詩人:どるとる | [投票][編集] |
生きることは難しい事なんかじゃないんだよ
でもね簡単な事でもないんだな
様々な出来事に人は時間を費やして
今日も誰もが同じように みんな生きてる
日々すれ違う人と人
喧嘩したり笑いあったり 時には泣いたりするんだろう
それが人生
生きることは限りなく悲しいことだ
だけど一方では幸せなことでもあるんだ
泣いて笑って
人は今日も
人らしく
生きている
生かされてる
花のように
散っては咲いて
また散っていく
1日を
途方もなく
繰り返して
今日も僕は
一度散り
また再び咲く
明日に咲く花になる
生きることは楽じゃないんだよ
だけどねたまには気楽な日もあるんだ
生まれてしまった事を 後悔するより
生まれてしまったからには 生きることを楽しむすべを探せないか?
日々交差する昼と夜
誰かを憎んだり愛したり 僻んだり羨んだりする それが人生
生きているということはただそれだけでは意味をなさない
だけどただ生きるだけでもひと苦労だ
もがいてあがいて
人は今日も人なりに
笑っている 泣いている
夢のように眠ってはまた目覚めて
1日を幾度となく
積み重ねて
一度散り
また再び咲く
明日に咲く花になる
一度散り
また再び咲く
明日に咲く花になる
咲いては散る
それだけの運命を背負った花のように
散るまでの美しさを与えられた人の生き様はまるで花の生き方を映したような
そんな人の一生
それが人生
明日に咲く花たちよ
明日が来たとて
枯れないで
萎れないで
また明日また明日と咲き続ける花であれ
命の灯火が消えかかる日であれど
最後の最後まで光を見失わないで
絶えず咲き誇る花でなれ
明日に咲く花よ
明日もまたここに咲くんだ。
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甘い実をつけた
一本の木から
熟した命の果実が
ひとつ落ちました
食べ頃になったら
産声をあげて
果実は泣くよ
元気な喇叭のように
神々への驕りのように僕は己を主人公とする。
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くだらないことが
いつも思いがけず
大切だってこと
本当は痛いほどわかってる
ありふれた言葉で
今日も救われて
僕はさも当たり前のように慣用句ありがとうって言うんだ
おはようさよなら
また会いましょう
そんな言葉を
その時々で使い分けながら
幸せってどんな形をしているんだろう
幸せってどんな色をしているんだろう
日だまりのような
あたたかな優しさを
求めて 探して
今日も群れの中に
まだ愛を信じている
風に揺れる洗濯物
まだ生乾きのまま
太陽の陽射しを浴びている
特別なことなど何もないけれど
どこか特別な日々
曖昧さ爆発 矛盾だらけの日常
僕らのこれからはどんなふうに流れていくのかな
そんな不安さえ優しさはそっと包み込んでくれる
大したことじゃないように
希望ってどんな匂いがするんだろう
希望ってどんな手触りがするんだろう
日だまりのようなあたたかなだけの部屋に立っている
ふと見渡せばほら北風が窓の外では吹いている
コタツに足を突っ込んで僕らはコタツムリ
寒くなればなるほどに誰かの優しさやぬくもりがだんだんと際立ってくるでしょう
そしてただ いつの間にか 終わりに向かっている僕らの運命さえもうどうでもよくなるほど 今を幸せだと何ひとつ不思議にも思わず 言えるね
日だまりのような
優しさを見つけた
もういいかい
まーだだよ
合図も待たずに
君を抱きしめた
今日という記憶
忘れない 忘れないよ。
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この世界にはいろんな人がいる
本当にたくさんの人がいる
誰ひとり同じ人はいない
僕も君も 世界でただひとりだけ
無愛想な人
無遠慮な人
不器用な人器用な人
喧嘩っ早い人
臆病な人
謙虚な人
いい加減な人
几帳面な人
神経質な人
とにかく
いろんな人がいる
あなたはあなたは
どんな人ですか?
今日も働き汗かき
べそもかき
誰のためでもなく
生きるため
ただそれだけのために時間を費やしてる
人には悪いところもあるけど
人には良いところだってある
人を見るならまず悪いところより良いところを見よう
悪いところならたくさんありすぎる
でも良いところはちょっとしかないんだ
人だから悪いこともたまにはする
でも人だから良いこともする
たまには笑って
たまには泣いて
たまには怒ることもある
たまにはずるをして
たまには逃げ回り
たまにはしょげたり落ち込んだりする
でもそれが人だ
人なんだ
人といえば人なんだ
人らしく今日も
人らしく明日も
人は人らしく
人のように
人として生き
人として迷い そして悩み もがきあがき
渋柿 干し柿
いついかなる時も
人は人として往く
人が人らしく生きるために 人は今日も
あなたも僕も誰もかも
人ならば みんなみんなわかるはず
それが人のうた
ただの人のうた
当たり前のようで
特別でもある
そんな人のうた
あなたも歌え
人ならば
僕は私は人だと歌え。
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ありふれた日々の中
大事なものはなんですか?
何かを失ったり手に入れたりしながら
地図もない毎日を
今日もとぼとぼ歩いています
悲しみも喜びも
誰にとってもおそらく等しいはず
同じように同じものを見て感じているのに
一人一人考えることはだいぶ違うようだ
僕の中には何もない
探しても何もない
誰かを愛すことも
誰かを思うことも
できることならしたくはないのだ
理由などないけれど
からっぽになりたい
炭酸のぬけたコーラのように味も素っ気もなくなって
いっそすべてのことから 脱したいのだ
当たり障りのないよう
嫌われぬよう付き合いを続けても
ちょっとした気の迷いで人と人の仲はこじれ
考え方の違いをそこに垣間見る
夢も希望も
実力無しには光り輝かぬものだろう
同じように同じ場所に生まれ同じ教育を受けても
頭の良し悪しで実力の差は離れていく
僕の中には何がある?
僕には何が残ってる?
希望を持って生きるとは 笑いたくなくても無理に笑うということがそれに繋がるのか
意味などないと思うけどからっぽになりたい
サイズの合わなくなった靴のように取り替えられたらいいけれど
生まれてしまった以上 窮屈でも仕方ない
ああ なんのため
僕は生き
ああ 誰のため
僕は生まれ
ああ 何をしに
僕はここにきた
わからない
わからない
からっぽの僕だ
色のない僕だ。
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ほら 今日も あっという間に1日が終わり
空も気づかぬあいだに真っ暗になってた
悲しみなど通り雨
そんなに悩むなよ
迷い続ければ
通り雨も土砂降りに変わる
おまえの足元に転がる悲しみに
きつい一発をくらわしてやれ
そんな悲しみ 忘れてしまえ
小さな灯りに群がる虫たちのように
わずかな希望や期待にさえ すがりつきたい僕らの 弱さも隠さず 涙見せ
僕らの心を試している
さあ 夜明けに向かって 走っていくんだよ
おまえの足元に群がるくだらないことのすべてを
そのばからしさを
愛せる 力の有り様があるなら
憎しみさえも 輝ける可能性があるんだ
おまえの足元に転がる現実を 見つめる目を持っているならば
おまえにも見えるだろう
希望という名の光が。
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笑えない1日も
たくさん笑った1日も
頑張って生きていた
僕なりの笑い方で
喜びを形にした
不器用だけれど
精一杯笑っていた
今日笑えなかったら
明日今日のぶんまで笑えばいい
明日笑えなかったら
明日の明日今日と昨日のぶんまで笑えばいい
簡単な話さ
笑顔のままでいることはあまり長くは続かない
簡単な話さ
笑顔のままでいられれば。
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人にはそれぞれの人生があり
人にはそれぞれの生き方がある
誰ひとり 同じ人生は歩まないし歩めない
人の数だけ 生き方がある
思いの数だけ 叶えたい夢がある
涙もろくて 情に厚くて すぐに感情的になってしまうのさ
悪くいえばだめな人
だけれど人間ってそんなもんじゃないかい
何もない部屋にひとり うずくまり
物憂げに 天井眺めている 夜
どうして僕は生きてるんだ
なぜ僕は生まれたんだ?
繰り返す日々 悲しいことばかりあるのに
それでもわずかな希望と期待を胸に
今日も明日も
涙を道連れに
旅を続ける
人にはそれぞれの歩幅があり
人にはそれぞれの歩く速さがある
だからせかしちゃいけない その人にはその人の 歩き方があるから
人の数だけ 悲しみがあり
人の数だけ 喜びがある
単細胞ですぐに 手が先に出るけど 人間短所ばかりじゃない
いいところだってある 見限らないで
その人の良さを見つけて
せわしない世界にひとり 生まれてきて
自分自身に向かい 自問自答する夜
僕はどこへ向かい
何をするためここにいるんだろう
何がしたいんだろう
行き交う人の流れに答えを求めても 何ひとつ同じ考えする人はいないからやっぱり自分ですべて決めなきゃいけないんだね
悲しいことばかりじゃないさ
たまにはいいこともあるんだ
だから そんなにしょげないで
ゆっくりでもいいから
歩いていこうと思うから大人もたまには目いっぱい泣いたって罰は当たらないさ
今日も明日も
涙を道連れに
時の川を渡る
今日も明日も
涙を道連れに
宛もなく
旅を続ける。
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退屈な一日だった
誰かの話に合わせて
相槌うち 笑ってた
ため息ばかりついていた
本当に くだらない一日だった
あまりにもなにもなさすぎて笑っちゃうような時間を過ごしていた
やがてあっという間に日は暮れて
道に並んだ電柱柱の影も伸び
カラスも巣へと帰るよ
僕ももうそろそろ帰ろうかな
そんな今日も あとで考えたら とても幸せな一日だったと
あたかもいい思い出のように 思い出すのかな
平和が一番というけど平和過ぎるのもつまらない
所詮つまらない一日
それでも何かが
うれしくて 悲しくて
大切な24時間
守るべきものや
失ってはじめて
知る悲しみや
それに伴う痛み
ふいによぎる不安
出会い頭の喜び
散らかったままの
心の中に
いつか忘れていた
思い出を思い出すとき 今日みたいな同じような つまらない一日がとてもいい一日に思えるような
悲しい今日に比べれば とても幸せな一日に思えるような
そんな そんな今日なら
さよならとは 言わないけど もうお別れだ
悲しいこともうれしいことも うだうだ言わず 過ぎたことは考えず 前を見て 歩きましょう
ほら、振り返れば
何もかもが いい思い出のような そんな気持ちが ただのつまらない一日を素敵なものに変えてくれるんだ
どんな今日も よく考えたら もう二度とかえらないんだな
だから大切にしなきゃいけないんだな
当たり前なことだけど当たり前なことが一番できないのが人間なんだ
長い人生の中のたった一日
それでも一度限りだ
尊くて 貴重な
素晴らしい24時間
大切な24時間
明日も明後日も
同じように
思えたなら
ただの一日も
されど一日
たかが一日
考え方ひとつで
如何様にも
なるんだよ
さあ あなたはどんな明日を生きていく?
たったひとつしかない1日を あなたは心から 大切にできるかい?
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冬の街 君は凍えた指先に 息を吹きかける
いくつもの 白い雪の子供たちが積もったら この街にももうすぐに クリスマスの飾りできらめくだろう
恋人たちの道は 平らに敷かれた 雪の道
ふたり歩けば 優しさが ぬくもりが ふたりの隙間を埋めてくれる
寄り添いながら
見上げた空に
星は輝くだろう
星は輝くだろう
冬のうたをうたおう。