詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつも元気な人もたまに落ち込んで
わけもなく「死にたいな」なんて思うこともあるだろう
だけれど生きているからこそわかることもあるから
そんなときにはただ目を閉じて 心の奏でる音をよく聴いてごらん
迷い悩み苦しむことの連続
生きることは思うよりずっと厳しく険しく辛いもんだ
それでも
生きる人にしか見えない明日がある
生きる人にしかたどり着けない明日がある
痛みや苦しみ背負ってまでも生きる価値が明日にはある
君はまだ笑える君はまだ泣けるさ
傷つき躓いても何を手に入れられなくても
何よりも大切な心がある 強く生きてゆくんだ 強くなれるんだ
明日の扉を開くのは
君の勇気だけだ
雨降る日通りに咲き乱れる傘の花
なんとなく空を見上げて思う 今日は笑えるかな
悲しみ喜びくり返す日々の連なり もうそんなこと何度となくしてきたはずなのに
歳を重ねるほどに生きる意味は遠ざかる
あがきもがき倦ねることは世の常
だけれど自分ってものが時々わからなくなる
だからさ
死ぬことよりも生きることが大事と
生きることだけがまるで正解のように
思われている世界の中たったひとつの答えなんてないのに
生き方は人それぞれあっていいんだ
たくさん泣いてたくさん間違って少しずつ
やりたい事なりたい自分を探して行けばいい拭えぬ悲しみも
明日の扉の前に立ち僕は強く望んだ
生きることだけが正しいとは思わない
まっすぐ生きることばかりが正しいとは思えない
だから絶え間なく明日をめざしてく
どんな明日もどんな壁でも乗り越えてく
駆け上がってゆく
強く生きてゆくんだ
強くなれるんだ。
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いつかのあの詩を
思い出す 心で
優しく あたたかい
陽射しのような詩
僕はポエニスト
着飾らない 心で
誰もポエニスト
言葉を知っている
どうせつかうなら
優しい言葉や
あたたかい言葉を
誰かに届けたい
かつてのあの詩が
よみがえる 心に
そよ風のように
そっと胸を撫でる詩
僕は音楽家
見えない音を奏でる
僕は調律師
言葉に強弱をつける
何にでもなれる
何でもできる
人を傷つけることも
人をたすけることも
ならば僕なら人を助けたい
愛されたいのさ
愛していたいのさ
馬鹿でものろまでも
歩く道の先花が咲く
悲しみの丘 乗り越えたその先に見える
輝かしい日々に出会うため僕は今涙に溺れている
僕はあなたの大切な人
そしてあなたは僕の大切な人
そんなふうにね互いを大切に思う心で
うたうんだよ 奏でるんだよ
何もない場所からでも生まれる歌や詩
愛のうた 心に届く。
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誰かの支えになるように 僕が傍にいる
誰かの助けになるようにあなたがいる
一人一人は小さくても 一人一人の力を合わせて重たい荷物を運ぶように
一人一人が世界の明日を考えてゆくんだ
僕ができることはきっと僕だけでは何もできない
だからあなたの力をかりて僕は誰かを助けたい
当たり前なほど ありふれてるくらいに
誰かを助けたり思いやることが みんなの中で変わればいい
他人だからとかじゃなく他人でもって考えでもって 誰かの支えになるように
誰かの助けになれるように みんなでひとつの明日に向かって走ってゆければいい
地球が 回るように
太陽が朝を 月が夜を 照らすように
それを当たり前と思う気持ちでもって
僕ができることと私ができること
あなたができることを僕ができることに
変えて 合わせて 支え合ってゆけたら
世界は明日から 変わる
僕は明日から 変われる
少し優しくなる
少しあたたかくなる
そんな気がする。
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今日も街に朝が来て
人の流れがつづく
この足音の数だけ
笑顔が 涙が 思い出があるんだな
電車に乗って 僕は宛もなく一人 人の優しさやぬくもりを探しに行く
知れば知るだけ人の心の汚さも見えるけれど
知らなければわからない人の心のあたたかさがあるよ
僕は絶え間なく知ってゆく 何気ない日々の中で
「退屈」や「憂うつ」が渦を巻く僕の中
「不安」や「心配」をよそに 君は笑うけど
愛されている 抱きしめている ただそれだけでも幸せなことなのかもしれない
当たり前だったはずの昨日が 突然に消えた命の最後の灯がそっと今消えた
世界中の人の笑顔が明日も変わらなく咲くように願うような心でこの小さな窓からのぞく景色に
僕はすべてあずける
それが明日咲く花
種を落とし蕾を抱いて また新しい物語をそこに描く
この世界に出口はない 名前のない時間がつづく
逃げ場所さえ与えられない僕らは悲しみに泣くことで風に立つだけだ
会社で働くこと 学校で学ぶべきこと そうして積み重ねてきた色んなこと
触れれば触れるほど
わからないのが人の心だけど
触れてはじめて
見えてくる光があるからね
僕は一人向かい風に立ち 絶え間なく明日をこの身で受け止める そのための今を
世界中の差別、飢餓、戦争 それに比べれば僕の悩みなんてちっぽけなんだ
だけれど僕は
この瞳の中に映る今というただひとつの世界がすべてだと思うから 嘘でも偽りでもなく僕は生きると決めたから
僕が明日咲く花になる
種にも蕾にもなり
僕がこの物語に光を描くから
それが明日咲く花
種を落とし蕾を抱いて また新しい物語をそこに描くよ。
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夜が息継ぎをする
そんな時がある
そんな時はきまって胸がしめつけられる
ふとしたときに
立ち止まる道の途中
見上げた闇に浮かぶ月が僕を見下すように見下ろすように
ついでのように愛でるように照らしてる
明日はあるかい?
窓から空見る彼女にも
今朝、電車に飛び込んだ彼にも
わけもわからず生きる人にも
僕にも あなたにも
愛する人がただ
幸せであれと願う
この心は真珠玉
素直なままに
輝く心
明日などこなくていいさ
ただあなたが明日も笑えるならば
僕の命と引き換えでもいい
PMあなたを思う
僕はここにいるよ
君はそこにいるよ
だけれど
何より近くて遠い
そこにあるようで果てしない場所にある手の届かない月か星のよう
だから 一生懸命に思うんだよ
愛という生ぬるい言葉に 包んで
夜も朝も思うのさ
そのぬくもりに聞いてみる
僕は君の一番に
なれるかい?
君への愛しさだけが
僕の言い分さ
あふれてる。
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僕はなんだ 君はなんだ この世界はなんだ わからないことばかりだ
テレビに映る世の有り様を 僕は遠くあざ笑う
自由という不自由の中で 孤独と同居して暮らす
傾いた月 窓の外に浮かぶよう 割れた鏡に映る歪んだ笑い
傾いた月 昨日の落書き かき消したはずの誤字脱字 それは
階段上がる ひとつずつ 死へと近づく
感じて触れて 乱れてひび割れて 心は風
憎しみにも快楽にも染まり溺れる
傾いた月 ほころびの世界の途中 ほつれた糸のような この世界
傾いた月 僕は綴る 世の不思議世の不埒
言葉は鎖 己を縛る
世界を 閉じこめたような箱庭で 僕は滑稽な道化芝居をする
どうだい? 君は
どうだい? 僕は
答えは知らない
最初からない
ただ、悲しみや歓びが残るだけ
大事な人が旅立ったあとにでも
変わらない街並みと人々の流れがつづくだけ
まるで何もないように
はぐらかすように 地球は回る
たくさんの人の涙を
たくさんの人の痛みを
はらんだままで
僕は道えない 誰かの礎の上を歩く
出来合いのような世界だ 味は退屈なものさ
ほころびはまだしばらくつづく
遠い場所に毛糸玉のような途方もない時間を残したまま。
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優しい心を知っている
あたたかい気持ちを持っている
そんな人さ あなたは
人を気遣い思いやれる
それだけでいいと思う
そんな人なら 僕は何もかもあずけられる
簡単なことなのに
難しくなる 絡まる
ただみんな誰にでも
予想もしない向かい風に立ち止まるときがある
楽しいことばかりじゃないからさ
たまには命さえ重荷に思うこともある
だけれどすぐ傍にともる灯
ふとした時に気づく優しさに 僕は知るよ あなたのぬくもり
ありがとう 愛してる 言えなかった言葉さ
やっと言えるね 素直になれるね
傍にいるから傍にいて 君は僕の光だよ
ずっと一緒に いたいと思うよ。
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窓の向こうに広がる景色に僕は今 融けて
そこに見えるものの向こうにある 世界をこの瞳に映す
何もかもが全部
嘘ならいいのにな
そんな気持ちがよぎったら悲しくなる
だから僕は 空っぽになってもう一度
心を夢で満たす
行こう 誰も知らないような 素敵な素敵な明日まで
行こう 悲しみ喜び繰り返す日々の中 何か見えるその時まで
答えのない問いかけを僕は何度も 何度でも巡らして
振り返る先に見えた赤い夕日の燃える姿に僕は強く誓う
生きる そう決めた時から迷いなんてもう捨て去った
生きる どんなに惨めをさらそうと僕は僕の道を行く
瞳の奥に映る世界に僕は今 立って
そこに見えるものの裏側にある 現実をこの心に刻みつける
明日の窓を開けばまた新しい朝が来て
その窓を閉めるとき赤い夕日が沈むのを見た
世界は夜にのみこまれ鯨のお腹の中
涙の音さえ聞こえない
たくさんのおやすみが聞こえる
明日もまたあの窓の向こうに広がる景色
そこでつづく一日
明日の窓に映るよ。
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もっとずっと素敵な未来が来ると思っていた
努力が足りなかったのかな
頑張りが足りなかったのかな
僕は迷い悩んだ 日々を思うたびに あと一歩前に進めずに
扉のまえ立ちすくむ
不条理だな 理不尽だな こんな世の中は
言い訳したっていい
笑われたっていい
泣きながらでもいい
君の未来は君の中
花を咲かせるのを待ってるんだ
あれも だめで これもだめで 未来はずい分質素になったよ
片付いた部屋の中
散らかっているのは
僕の心の中
不意に泣きたくなった
不意に悲しくなった
未来はもう過去の果て 記憶の海の底だよ
それでもまだ素敵な未来が来ると思っている。
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戦争がつづく世界でも 笑う声がする
こんな穏やかな国でも 涙の音がする
どんなに 豊かな土の上にも理不尽や不条理が咲く
君の痛み 僕の痛み
量りの上に乗せて重さを比べることなどするなよ
それぞれの苦しみや頑張りの程を決めるのは誰でもなく自分のからださ
もういいんだよ
十分傷ついた
悩み迷ってきた
世界中に視野を広げて僕より何倍も苦しむ人の今に比べたら
僕の迷いや悩みなどちっぽけなのかもしれないけれど
誰しも抱えているんだ
だから誰一人 楽して生きられる人はいない
常に光と影は交錯しながら あなたを雨晒しにするんだから
人を人として見ない人の愚かしさ
小さな社会で生きていくには苦労を要する
いくら金に換算しても価値のあるものは目には見えない
君の明日 僕の明日
ありもしない適当な物差しで計られても
他人には到底理解できない自分だけの痛みがあるからさ
偉そうに人の生き様を笑うなよ
ねぇ何もかも
わからない 僕のこともあなたも
あなたの瞳に映る世界と僕の瞳に映る世界が同じだろうと
それはなんの意味もなさなくて僕にあなたの何がわかるか
世界中に視野を広げて僕より何倍も苦しむ人の今に比べたら
僕の迷いや悩みなどちっぽけなのかもしれないけれど
誰かのくだらない無駄話 ばかでもわかる当たり前なこと
鼻で笑い 傷つけるのを楽しむようなそんな人に教えてやりたいな
幻滅するほど汚い世の中でも誰かのためになろうとする人がいて 優しいその人の声がするよ
強くなるために
たくましくなるために
流れる涙の音がする
涙の音がするよ。