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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5132] 空気人形
詩人:どるとる [投票][編集]


言葉が見つからない
一歩も動けない
空を見上げても
花を愛でても

わからないままさ
何もかも全て

繰り返しの中を
歩き続けて
このままどこまで
行くというんだろう

口を閉じて耳を塞いで
意識を奪われて
まるで僕らは
空気人形のように
萎んでく

世界の正しさを
準えるように
僕らがそれを
証明するように
心を無視してる

そんな正しさなど
本当は要らないよ
今日も赤い色した
夕暮れに心は紅に染まる。

2014/04/05 (Sat)

[5131] 答え
詩人:どるとる [投票][編集]


僕らは暮らしという名前の窮屈な箱に納まっている

日々何かとすれ違いながら 忙しなく流れてく
行く宛もない旅のような 毎日を生きてる

あなたが此処にいて
僕が此処にいて
名前も知らない誰かがいる

日々増えては減っていく不特定多数の人たち

笑う人がいれば
泣いてる誰かがいる
当たり前な事だ

だけど回る世界の中
当然であることなど如何に馬鹿らしいか

僕らは感情で動く生き物だ 心だけが正しい答えを指し示す。

2014/04/04 (Fri)

[5130] 歩く
詩人:どるとる [投票][編集]


人は長い長い道を歩きながら
生きてるようなものです

道は一本道だけど砂利道 坂道 いろんな道がある

泣いて笑って たまに怒って 悄げて落ち込んで 立ち上がる

誰かに愛され 誰かを愛して 寄り添って喧嘩して そっぽ向く

そんな毎日が何処までも続いていく
ラララ 僕らは飽きもせず生きる。

2014/04/04 (Fri)

[5129] 命の名前
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生きていることが
時々どういうことなのかわからなくなる
どれだけ笑ってどれだけ泣いても
どんなに愛されてもどんなに愛しても
見えないものがある
わからないものがあるんだ

目を閉じて 耳を塞いで意識は 限りなく世界から日々遠ざかってゆく
僕の命は いつか跡形もなく消えてしまう
それを悲しいと叫んでしまえば
何もかも 無意味になってしまうよ
だから、僕は意味のないこの命に名前をつけるよ
「希望」という名前を

生きてることと
生きていくということは違うんだ
生きてる今を続けることで はじめて道に足跡が刻まれる
その足跡は 目には見えない だけど確かに刻まれている

追いかけて 追いかけて 明日を追いかけても 追いつけない程のスピードで
明日は僕から離れていく 今日と呼んでる明日は 明日にはまた今日になる
変わりゆく人も街並みも全てが色づいては色あせてく
いつまでもここにはいられない
だから僕はせめて 永遠じゃない命に光灯すように明日を見せてあげるんだ
「笑顔」に満ちた明日を

目を閉じて 耳を塞いで意識は 限りなく世界から日々遠ざかってゆく
僕の命は いつか跡形もなく消えてしまう
それを悲しいと叫んでしまえば
何もかも 無意味になってしまうよ
だから、僕は意味のないこの命に名前をつけるよ
「希望」という名前を。

2014/04/02 (Wed)

[5128] 苦悩
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生きることは そんな簡単な事じゃない
何も知らない他人は好き勝手に「希望を持て」と無理を押しつける

人混みの中 紛れ込み 何を見つめ何を聴いている
結局己の人生さ 何を決めるも何を選ぶも

ふいに独りぼっち 僕を包む夜の闇が
そんなに生きるのが辛けりゃ楽になりなよと 僕を拐かす

人は迷い人は悩み人はあがきもがき生きる
一つ一つに答えが用意されてる訳じゃないけれど 暗がりの中で流した涙は おまえの足元を照らして
進むべき場所をおしえてくれる

自殺することを 非難する事は出来ない
だけれど 今日を生きる事で見える明日もあることを忘れてしまわないで

他人はいろいろわかったような 口振りでおまえの生き方に難癖をつけるけど

結局どんな生き方でも 生きていればそれなりに苦労はするものさ 楽は出来ない

人は傷つき人は嘆き人は 躓きながら生きる
どっちが前かもわからないまま 歩き続けて なにが正しくなにが間違っているのか
模索しながら 誰もがそれぞれの今と闘っている

「生まれそして死んでゆく」人の一生紐解けばなんとなくそれは言葉にすれば単純で
一見簡単そうに見えるよ
でもねその概要は 壮絶な物語秘めている

人は迷い人は悩み人はあがきもがき生きる
一つ一つに答えが用意されてる訳じゃないけれど 暗がりの中で流した涙は おまえの足元を照らして
進むべき場所をおしえてくれる

いつの日か おまえの積み重ねた苦悩は「死」の前に
何気ない朝の ちっぽけな日だまりみたいに
呆気なく 消える
それでも生きるのは
どうしようもなく僕らは生きる喜びを知っているから。

2014/04/02 (Wed)

[5127] 遺言
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たとえば今日 すれ違った人の
明日を僕は知らない
同じように その人だって僕の明日を知ることは多分無い

そんなふうに 繰り返すもの全てに
悲しみや喜びが 寄り添っているんだ

ここにあるもの もう何処にもないもの
それは誰のせいでもなく なんのせいでもなく あるべき場所へたどり着くのさ

今日が僕にとって最後の日だとして
どんなふうに 過ごすかを考えたら

結局 思いつかないまま夜になっていた
書き損ねた 嘘っぱちの遺言は 誰にも届かない

いいさ 僕は明日も生きているだろうから

流れる人波の中を 歩いてたら
誰が誰だかわからなくなることがある
同じようで似て非なるものを 誰しもが抱えたまま 今を生きているんだろう

夕暮れの道 足元に揺れる影が 泣いているように見えた
きりもなく繰り返す 自問自答 「僕はどうして生きているのか」

なんとなく死にたくなって 高い屋上にのぼってみたけれど

そこから見える夜の街の明かりが
あまりにきれいで 死に損なった でもそれで良かったと思える

そんな今日があることを僕は知りました

ああ 生きていて良かった 本当に良かった
当たり前のようにそう思える今は間違いなく幸せさ

今日がどんなに苦しくたって 今日を越えたその先に

暗がりを照らす眩しい光が 生きている尊さを おしえてくれるから 今は痛みを抱いたまま 生きていこう 生きていこう。

2014/04/02 (Wed)

[5126] あまのじゃく
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通りを歩くといろんな景色が見えてくる
道端に座り込む若者は理解を求める割に周りの声に気が付く耳がない

裏通り愛と平和と
甘い恋物語を歌う
シンガーは人の斯くあるべき姿をおしえてくれない

理想論やきれい事ばかりを並べ立てるだけ

常識の上に 胡座をかいて 私や僕をわかってと言ったところで世の中は微笑んじゃくれないさ
おまえの是非を問うのは出来合いのような法律か それとも崇め奉られた神や仏か

かげろうのように移ろいながら
意識と無意識の狭間で今日も若者は愛に飢え
不器用に愛を寄越せと歌っている

草花はいい 動物はいい 憧れの向こうに見てるのは なんだろう
楽がしたくて 面倒くさくて とりあえず世の中に逆らって 都合の悪いことからひたすら逃げてます

根っからの怠け者は親の臑という木にぶら下がったまま
そこから見えるちっぽけな世界を睨む

流行りがおしえてくれるのは 本当のような顔をした嘘偽り

あがいてもがいて どうすりゃいいか頭悩まして考えた
だけど答えは 追いかける程 僕から遠ざかってゆく 努力の嫌いな若輩者は諦めという間違った挫折の仕方を覚えました

旅人というには格好のつかない着の身着のまま生きている そんな僕が知った愛とはいつか親がくれたビンタに他ならぬ

常識の上に 胡座をかいて 私や僕をわかってと言ったところで世の中は微笑んじゃくれないさ
おまえの是非を問うのは出来合いのような法律か それとも崇め奉られた神や仏か

かげろうのように移ろいながら
意識と無意識の狭間で今日も若者は愛に飢え
不器用に愛を寄越せと歌っている

若い内は誰もあまのじゃく
だけどそんな あなたの中には
優しく素直なあなたもいてただ誰かのぬくもりが欲しいと 歌っているだけ

それをひねくれ者と世の中は呼んでいる。

2014/03/31 (Mon)

[5125] 
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ぼんやり眺めていた 沈んでいく夕日を
あっという間だね 一日なんてすぐに終わる

傷つけられたり 傷つけたりするやりとりの中
どちらが悪いんでもなくただ 流れるまま 季節は僕の目の前を歩く

僕がついた嘘は 君の心に突き刺さって
もう二度と抜けない刃に変わるんだ

誰かを守るためについたはずの嘘でも
時に 思いがけず人の心傷つけてしまうよ。

2014/03/30 (Sun)

[5124] 僕がついた嘘
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嘘をつくのは誰のため?
嘘をつくのは何のため?
傷つかないように傷つけないように
プライドにガーゼをあてがうように
自分を守って 自分を庇っています

重ねた嘘の分だけ雨は冷たく この胸を
じわりじわりと濡らすだろう

つき続けた 嘘はやがてその重みに
耐えきれずに 心を押しつぶすよ

何かを必死に守っていたようで
何も守れちゃいなかった
何かと必死に闘っていたようで
相手のいないリングの上で
自惚れて格好をつけていたよ

拭い去れぬ弱さの影を 僕は一人見つめながら
退屈だと ほざいては 自分がついた嘘からずっと目を反らしてた。

2014/03/30 (Sun)

[5123] 馬鹿の哲学
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悲しみを見つめている
喜びを見つめている
愛しさを見つめている
憎しみを見つめている

いろんなものに囲まれ抱かれながら
いろんなものに支えられ 包まれながら

僕らは 今日も明日も何十年後も生きる
僕らは 月曜日も火曜日も日曜日だって生きる

なんのため誰のため生きているというのだろうか
いつまでもどこまでも僕は行けるだろうか

わからない わからないことが何なのかわからない
それだって なんだって 生きることだけ考えていりゃ

いつの日か見えるってどこぞの馬鹿がほざいてた

僕はそれを哲学と呼ぼう。

2014/03/30 (Sun)
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