詩人:どるとる | [投票][編集] |
心を開く鍵がない
明日に続くドアがない
言い訳ばかりが
口をついて出る
答えはないよと
街が 人が 世界が
嘘と本音を交えて
テレビに映し
新聞に書き連ね
僕らに植え付けるだろう
触れれば 簡単に壊れそうなほどもろい僕らの心はまるでビードロ
小さな誰かの言葉にも心は震えてしまう
今日もひび割れた
心抱きしめてる
青いまだ青い
若葉のような
僕だけど
なんでも
知ってるようで
何も知らない
僕だけど
輝く明日を探そうと
必死に走っているよ
その姿ひとつだけで
僕という存在は守られてる 笑わないで
ひとりで迷わず
まっすぐに涙流せるまで
ビードロのように光り輝く涙流せるまで。
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ずっとつきまとう寂しさが まだ胸の中に残ったまま 持て余した心 はみ出している
星の瞬きは数え切れない 街にあふれる人も同じ 誰かを憎む気持ちを少しずつ穏やかな風に変えて
さえない雨空の下でもなんとか笑えればいい
他人と自分 秤にかけてみては どちらがどのくらい 重いか
そんなものは最初からなかったね
そろそろ夢から覚めよう
悲しいことは悲しいことで きっと必要で
辛いことは辛いことで 誰にでもあることで
だけどそれをひとつに束ねて 『よくあること』と切り捨てたらきっと雨はいつまでもやまない
だから、あなたが笑えるようにまずは周りの人が 傘に代わる優しさで その人を悲しみから 守ってあげて
そして僕は一言だけつぶやくのだ
希望より期待をしてさ
明日は雨でもせめて笑えますように
泣きながら笑うような不思議な街に
少しでも 本当の笑顔が返り咲くように。
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恋をした 僕の頬が赤く染まった
恋をしたのかなあの太陽も今、赤く染まったから
ずっと言いたくて
心寂しかった
いつもの通りに
咲くあじさいに
なんとなく
話しかけて
独り言いっていた
大事なものが
壊れそうな時は
僕にはなにができるだろう 考えてみた
夜が明けるまで
ない頭の中 くるくる回る いろんな思いだったり下心だったり
ただ、君がそばにいるだけで僕には それだけでいいけれど
君には それじゃ物足りないのかな だけどね考えてみたんだ
何もできないわけじゃない 僕には君の笑顔の種になることができる
君が悲しいときは君のその涙の雨を やませるように 笑顔の種を君の心に蒔くよ
君がうれしいときには僕も一緒に その喜びを共に分かち合い
笑顔の種を育てて 幸せという花を咲かそう
単純なほどばかだけど それでも本気だよ
死ぬまで 愛し続けるからね 覚悟はしといたほうがいいよ
なんてね 笑う僕ら
窓を開けて 見上げた瞳に降る 太陽の光
笑った顔がそっくりさ。
『太陽を笑顔にたとえてつくりました。』
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君が笑う声がすれば 僕の心には音色が生まれる 素敵な音色が 生まれる
赤ちゃんが生まれる
産声を上げる
誰もみんなそうだったように
君も僕も恥じらいもなく裸で 生まれてきた 服なんかなくても素敵な個性を抱えて生まれてきた
ほらね一人一人顔立ちも違けりゃ性格も違う
例えば今日誰かが
好きな誰かに思いを伝えた時の心の音
例えばどこかで 誰かの優しさに胸うたれた時の心の音
そんなものがそうだったりするんだな
ほら今日も聞こえている 耳じゃなく心に
好きだよ ただそれだけで伝わる気持ち
愛してる ただそれだけで笑いあえる今日
どんなにくだらない
ありふれた場面でも
心が幸せだよと音立てれば 鳴り出すよ
生きているというメロディ
やがて夜が来て
少し寂しくなって
心細くなっても
大丈夫だよ
君には僕が
僕には君が
あなたには大事な誰かがきっとそばで泣き止むまで笑っていてくれる
なんだ、簡単だったんだね 泣きやんだら笑えばいいだけのことさ
なんだ、単純なことだったんだね 流した涙のぶん明日は笑えばいいだけのことさ。
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僕は決めた なにかを決めた 今日から変わるよ
僕は決めた なにかがきっかけで 僕は少し前に進む
心は若いまま 時には尖ることもあるさ
それでも今日の決心は明日を間違いなく変えてゆく
今日の失敗は明日には きっと成功に繋がっていて 今日流した涙を忘れさせてくれるほどの喜びや幸せに出会えるだろう
風は誰にも吹くものさと わかっていながら人ばかり 羨み恨み妬んでもものの本質は見えてこない
だから僕は少しだけ
ほんの少しだけ今日から笑ってゆこう
そうさ僕は少しだけ
ほんの少しだけ中身から変わってゆこう
決めた 決めた 決めたんだよ
これは簡単な決心じゃない 笑わないでいておくれ。
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煙草の吸い殻 車の窓から捨てる人を見た
お年寄りが吊革につかまって立って
若者が優先席で携帯で話してるのを見た
障害を持つ人のことを指差して笑う人を見た
いじめを苦に自殺した人を面白おかしく話す人たちがいた
それは全て 僕には
ただただ悲しく見えた
考えなくてもわかることなのにみんなわからないふりをする
人は時にどうしてこんなに同じ人に対して 惨い仕打ちができるのかな
単純だけど大切な事ができる
ただそれだけで誰かの涙が笑顔に変わるのに
誰かが捨てた煙草の吸い殻を拾う人がいた
募金をする人やボランティアをする人がいる
お金が欲しいんじゃなくて誰かのためにできることをやる人もいる
いいわるいの考え方
その観点は人それぞれ
だけど目に余る景色が時に目の前を通り過ぎる
考えるまもなくわかることだと思うんだ
なにをしたら人が傷つきなにをしたら人が悲しむだろう
それを考えたら人を傷つけるよりも僕なら人を助けたい
きれいごとじゃなく
本当にね心から思うんだよ
人は弱い生き物だから時に自分より弱い人を 傷つけることもある
それでも自分の弱さに打ち勝てなきゃ 弱さをさらけ出したままじゃ心が風邪を牽く
通り過ぎる人たちの中に優しさを求めるのがそもそもの間違いなのかな いやそんなことはないさと自分を戒めて 周りを見渡せば きれいな花が咲く場所と散らかった場所があることに気づくだろう
街や心を汚す人がいれば街や心を洗う人もいる
それはみんな誰の心の中にもある光と影の面さ
単純だけど大切な事さ
一度、目をつむって考えてみたらいい
人が笑うのと人が泣くのとじゃ全然違うだろ
君にもわかるよね?
少しずつでいい
人を傷つける人から
人を助ける人になろう
一緒に。
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僕の中の何かが死んだ気がする
そしてまた新しい何かが生まれた気がする
終わりなき戦争
意味のないいじめに
何かの兆しが見えた気がする
例えば君が笑う
それを当たり前と呼ぶのならそれも間違いじゃないだろう
でもそれは僕の中では紛れもなく特別なことなんだ
今日はなんの日だったっけ? ただの月曜日さ
だけれどいつもと違うのは君が笑ったことさ
ただそれだけで今日という日は 簡単に特別な日に変わるんだよ
夜の片隅で 闇の中にうずくまる黒猫が
待ちきれずに 朝を急かし みゃあと鳴いてる
わからない大人の事情
経済や政治や法律
そんなものから大きく外れた場所で
好きだから一緒にいる そんな単純な思いだけで繋がってる二人がいる
ただそれだけで
もうそれだけで
全ては かたづくさ
例えば誰かが誰かに出会う その一度の出会いがもしも永遠の時間導くなら
ただの今日でもどんな日でも特別に変わる
今日はなんの日? なんの日でもないよ
ただ、なんとなくむねがざわめいている
きっと君にいいことがあったからだね
あなたにもいいことがあるといいね
そんな言葉ひとつで今日はまた特別に変わる
今日はなんの日でもないけど 見方や角度を変えれば全ての出来事が特別に変わる。
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僕の心は空っぽで
言葉さえむねの中に
つかえて出てこないよ
あふれ出した涙を指折り数えては
過ぎ去る月日の重さに 命の儚さを見る
このまま 時の舟に揺られて 知らぬ間に天に昇るのかな
そしてまた季節がひとつ巡ってゆく
僕のすぐ後ろで 茜色に染まる空が
名残惜しそうに涙を流す 傘も差さないまま僕は雨に濡れて
行き場のない思いのたどり着くべき場所を見つけられないまま いつもの顔で笑うんだよ
やがて雨がやんで
やってきた夜に遅ればせながら僕は思う
夕焼けは今日も優しかった
僕の全てをただそっと包んでいた。
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まだまだ 育つさ
道端の雑草のように
君も強く 咲け
僕も強く 咲くから
踏みつけられた花たちの悲しみが聴こえるようで
胸のあたりがむしょうに痛いよ
ララル 何もない
ララル 夜なのに
なんでこんなに
僕は…
まだまだ 行けるさ
あの白い雲のように
自由に歩ける
そのための足がある
まだまだ 笑えよ
あの太陽のように
満面の笑み浮かべて
死ぬことなんか忘れてしまうくらい
日々を楽しめよ
まだまだ まだまだだよ
僕らは まだ逝けない。