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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[5102] 血の雨を降らせよう
詩人:どるとる [投票][編集]


とある雨の日
傘を忘れた
僕はまぬけにも

楽しめないなら
笑えないなら
血の雨を降らせよう

見えない幻
見えてるものは
たいてい退屈の塊

さあ おふざけの延長 九回戦

何ひとつ わからないものはわからないままで 言葉はまだ
空の果てまで続きそうだ だから謳う

愛を その神髄を

さあ僕は濡れる
君のあたたかい
血潮やさしく
肉まで裂いて。

2014/03/26 (Wed)

[5101] 奇跡の後ろ姿
詩人:どるとる [投票][編集]


遠ざかる今日を見ていた
夕陽の赤い色が まだ瞳の奥に焼き付いてる

何もない 僕の日々
歌を歌おう 慰めの歌を

奇跡の後ろ姿 波のように 寄せては返すリズムで

僕の心を遠く遠く遠く引き寄せるものよ

もう行かないで そばでその愛を伝えていておくれ

何もない 部屋の隅
積み上げた言い訳も 光になる

埃舞い上がる ストロボ焚いて 焼き付ける奇跡の後ろ姿

もう 行かないで そばでそのわがままをきかせておくれ

遠ざかる今日を見ていた
つながる出っ張りと穴

世界が 七色に見えた
世界が 七色に見えた。

2014/03/26 (Wed)

[5100] 風花舞う
詩人:どるとる [投票][編集]


振り返る道 もう
こんな時間だね

ため息混じりの
帰り道は切ない

どんな言葉でも
慰められない
思いがある

鼻緒が切れたような
気持ちのままで
僕は立ちすくむ
季節の途中

風に踊る花が
旅立つその時を
僕は見ていた

ありふれた景色のその中に何を見ているんだろう

僕は何色でもない
色に染まった

僕は何者でもない
僕に変わった。

2014/03/26 (Wed)

[5099] 万華鏡
詩人:どるとる [投票][編集]


万華鏡のようにきらきら光って
僕の目を眩ます あなたはまるで
地上に舞い降りた天使

レモンの香り 甘酸っぱい季節が
僕の心を 染め上げている 好きと言いたいのに でも言えない

どうしたらいいのか うまく歩けない
うまく言葉に出来ない

あなたの面影ばかり追いかけていたよ
日暮れ間近の通学路 あなたの後ろ姿を見ていた

誰かのことを 好きになることは
簡単なのに どうして 生まれた気持ちを伝えようと思うと
伝えられない 届けられない

万華鏡のように 見るものを惑わして
たったひとつの世界にいくつもの
気持ちを降らすんだ
のぞき込めばあなただけしか見えない

万華鏡のようにきらきら光って。

2014/03/26 (Wed)

[5098] イッツパントマイムショー(2014)
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楽しめない 楽しめない そんな笑顔捨てちゃいな

堅苦しい 堅苦しい 挨拶など いらない いらない

僕らを縛りつける常識の糸 解き放って
一緒に ばかにならないか さあ今がその時

イッツパントマイムショー 何が始まるの 何が待っているの?
イッツパントマイム ショー 何をする気なの?世界は変わるの?

魔法仕掛けの始まり 始まり 不思議の幕開けだ。

2014/03/25 (Tue)

[5097] 僕は風僕は花僕は空僕は海
詩人:どるとる [投票][編集]


声は聞こえるかい
仄暗い闇の中にも

妄想の箱庭で
戯れていたよ

ずっと待っていた
あなたのこと

伝えたいことが
届けたいことが
まだこんなにあるんだ

僕は風 僕は花
僕は空 僕は海

色んなふうに変わって
色んなふうに染まって

今日も生きてるよ。

2014/03/25 (Tue)

[5096] 嘘の嘘
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嘘をついたよ 誰かに
嘘をついたよ 自分に
やりたくないこと
すべてに嘘をついてる

本当は嘘なんてつきたくないのに
何故だろう 嘘をつくことに慣れている

嘘の嘘は 嘘さ
重ねた嘘は
積み上がり
天までも届く

本当の嘘は どこだ
塗りつぶした
あの涙は
あの痛みは
見えないままさ

伸ばした手は
宙を舞って
やがて地に落ちる

さらば 今日も
僕は嘘つきだ

さらば 今日も
僕は弱虫だ。

2014/03/25 (Tue)

[5095] 幸せが幸せ
詩人:どるとる [投票][編集]


広げた手のひらをあなたと繋ぐと
伝わるぬくもり 心まであったかいね
親から子へ 恋人から恋人へ 愛の形は様々だけれど
きっと大した違いはないよ 誰かを思うことには

あなたを愛していられる幸せが幸せ
あなたに愛されている幸せが幸せ
あなたと生きていられる幸せが幸せ
あなたと笑い 泣ける幸せが幸せ
当たり前なこと そのすべてが幸せ

日の暮れた道を歩いていたら
手を繋ぎながら歩く家族を見たよ
なんとなく こっちまであったかくなったのはなぜ
心がふるえたのはなぜ 誰かの幸せを感じたからかな

あなたと寄り添える幸せが幸せ
喧嘩して仲直り出来た幸せが幸せ
あなたと趣味が合うと幸せ
何でもないこの幸せが幸せ
あなたを好きだと思える僕が好きだ
あなたに愛されている僕が好きだ

あなたを愛していられる幸せが幸せ
あなたに愛されている幸せが幸せ
あなたと生きていられる幸せが幸せ
あなたと笑い 泣ける幸せが幸せ
当たり前なこと そのすべてが幸せ
続いていく日々 そのすべてが幸せ。

2014/03/23 (Sun)

[5094] ハンデの痕
詩人:どるとる [投票][編集]


たとえば文字を書いていく過程で間違った文字を消しゴムで消している
その行為はきっと間違った自分を 無かったことにしたいという自分の弱さのあらわれ

間違った自分を 消さないように それを「恥」に思えた
自分をいつでも 思い出せるように
間違ったら 消さずに残しておこう

たとえばどんな時でも どんな場所でも
間違ったその事実は消せないように
あなたの心に刻まれる

もがいて あがいて試行錯誤した 今日の自分がいた事の証明はきっと間違ったその事実が教えてくれるから 無意味なんかじゃないんだ

ほら 正しい答えに導いてくれるだろう
少しずつでも正解に近づいてゆくだろう

たとえば生まれながらに障害を持った人は 普通の人と同じように笑ったり泣いたりしちゃいけないの? 間違ったことを間違ったままにしているのかい?

多分彼らは 彼らなりに自分なりの正解を見つけ出すために
生きているんだろう
僕だって同じじゃないか 何ひとつ違わない

たとえば運命なんてものがあるとしたら
それはとても残酷なものなんだと 僕らが決めつけたら この世界はなんだろう

笑って 泣いた 今日の日のすべては きっと間違ったままの
自分に新しい世界を見せてくれるに違いない 正しさの形なんてないのさと 言っているよ

刻まれたハンデの痕は 角度を変えれば誇りにも見える

もがいて あがいて試行錯誤した 今日の自分がいた事の証明はきっと間違ったその事実が教えてくれるから 無意味なんかじゃないんだ

ほら 正しい答えに導いてくれるだろう
少しずつでも正解に近づいてゆくだろう。

2014/03/23 (Sun)

[5093] 償いの日々
詩人:どるとる [投票][編集]


終電間際の駅のホームは人もまばら
遠ざかってゆく 電車を見送ったなら

改札を出て いつものように 泣きながら帰ろうか 独りきりで

悪いことをしたみたいな
正体のわからない罪悪感に包まれながら
いつも何かに申し訳なそうに生きる
僕らの毎日

あなたの瞳の中に映る僕というものは
どんなふうに見えているのだろう

傷つけないようにと人に向き合うと
うまく自分を出せない
一度絡まった糸はほどけないのか

生きたいけど 生きたくない
生きたくないけど 生きていたい

笑いたいけど 笑いたくない
泣きたいのに 泣きたくない

心と気持ちが 逆さまさ 僕は何をどうしたいんだろう
気づけばいちばん傷ついてほしくない人がそばで泣いてる

神様が 僕に課したルールは単純で
ただ死ぬまで生きればそれでいい

だけどそれまでは何をしても基本自由で 生きようが死のうが関係ないのさ

「責任ある生き方」さえ出来れば
誰もが幸せになれるけれど 鳥かごの中で誰かに飼われてるようで いい気はしないんだよ

「無秩序」と「不条理」の中で 生まれる「矛盾」は見えているものを巧妙に正当化している

生きたいとだけ 考えたいのに
死にたいと言う自分もいる

死にたいと言う自分がいることを
生きたいと言う自分は否定し続ける

そして 生きたいと言う自分のことも死にたいと言う自分は否定し続ける
身勝手に命の大切さを謳う償いの日々

生きたいけど 生きたくない
生きたくないけど 生きていたい

笑いたいけど 笑いたくない
泣きたいのに 泣きたくない

心と気持ちが 逆さまさ 僕は何をどうしたいんだろう
気づけばいちばん傷ついてほしくない人がそばで泣いてる

ピースの欠けたジグソーパズルのようさ
大事な何かが足りないよ でも僕に足りないものって一体なんだろう。

2014/03/23 (Sun)
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