそこそ声でしか歌えない 人肌に温めた血まみれラブソング
時代のせいにして他人のせいにして
あとはなんのせいにするのか
汝、今宵も自慰にふけり痛い妄想するのでしょう
愛なんてあってないようなものと女がたやすく子をおろす
「私の子をどうしようと私の勝手」というあんたが勝手
血も涙もない人よ血と涙を流せよ
節操のない人よカラダを大切にしなよ
「謝ればすぐに許される」という世の中の風潮に 流された
人の目には 一体どんな幻覚が映ってるのか
「ダメ絶対」のバリケードを平気で越えるな溺れんな
物陰でしか 流行らない イマドキ古い きれい事ソング
「したい」気持ちに負けてはならぬ
「贅沢は敵じゃない」にしても
弱い「自分」に負けてはならぬ
モザイクですぐ隠したがる世の中に
敢えて全裸で 訴えかけるよ
餓鬼畜生がこぞって乱交
親は子を殺め 若者はネットの中に 悪口をアップするのに忙しい
昔気質の「義理と情け」は最早死語ですよ
こそこそ声でしか歌えない 人肌に温めた血まみれラブソング
世界へ向けて発信するべき 正しき謳う
血まみれラブソング。
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命って不思議だね
命っておかしいね
いい人ほど短命
悪い人ほど長生き
よく言ったもんだね
病院の一室で一生を終える人
健康だけど自殺をして命を絶つ人
いろんな人の生き様があるけれど
僕はどんなふうに死ぬんだろう
たまに遠い未来のことを考える
心が勝手に 僕から抜け出して
遠い景色の名前も知らない人の今を
映し出すよ そして無用な憧れを抱かせる
僕なんて 飼い慣らされてる訳でなく
ただ自由気ままに野良やってるさ
悲しみも喜びも味気なく過ぎていく
ああ 心は今も
返らない返らない。
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そっと流れる夜に
寄りかかり
朝へと傾いてく
時計の針を見つめ
心の中のちっぽけな
スクリーンに
映し出すのさ数ある場面を
繰り返しを繰り返していくだけさ
悲しみも喜びもなくただ流れるように
すべてが夢のように終わってしまうなら
笑顔も泣き顔もむなしく画用紙に滲むよ
それでも積み重ねる命懸けの積み木遊び
崩れてはまた積み崩れてはまた積み
何度でも 繰り返すんだ
また笑えるように
そっと流れる時に
話しかける
「明日は晴れるかな」
星が教えてくれる
その輝きは
僕の涙を遠く遠く
照らしていた。
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日が暮れるのは 誰のせいなんだろう
それは命に終わりがあるのと同じように
なんのせいでもないのだろう
目を閉じたままで
耳もふさいだままで
何が見えるだろう
何が聴こえるだろう
それは今まで聴いたこともない音色
それは今まで見たこともない景色
そこにあるものじゃなくて
見えているものや聴こえているものの
さらに向こう側にあるものだよ
大切なものはいつでもそこにあるよ
喩えば世界と命が
声を合わせて
血まみれで奏であう命懸けのハーモニー
「僕は生きてるよ」
そう歌っているよ
それが絶対だって決めつけるのは
その根拠は一体どこにあるのだろう
そして誰がそれを決めたのか
意識のずっと外側や
思考の最果てには
何があるだろう
誰にもわからない
それは誰にもわからない世界
だけど誰もが行きたがる世界
そこにある気持ちや感情をただ
感じ取るだけじゃなくて 感情なら感情の中にあるものに目を凝らし 耳をすませば
本当に大切なものが見えてくるよ
喩えば世界と心が
せめぎ合って
火花散らして闘う 大真面目なハーモニー
「僕はここにいるよ」
そう歌い続けてる
そこにあるものじゃなくて
見えているものや聴こえているものの
さらに向こう側にあるものだよ
大切なものはいつでもそこにあるよ
喩えば世界と命が
声を合わせて
血まみれで奏であう命懸けのハーモニー
悲しみと喜びが
混ざり合って ひとつに重なった時に生まれる 奇跡のハーモニー。
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今日もまた一日が終わって帰り路を歩いてる
悲しかったこともたくさんあったよ
うれしかったこともたくさんあったよ
なぜだろう涙があふれてくるんだ
遠くに浮かぶ月よ
恥ずかしいから泣くところを見ないでおくれ
どうか、明日も
今日と同じように
特別なことなんて
何もなくていいからただ穏やかでありますように
晴れた青空と白い雲があって みんなの笑顔が咲いている
そんな日ならば きっといい日になるね
隠した涙がちらほら見え隠れする 帰り道を歩いてる
たくさん泣いたりもしたけれど
そういや笑ったりもしたんだよ
なぜだろう 最後には笑えるんだ
だってきれいな夕日が見えるから
明日も頑張ろうと思えるから
どうか明日も今日と同じように ばかばかしいことに笑って
たまに誰かに慰められたりする そんな日でありますように
僕がいてあなたがいて 誰かにとって大切な人がいる
そんな世界で今日も今日を生きている
とりあえず、さよならをしなくちゃ
ほら今日も夕日が沈んでく沈んでく
間に合うかな歩道橋へと走るよ
手を振ろう ありがとう今日もいい日だったよ
どうか、明日も
今日と同じように
特別なことなんて
何もなくていいからただ穏やかでありますように
晴れた青空と白い雲があって みんなの笑顔が咲いている
そんな日ならば きっといい日になるね。
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どうせ、邪魔者扱いされるだけだろう
早く引き抜かなきゃと邪険にされて
人も草も似たようなもんさ 人混みの中では息が詰まる
だからなるべく他者との関係を 良好にしたいために
誰か弱い人を犠牲にするんだろう
さながらその弱い人は雑草に似て不憫
雄々しく咲いて
花はなくとも
太陽にその手を伸ばして
命を 空に近づけて
小さなその身に
明日(みらい)を
抱かせている
何でもなく過ぎる日々の中にある
いくつもの退屈や卑屈を歌にしたんだ
何を糧に今を生きたって ばかばかしい
生きるってことにすべてかけてるけど
雑草はなにをやっても雑草のままさ
だから、精一杯下手な歌声で叫ぶ
その生き様は滑稽 でも逞しくもある
気高く咲いて 街からあぶれて
旅から旅へ 流れ流れて
心を熱く燃やして
学名さえチンケな
雑草よ 今日も
生きている
雄々しく咲いて
花はなくとも
太陽にその手を伸ばして
命を 空に近づけて
小さなその身に
明日(みらい)を
抱かせている
小さなその身に
希望(ゆめ)を
背負っている。
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海月が空の海を泳いでる
鳥は海の空を飛んでいる
誰かが誰かを呼ぶ声がする
当たり前を積み重ねて暮らしてく
時計は回り続ける
夜も朝も昼もなく
それこそ世界の終わりまで
光の中へ身を投げて
僕は泥のように眠った
いつか抱いた恋しさに焦がれた胸が目を開き
愛しいあの人の笑顔がちらついた
水面はさながら
空と同じさ
雲は深海魚
暗闇の中でも光を放つ
誰かが誰かを抱きしめる
夜の中にぬくもりが灯ったら
暗闇の中から あなたはそっとあらわれて
僕の唇をふさぐでしょう
光の中へ 吸い込まれ やがてすべての悲しみとさよならをして
海月の見たあの空に朝陽が昇って
おまえもこの地球(ほし)のひとつだと
声を合わせて大地が歌うのでしょう。