詩人:どるとる | [投票][編集] |
土星の輪っかは きっと甘いドーナツ
砂糖まぶしたドーナツ
星は金平糖 おいしいおいしい七色の金平糖
神様も 持論を重ねてみれば ただの妄想 だけど手のひらの上にも空は生まれる
瞼閉じて見えるもの
僕は信じたい
心を磨いて 聞こえる音や景色
僕は知りたい
だから常識だけでは全てわからない
だからまっすぐな答えじゃ退屈になる
少し バカみたいなほど謳えばそれが少しずつ大切になる
大切になる
哲学の誰それ
心理学のあれこれ
言語学のどれそれ
全部本当は意味ない
だからそこにある
光を信じればいい
それがどんなに
疑われても
君には真実
君には真実。
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なんでもないのに何かがある夜
続きの続きのそのまた続き
またいできたよ夜も朝も飽きるほどいくつも
散々走り回ってたどり着いたこの夜も
いつか思い出す
遠く遠く思い出す
夜の中から やってきて 夜の中へと消えていく夢幻のような
さよなら さよなら あめ玉溶けて 涙の最後の一粒はじけて落ちた
さよなら さよなら
綿菓子溶けて 甘い余韻だけが舌に残る
続くよ続く
悲しくてもね
辛かろうとね
夜の中から 生まれる朝と 夜の中へと消えていく夢幻と戯れて
僕は光を見つけても
うまくは笑えないし
心からは喜べない
光があれば影があるようにぬぐえぬ何かがあるからさ
だから僕はふと時折立ち止まり 空を見上げて思うんだ
ああ生きてることさえ忘れてた 無意識に呼吸する 意識せずとも生きられる
夜の中から しぶきをあげて そっと浮かぶ泡沫の夢
僕は知っていたように頷くから
答えはないとわかってる
だから夜の中から やってきて 夜の中へと消えていく夢幻さ
見よう見まねで笑っても ちっとも楽しくも何ともない
だから 悲しいときにはね 傘さえ差さず濡れてみる
その冷たさや痛さが時に 生きてることを教えてくれる。
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一緒にもっと
いたかった
いろんな場所に
一緒にもっと
行きたかった
でももうさよなら
二人のお別れの時間が迫ってきた
一緒にいるには 時間が足りなかった
一緒になれるには僕じゃだめだった
好きなだけじゃ重ねれない 大事な何かが欠けていたから
さよなら 僕の恋人よ
夕暮れの赤に消えてく
にじんだ景色の中に
君の笑顔が 見えなくなるまで僕は手を振り続けてた
さよなら 僕の恋人よ
もう君のような人には多分二度と会えないかもしれない
だって世界で誰より愛していたからね
君のこと
ばかでのろまで何も取り柄なくて
それでも愛してくれてありがとう
幸せになってください さよなら恋人
さよなら恋人よ
素敵な時間をありがとう
こんな気持ちをありがとう。
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ひとつだけある
たしかなもの
それは時に見え隠れする
なんとなくそれを僕は見つめてるだけ
切なさのように
侘びしさのように
憎しみのように
そっと胸を突き刺す
痛みがひとつ
夕暮れ 茜色の空 誰かの帰り道の背中
照らし出すように きれいなメロディ流れる
ギターもいらない 歌声だけが僕の全て
楽器などいらない 僕の命がその代わり
切ないと叫べば 助けてくれるわけでも
悲しいとつぶやけば差し伸べてくれる手があるわけでもない
僕にはただひとつだけ
そうさ 独りでも強く生きている 僕は僕のこと誇りに思ってる
いつの間にか隣に図々しく座る夜に
星はいくつも輝いて 僕の涙を誘うよ
足音をコツコツひびかせて 雑踏の中に消えてくその背中に光あれ その背中に光あれ。
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朝から晩まで
カップめん
買い置きの
カップめん
そろそろ飽きた頃だ
今日は久々に
ピザでもとろうかな
なんとなく
でもやっぱりカップめんスープまですする
改札を出て 見上げるともう 月が輝く夜
なんだか涙が出た
生きることが 苦しくなったときには
泣いて 泣いて 泣くしかないんだよ
命を投げ捨ててまでも得られるものはない
だから だから だからさ生きてゆこう
安月給
サラリーマンの日々
たかがしれてる日々
貧困者
街にのさばる
満喫に世話になる
いつまでこんな毎日つづくだろう
なんとなくわけもなくひとりふいに消えてしまいたくなる
痛みのないさよならがあればいいのに
生きることが辛くて仕方ない
泣いた 泣いた 泣いてもまだ足りない
電車に揺られて僕は夜の闇に見つけた光
そして そして いつかは僕もあなたの元へ
それでも生きることくらいしか僕には残されてはいないのだ
だから生きてゆこう
だから生きてゆこう
だから生きてゆこう。
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僕の中には
何もない
何もないさ
ただ誰かを思うような気持ちがあるだけ
遠くの国の戦争や
虐めの実態
僕にはわからない
何も見えないさ
難しい計算の答え
解き明かせても
何もないよ
それよりもっと
大事なことがある
わかっているか
わかっていないのか
ひどく曖昧なこの世界で今日もあくびする誰かの傍らで
何も入ってない
空っぽの箱の中
本当は見えない
幸せであふれてる
それを気づけるか
気づけないかで
明日からの僕ら
変わってゆける
明日からの世界
変わる 変わるよ
僕の中には
相変わらず
何もない
ただ当たり前なことが散らかってるだけ
行けども行けども
たどり着けない
行けども行けども
見えてこない
世界の果て
行き止まりの壁
終わりのない
死ぬまでの永遠の中で
頭空っぽにして
一度ばかになろう
案外ばかなほうが
人を思いやれるよ
嘘をつくことや
他人を憎むこと
1日でもいいから
やめてみてごらん
そしたら何かが
見える 見えるよ
明日からの僕ら
今日より笑ってる
明日からの世界
今日より美しい
何も入ってない
空っぽの箱の中
本当は見えない
幸せであふれてる
それを気づけるか
気づけないかで
明日からの僕ら
変わってゆける
明日からの世界
変わる 変わるよ
通り過ぎた道の
片隅に咲いている
小さな花に重ねた
嘗ての世界
なりは小さくても
精一杯生きている
そんな輝きに
僕は明日を見てる
空っぽなんかじゃない
濁った目じゃ見えないたくさんの幸せがこの世にはあふれてる
空っぽの箱の中
紐解いてみれば
そこには未来
目を閉じたとき
はじめて見えるものさ
描けばいいんだ
何もない世界に
みんなの笑顔
みんなの夢や希望
明日からの僕ら
明日からの世界
空っぽだから
満ち足りてること
気づいたらもう
何もいらない。
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生きるということ
それは息をしていることじゃない
生きるということ
それは息を吐くことじゃない
生きるということ
それは歩くことじゃない
生きるということは
している全てをいうんだ
だから生きるということは失敗も後悔も全て含めて生きることになるんだ
だから無駄なものなんて何ひとつないよ
だから無意味なことなんてありはしない
生きること それは
自分が生きていることを一番自分自身がわかっていないと成り立たない
生きていると思うことはとても難しいんだ どうすれば僕は生きていることがわかるだろう 曖昧な毎日の中 気づけるかな
答えのない毎日に
問いかけてみるけれどわからないことばかりで頭がこんがらがる
だから生きるということには正しい答えなどないんだよ
それはただ自分自身がそう思ったときこそ人は本当に生きていることになる
君は生きているかい?本当に
心から生きること
魂から生きること
生きることとはそういうことだ。
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孤独が座る 僕の隣
君の横 夜の果て
闇から目をそらせない 絶望の淵を歩く
水面に映る 月の姿
痛みを伴って
生きる喜びを知る
生きることは
何かを我慢すること
渦を巻きながら
生きる難しさを知る
息を吸うだけで
生きれてしまうのさ
痛みのないものは何もない
ただのひとつも何もない
痛みと引き換えに僕らは生きている
生まれたときから定められたように
痛みの唄が 誰の心の中にも
漠然としたメロディに乗せて流れる
救いのない世界ではないけれど
ひとりで歩くにはとても厄介な世界
だから時には弱さを見せて助け合う
その傷にしみるように唄は流れるから
優しさを求めてよ強がらずに
痛みの唄は聞こえる
誰の耳にも届く
そっと静かに流れる
痛みの唄が聞こえる
わからない誰かの何かに語りかけて
届かない伝わらない思いを照らすように
痛みの唄が流れる
痛みの唄は流れる
誰かの夜の中で
誰かの朝の中で
殻を破って 生まれる朝が光を街に落とす
そして夜をまたぐと
朝は遠く消えていく
僕はそれを見つめてる
僕はそれを見つめてる
昨日のことのように忘れたはずの涙を重ねて 痛みの唄を口ずさむ。