詩人:どるとる | [投票][編集] |
人って それほど悪くはない
かといって それほど良くもない
人と人が一人以上いれば必ずすれ違うだろう
一人じゃない安らぎと時に身勝手な八つ当たりをする日々
人と人の中 人が生まれ その人もまた 人を愛す中で人を生む
人が人を増やし 人が人を減らす
悲しいことや
うれしいこと
意味合いはたくさんあるけど
人なら 人を大事にしてみせろよ
みんなそろいもそろって ただの人ばかり
世の中見渡してみれば迷惑ばかりかける馬鹿な人ばかり
でも、人は人に優しくできる
人は人をひと思いに抱きしめることもできる
さあ 人に生まれて
良かったと思える場面が今日も少しはあっただろう
人に生まれて良かった
生まれなきゃ良かった
結局その繰り返しだけど
雨降りの空が晴れ渡るように
きっと気まぐれな心はめぐりめぐって
また笑顔つれてくる
ああ 人に生まれて
良かったこと
さんざんなこと
たくさんあるけど
すべてを憎んでも
きりがないし仕方ない
せっかく人に生まれて こんなふうに生きれるんだから
まだまだたくさん笑おう
まだまだたくさん生きよう
まだまだたくさん夢見よう
まだまだたくさん働こう
まだまだたくさん遊ぼう
まだまだたくさん愛されよう
まだまだたくさん愛そう
もっともっと人に生まれた喜び 知ろう
もっともっと生きて
幸せに出逢いましょう
ああ人に生まれて
心から良かったと
いつか人生の終わりの時に 胸を張って
言えるように
『今という今』を
しっかりとただしっかりと生きるのだ。
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あなたの瞳に映る僕はどんなふうに見えているのでしょうか
着飾っているつもりもないけれど
強がりだしたらきりがない
たやすくは素直になれない
絡まった糸のように
複雑に絡み合うばかりの僕たちの日常
少しばかり厚かましくずかずかと歩み出した
夜明けの空に
描いていた
理想のイメージ
悉く裏切るように
降り出す雨
明日こそはきっと
素晴らしい1日になるんだと
希望なんか無視して
自棄になったように
吐き捨てた 真夜中の僕は自分を失くしていた
昨日のようにまた笑いたい
昨日のような明日はまた来るかな
輝かんばかりのイエスタデイ
君の瞳に映る世界はきっと ばら色に見えているんだろう
だけれど僕には
とても悲しい
人の冷たさが
身にしみて
たまらないよ
持ち寄ったぬくもりや優しさをかき集めて 小銭ほどの小さな希望にすがりついて
僕たちはまた
眠れない夜に
無謀なほど
夢見てるんだ
いつか すべてを明かせるときが来たら
愛の言葉でも ささやくよ
イエスタデイ
ただ当たり前な毎日の中
特別なものなど何もいらない
ただ君が傍にいれば僕は何もこわくない
明日も また 君が
笑ってくれたら
それでいい
今日を写し取ったような明日が来れば
幸せは約束されたようなもんさ
そして訪れる素晴らしいイエスタデイ。
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電車の中 携帯の液晶画面を 見つめたまま動かない若者の猫背
ボタン押す指だけが まるで生き物みたいに活発に 動くだけ
携帯の画面や パソコンのネットの中の会話の中に
愛や優しさはありますか?
何か忘れてないかい?面と向かって話すこと忘れたら僕らは活字やメールだけの繋がりになってしまうよ?それって悲しくないかい?
くだらない日常の会話の中から生まれる
何かがあるんだ
その丸まった猫背をピンと伸ばして
目と目で見つめ合い
話をしてみろよ
あいさつもろくにできやしないけど
きっと心淋しい僕たちは誰かと話をしたがってる
会話をしようよ
なんでもいいから
夜明け前の街並みに
さえた空気が流れる
言い知れない切なさに包まれてゆく 言葉など死に果てて
カラスも不安げに飛ぶけれど
今にも消えちまいそうな小さな街灯の明かりを見つめながら
朝を待つ冬の一頁。
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普段は言えないんです
でも、素直になりたい
日頃の感謝の気持ちと皆の幸せを込めて
ありがとうってちゃんと面と向かい言いたい
お母さんへ
お父さんへ
愛すべき家族へ
いつも、
傍にいてくれる
大事なあの人へ
たくさんのありがとうが僕の胸の中にあふれてるよ
どこか恥ずかしげに赤らめた頬に ほんの少しだけ涙の筋が伝う時
人の優しさが涙の向こうに見えるんだ
ありがとうって言わせてね
言ったところでただこちらの気が 満たされるだけだけど
何もできないから感謝の気持ちをせめて言葉にさせておくれよ
ありがとうって言えばありがとうって返ってくるそんなきりのない毎日に 幸せは咲くのだろう
取り上げるほどのことじゃない
だけれど当たり前な出来事がいつもいつも一番胸にぐっとくるんだよね
だから 一番近くにいて 一番遠いあの人へ 簡単だけど複雑な感謝の気持ちを
声に出して言いたい
素直な気持ちに逆らわず ありがとうって何度でもあなたにもあなたにも みんなに言いたいよ
あなたのおかげで僕はこうして毎日笑ったり 泣いたり 楽しく 生きていけるんだと
些細なことですれ違うこともたまにはあるにはあるけれど
時々は喧嘩したりする それくらい人間なら当たり前
だからまた仲直りしてきりもなく僕らは笑うのだ
ふとなんでもない日常に咲いた花のような 見慣れた景色の中に 香り立つ 幸せ
あなたに あなたに
言うために 僕は今
走っているよ
あの道 あの線路
過ぎたら 必ず
言いに行くよ
それぞれのありがとう
それぞれの感謝の形
感謝の気持ち
感じたその瞬間に
思案も計らいもなく自然に言葉にできる
それが世界中に咲くありがとうの花咲かす種なのさ
不思議なことなど何ひとつないよ
ただ 嬉しくて
ただ 愛しくて
投げたボールが返るように
伝わりあってはじめてありがとうは輝く。
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さよなら
僕たちは
二度と
消えない
傷跡を
分かち合った
ふたりだからね
どんな困難にさえ
涙見せずに笑っていた
そんな強がりももう無理そうだ
傾く僕のからだを支えてください
君の行く道の先に
どうか希望があるように
僕は願い続けてる
いつまでも
いつまでも
光り輝くような
あなたの瞳に
映る未来は
どんな形をしているのかな
少しだけ
希望が生まれた
救われた気持ちで
見上げた空に
星がひとつ輝く。
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あんな悲しいことがあったあとでも 空はぬけるほど青くて
太陽がまぶしくて
思わずそらした瞳に飛行機が尾を引くように白いラインを引いてゆく
どんなに悲しくても
辛くても 季節は残酷に過ぎて 何度でも あなたのポケットからあふれ出すから
いつまでも 悲しい記憶にとらわれていないで
今日より 素敵な 明日を勝ち取るために
今日の涙を 明日の笑顔に変えるんだ
こんな時こそ 愛が 必要だろう
こんな時こそ 笑顔が役に立つんだろう
こんな時こそ 持て余した手を差し伸べよう
こんな時こそ 人って漢字のようにみんなで支え合おう
君や僕やあなたができること 考えるよりまず行動あるのみ!
今日の悲しみが明日には嘘か夢のように終わっている そんな明日が来ればいいね
だけど簡単に忘れられないから厄介だ
大切なのは起きてしまった事よりも
今目の前にある 現実を どうするかだ
家を失ってしまった人
仕事を失ってしまった人
テレビから見る限りまだ復興には時間とお金がかかりそうだと僕でもわかるから
まずは小さな支援からはじめていこう
大切なのは そばにいる誰かとの 繋がりや絆を 深めることの意味を これほどまでに学んだことはないね
僕たちは誰かが落とした命によって 今まで気づけなかったたくさんの希望や愛を垣間見た
こんな時こそ 誰かの手助けが必要だろう
こんな時こそ 僕たちの心が試されるんだ
こんな時こそ 助け合いの心が 生まれるね
こんな時こそ 知らん顔してる人たちも自分を思い直すだろう
『誰かの犠牲がなくちゃわからないなんて恥ずかしい』
そんな気持ちにもなったんだ
あの日、すべてが まるで 違う世界の出来事のように ひとり
安全な場所で 笑っていたけれど
そんな自分が今じゃとてもやりきれないな
テレビに映る誰かの涙や懸命な捜索活動がまだ胸の中 回る
昨日の事のように。
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出会った頃から なぜだか ふたりには
まるで遠い遠い昔から 知っていたかのような そんな懐かしい気持ちがあったのさ
まるでそれは運命づけられた出来事のように 神様が仕掛けた悪戯みたいに 僕たちは出会い恋に落ちたのさ
ほら見てごらん
夜空にたくさんの星たちが輝いているよ
でもどんな星よりも
輝いているのは
あなた
あなたなんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも
言えなくて
そんな
もどかしい
気持ちを抱えているのです
つぶれたパチンコ屋の前を通ったとき 閉じたシャッターを見ながら思ったことさ
俺もいつかあんな風に 役目を終えて 静かに 死んでいくのかなと 思った
そしたらなんだか悲しくなって しんみりしていたよ
夕暮れだったこともあいまって 切なさは倍になり 男泣きしちまうんだよ
絵に描いたような幸せな未来を見ていたけれど ただ隣に好きな人がいてくれりゃ
十分なんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも言えなくて
そんなもどかしい気持ちを抱えているのです
優しくて
優しくて
優しすぎる程に
あなたは
まぶしくて
まぶしくて
まぶしすぎる程だ
僕なんかには
もったいない
美しい人
美しい人
恋しくて
切なくて
愛しくて
たまらなくて
見上げた空に
星が流れ
僕はぽっかりと
空いてしまった
胸の隙間を
吹き抜ける
夜風が身にしみて
さみしかった
悲しかった
君がいないよ
恋しさだけが
募れば募るほどに
言えない自分が
愚かしくて
おかしくて
泣けてくる
泣けてくる
そんな俺たち恋する年頃
その痛みさえ恋の味
その痛みさえ恋の味。
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恋は いいもんですね
心が優しくなる
人を思いやることを心から大事に思えるんだ
独りじゃない心強さと
互いを気遣える気持ちを知りました
たくさんの思い出をつくろうねと
ふたりは貧しいながら心が豊かになるような幸せな毎日を送る
たとえば傷ついたときは 互いに慰めあって
たとえば さびしいときは 何も言わず寄り添いあって
世界でただひとつの愛を育てるのさ
せっかく咲いた恋の花
枯らせぬように
萎(しお)れないように
心を込めて育てよう
君を愛して 君に愛されて 僕はなんて幸せなんだろう
欲しいものなんてもう何もない
どうしてってくらい人と人が群をなすとつまらないことで いざこざを起こして 果ては争い 愚かに傷つけあうけれど
ただ、一緒にいるだけでふたりは こんなにもこんなにもおだやかな気持ちで 少しくらいのことなら平気で笑いあえる
ちっぽけなことなんか気にしないふたりだから 少しまぬけなようだけど それがどうやらこうをそうしてるみたいだ
恋をしたら なぜか
今までの重たい日々が軽くなったよ
それはまるで何かのおとぎ話のように
運命づけられた何かがふたりを導いたような そんな気さえするんだよ
君というさめない夢を見続けていたい。
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1日の終わりに重たい瞼を開ければ
やっと行き着いた帰れる時間
ふと見渡せば もう空の彼方夕闇が迫っている
1日、痛い思いもたくさんしてさどれだけ失敗したかわからない
何が そんなにいけないの? そんなに頭ごなしに責めるなよ
誰だって人には言えない悲しみや切なさをひとり抱えてるのだから
それほど誰かが吐き捨てるほど悪くはないさ
こんな当たり前な毎日は紛れもなく幸せなんだろう だけどたまに深く傷ついて 暫く立ち直れない時がある
そんな時だってなんとか自力で這い上がって無理して笑っている
おほめの言葉がほしいわけじゃないのさ
ただ 僕の心の中の散らかりようも理解してほしいのさ
そして夜がまた 僕の住む世界にやって来て
ほらねまた泣きたくなるんだ わけもなくただ 涙がぽろぽろと流れるよ
人を殺めたわけじゃないし
人を騙したわけでもない
そんなに大げさな事じゃないさ
ああ希望など見えるわけもないけど
明日もなんとか 生きれそう
本当はギリギリだけど
頭の良し悪しに関わらず頑張る 君は悪くない
きっと誰かがわかってくれるだろう
きっと誰かしらは愛してくれるだろう
君だけじゃないさ
そんな気持ちを抱えてるのは
だからあんまり
暗くならないで
少しだけ明日を信じて 歩いていくほかないよ
その傷跡にも その頬の涙の痕にもすべて罪はない
泣き止んだあとの心にはなぜかあたたかなやさしさだけが
救いの光のように残っていたんだ
いつも いつも わかってる
誰も悪くない
ああ 生きているから 僕たちは笑うことができる
ああ 悲しいことばかりじゃない 大丈夫、大丈夫
弱さとは また違うさ
泣いても泣いても
気は晴れきれないけれど
お日さまが差すように 希望は 安らかな明日を期待させてくれるね
さあ 無理はせずに
歩いていこう
悪いのは命を投げ出すその愚かしさ。
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僕は旅をし続けて
やっとたどり着いた
旅の終わりに
始まった新しい
旅路は生命の終わりに向かう旅
それでもたくさんの希望があふれている
今 生まれたよ
小さな命は
元気な産声を上げて
あなたの胸に抱かれて生まれてきたよ
はじめまして
僕は小さな命です
どうぞ名前をつけて下さい
そしてたくさん愛して下さい
たくさんの思い出と優しさをください
あなたを幸せにするために
僕が幸せになるために
僕はしっかり最後まで生きるから
どうかこれから
よろしくお願いします
命は言うよ
精一杯の愛を込めて
命はたどたどしい声で言うよ
あなたに愛されるため
あなたを幸せにするため
僕は生まれたんだ
あなたを 愛すため
僕自身が幸せになるため
僕は生きるんだ
命は言うよ
何度も言うよ。