詩人:どるとる | [投票][編集] |
例え誰に認められなくても 大好きな詩をうたいたい
理屈じゃないさ
僕が見つめているのは
例え誰に貶されようとも 自分の信じる言葉でうたうよ
常識は要らないさ
僕がたどり着きたいのは
きっと 同情よりも
なんとなく素晴らしい
なんとなく素敵じゃないかな
そんな曖昧な誉め言葉
輝いて 僕を包み込む 一寸先は闇でも ほら、すぐ傍で笑いかける愛がある
そして僕は限りなく果てのないやさしい闇に融けていく
宇宙の無限に抱かれて
もう言葉は役に立たない
その代わり、言葉などでは言い表せない ものが闇に光を描くだろう。
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明日はどんな日になるだろう
悲しいことや嬉しいこと色々あるけど
当たり前な毎日ほど一番 幸せなんだよね
明日のためにできること
探しても見つからない
だって僕はばかだから
間違えて謝るくらいがちょうどいい
あらゆる概念から
解き放たれたい
ノーヒットノーランの試合のように
箸にも棒にもならない日でもきっと
意味のない時間など何ひとつないから
刻々と流れる時間に沿って僕らは いつでも終わりを目指す
明日のためにできることはほとんどない
今日は今日を精いっぱい楽しみたいから
あまり先のことは考えない
そう先を急ぎなさんな あっという間に人生が終わるよ
ゆっくりゆっくり
のんびりのんびり
歩いていこう。
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わずか数時間で死ぬ人と
長寿記録を更新するような長生きの人
命の長さもいろいろ
だけどどんな人にもそれぞれの寿命があり 生きれるところまで生きていく
寿命は決められないしその時にならないと正確にはわからない
だけれどせっかく生きるならなるべく長生きをしたい
若くして死ぬのはもったいない 悲しくてもまだまだ泣き足りない 言い訳のようにうそぶけど 本音はきっといい加減
せっかく生まれた僕だから
まだまだたくさん泣くべきだ
まだまだたくさん笑おうよ
寿命がどうのこうの言いますが
死ぬことを考えて人は生きない
生きることを前提に人は生きる
例え僕の寿命が明日で尽きるとも
僕は最後の最後まで笑っていたい
今日が最後の1日だって寿命がわからない以上いつでも
今日が最後 最後の1日だからね
寿命がどうのこうの言うのなら 笑うことだけ考えたい
百年あればそれ以上
あと数年ならばそれ以上
濃い人生を歩いていきたい
物事をなんでも計算して 物差しではかるようならば
そんなものはくだらない
命の物差し 迷わず折れる勇気を僕にくれ
願うなら 金よりも。
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ただなんとなく暮らしているようで
誰にだって生活の所々に涙のあとや隠れた傷跡があるものさ
今日も不器用に働いて
日が暮れたら帰ります
切なさ引きずり自転車漕いで 住み慣れたアパートへ
この窓からは 夜が広がりまぶたを閉じれば 宇宙のようにたくさんの想像が星のように輝きます
文句や愚痴も言いますが、実際 結構 満足してる
世界中見渡して知る自分の幸せの度合い
もう何ひとつ願いません
もう何ひとつ求めません
ただ、長生きはしたいしまだやりたいことは山ほどあります
だからまだまだこの街で幸せ探していたいのです
生きる人を幸せな雰囲気に包むような不思議な街よ
悲しいこともまだまだありますが
いたらなさなど優しさと持ち前の機転の良さで 補って
明日も変わらず 歩いていきます
そんな幸せな街の住人は 今日もなんとなく暮らしているようで たまに子供のように泣き崩れる
それを知らない人たちがどれだけそいつを傷つけようと
神様などいないこの世界では報われることのほうが珍しい
それでも何度だって立ち上がり それでもそいつは生きるんだ
幸せな街の雰囲気に包まれて 志取り戻し 傷だらけの体 引きずって 優しさだけはなくさずに 歩いていきます
地図さえもない いい加減な神様が いつしか蒔いた種から 生まれたような僕ですが
明日も笑って 生きていきます
人に愛されるより
人を愛せるような人を目指します
例えそこに意味は生まれなくても
僕は気にせず 笑います
幸せな街で今日も
変わらない街の雰囲気に包まれて
あくびなどして
歩いていきます。
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世界中の人のおやすみという声がする
世界中の人の寝息が聞こえるような気がする
生きている 誰もかも
あなたも僕も生きている
明日には 明日には
今日の涙は笑顔に変わるかな
期待と不安 抱え込み
僕は夢から覚めるまで 眠りの中で朝が来るのを待っている
おやすみと言った時から僕はもう昨日の僕じゃない
夢から覚めた時からもう僕は新しい僕なのさ
歩いていこう
何度でも繰り返す
おはよう、おやすみ
何度でもかわりばんこに昇っちゃ沈む月と太陽
ああ、世界中の人の幸せそうな顔が見える
ああ、ぐっすりと眠るあなたはどんな夢を見ているかな
窓の外 空の上から見下ろす月がこっそり
あなたを見つめてる
悲しいことも嬉しいことも ずっとは続かない いつかは終わる映画のようなもの
だから ひとつひとつのおはようやおやすみに思いを込めて
今日も言うんだよ
ほら、聞こえるでしょ
ほら、見えるでしょ
あなたの耳や瞳に
誰かのおやすみの声が
例え最後でも きっとそれは 素敵に聞こえるから 聞き逃さないで。
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幻ぞ 目には見えねど音、聞こえたり
人の痛みや涙 踏みつけ 欲に急ぐ 哀れな者共
影絵のように 鮮明でいて 実態のないその罪深さに 溺れ 果てては妖のごとく 笑いまする
障子に映りし 影の向こう 正体見たりと襖開け放てど
そこにはただ夜の闇のみ 果てもなく広がらん
否、
逆さまぞ 目に見えるものほど 奇怪なり。
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鳥の羽根やら動物の毛より 生まれし 梟とも並びし森の古株
体躯は 毛に覆われて 獣ぞ操り 人ぞ脅かす
博識の森の番人
けうけげん
森ぞ汚す者 問答無用で 懲らしめる
今日もどこかで
獣と共に 森ぞ守る愛ある妖。