詩人:どるとる | [投票][編集] |
君の声がふと 力を失ったように
想像してた さよならを 言葉にしたら
暗闇の中で明かりを失ったように
途方に暮れてしまうだろう
手を伸ばしたその先に君はいて
強がって無理して優しくしていたこと
それくらい 気づいていたよ
駅のホームに 夜の帳が 降りてきて
終電から降りた僕らは 迷わずに
それぞれの 明日に地図なんてなくても
たどり着けるよ
君の背中に小さく呟いたさよなら
わざと聞こえないように口にしたんだ
いくつもの言葉を知っているのに
意味を問いただされたら答えに困るよ
でも愛だけは 生まれる前から知ってて
だから一途に誰かを思うことができる
よくあの台所で 料理をつくってた
味もわからない僕の体を気遣って
目に見える優しさのその向こう
交わした口づけの数を覚えてる
喧嘩した数だけ仲直りがあるんだね
思い出を 回想するように 記憶をたどっていく
どうして僕はあの時素直になれなかった?
後悔だけが 残り火のようにくすぶってる
重ねた時間は 二人の心に それ以上の
悲しみを 喜びを 愛しさを残したはずなのに
続きのない 物語は
結末を迎えることもなく 打ち切られた
でもそれは二人が 決めたことだ
駅のホームに 夜の帳が 降りてきて
終電から降りた僕らは 迷わずに
それぞれの 明日に地図なんてなくても
たどり着けるよ
君の背中に小さく呟いたさよなら
わざと聞こえないように口にしたんだ。
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小説の構想を 書いていくように
想像膨らませながら明日をイメージする
眠ることも知らない 時間が
時計の針を 進ませて夜を朝に変える
積み重なっていく昨日 今日 明日
めくられていく 暦を 追いかけて
重ねた手のひら 燃えるように熱いのは
誰のせいでもないと空が 笑った
思い描いてる いくつものもしもが
明日の世界を 広げたり 縮めたり
不安がりもするし 無駄な期待をしたりもする
その中に光る ささやかな夢を忘れないで
明日僕らに訪れるロマンスのために
降るような 星空を見上げている夜
画用紙がないなら 空がキャンバスだ
あいにくと魔法が使えない僕らは
空も飛べなければ 時も越えられない
でも 一歩ずつが わりかし楽しい
たまに出くわす苦労もたまには 有り難い
僕を追い越していくのは想像してたより
ずっと 足早にイメージに近づいた未来
ふいに窓を開けて 風に抱きしめられたら
意味もなく ふと大切な誰かを思う
誰かの幸せも 願うことができるよ
靴を磨いておこう
夢の場所にたどり着くときのために
思い描いてる いくつものもしもが
明日の世界を 広げたり 縮めたり
不安がりもするし 無駄な期待をしたりもする
その中に光る ささやかな夢を忘れないで
明日僕らに訪れるロマンスのために。
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電車の窓から 眺めた風景が 風に流されて
跡形もなく 消えていくのをずっと見てた
手の届く場所にある幸せになんて興味がない
僕が探してるのは 方々探してやっと
手に入れることができる幸せ
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト
この街は季節を 選ばずに花を咲かせて
夜には勝手な名前を つけた星も輝いて
記念日にしよう 何でもない今日を
来年の今日も再来年の今日も
忘れないように 刻み込んで
人と出会った数だけそこに生まれる
ささやかなつながりが僕を支えてる
誰ともつながってない人なんかいない
誰も思いつかないような悪戯企んで
泣いてる君を笑わせよう 今夜
夜空にある星の ひとつを指差して
さも偉そうに 語る遠い昔のおとぎ話
本当か嘘かもわからないロマンの足跡
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト。
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手と手をつなぐように誰かと出会いそして別れていく
いつも そばにいるのに気づかないけど時々思い知らされるよ
いつも すぐ手の届く場所にいて
少し手を伸ばせば 必ず誰かがいる
一人になんてなれない
誰ともつながってない人なんかいない
それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉
結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく
君は自分で思ってるほど冷たい奴じゃないと思うよ
誰かを思うとき 僕は捨てた優しさを思い出してしまうから
ランプを灯したような夕暮れの街
夜の帳がそっと降りてくるよ
寂しさは 弱さではない 強がらずに泣くことだ今だけは
するりとほどけていく固く結ばれた心
手を離しても 離れることはない
約束のように 降る白い雪を描きながら
君を笑わせる冗談を考えているところだ
何が入ってるかわからない プレゼント
その中身を想像するのがまた楽しい
明日はたとえば中身のわからないプレゼント
どんなことが待っているのかな
それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉
結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく
ジングルベルが鳴るとき
二人の刻んだ 足跡は
もう 引き返さない
そのまま どこまでも続いていく。
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河川敷から眺める 沈む夕日が水面を染める
道もない 川の水面に 不規則に生まれる 波紋
笑い転げた夜もあれば 涙に濡れた
ああ 瓶ビール片手にギターをつま弾けば
懐かしいメロディ この心を ふるわせる。
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絵日記の中に 広げた自分だけの箱庭
思い出はひび割れた硝子のカタチ
笑わないで 聞いてくれよ 僕の心を
泡みたいに 溶けて消えてしまいたい
人魚の海に 真珠が光る 押し寄せる波
沈む夕日に 昨日が映る
さよなら 僕の愛した人。
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それなりに 忙しい毎日をなんとなくそれとなく暮らしてる
笑ったり泣いたり いたずらしたり たまには誰かを助けたり
雲はいいな あんなに自由で
手の届かないものへの憧れだけが 大人になるのを阻んでる
両手広げて 鳥のポーズ
空は飛べなくても
思いよ 羽ばたけ
無限の 空へ
恐れるものなど あるものか
強がりは僕に勇気をくれる
イカロス 夢を追う翼。
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廃線になったレールをたどって
たどり着く先を 僕は知っている
途中まで読んで放り出した小説の
続きを読むようにあきらめた夢を
もう一度追いかける旅に出かけよう
目も覚めるような 青い空が
いつでもそこには見えていたのに
いつからか 自分を信じることを
馬鹿馬鹿しくなってやめてしまった
窓から見える 巨大なスクリーンに
映し出された 星の名前を僕は知らない
だから 教えてよ 知らないすべてを
くだらないことも道しるべになっていく
光の瞬く速度に追いつきたくて
走ってみたけど 風さえつかまえられない
長い長い 夏休みに描いた絵日記の
下手くそな絵と「楽しかったです」だけの つたない感想
きれいなものは宝石じゃなくても
僕の中にもちゃんと光っていて
それが未来を照らしているとも知らず
鼻で笑っていた昨日の僕らがいた
始まり終わるすべてにある命
傷つきながら探してるよその意味を
いつか 教えてよ 君のすべてを
今のすべてが想い出になっていく
まばたきしてる間に変わってく世界
少しも目をそらせない
僕は耳をすましてる
知らない何処かの誰かの 声に
目も覚めるような 青い空が
いつでもそこには見えていたのに
いつからか 自分を信じることを
馬鹿馬鹿しくなってやめてしまった
窓から見える 巨大なスクリーンに
映し出された 星の名前を僕は知らない
だから 教えてよ 知らないすべてを
くだらないことも道しるべになっていく。
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少しの悲しみなら 笑い飛ばしてしまえば
それでまるでなかったように話せるのに
夜の帳はこの街にそっと降りてきて
忘れた痛みを思い出させるよ
ささやくように つぶやくように
吹いた風にさえ からかわれる始末だ
出口なき 迷宮 世界は謎多き個体
回る地球のメカニズムさえ解らない。
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ふいに生まれた気持ちをコンパスに
何処でもない場所へ僕は旅立つ
ありふれた思いはいつしか宝物
地図にさえ載ってない南の島へ行こう
羽ばたく翼もない 水をかくエラもない
僕はただ地面の上をひたすら歩くだけ
君も行くなら僕も行くよと心が言う
それならご一緒に 此処ではない何処かへ
遠くまで 一人旅立つ思いだよ。